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人志とたけし: 芸能にとって「笑い」とはなにか

感想・レビュー
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虎ボルタ
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ネタバレ想像していたのと大分違ったのかな。理屈っぽいな〜というのが、率直な感想。ま、今の松本人志さんに関しては、ネガティブな要素が多いからコメントは控えますが。ただ、こんなにボロクソ言いながら、何故両氏の映画に詳しいんだろ?とおもって読んでたら、映画評論家なのですね。そこは腑に落ちました。
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小林
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「たけしは批評を受け入れるけれど、松本は受け入れない」というのは納得する。『映画芸術』の柄本明との対談のおりに司会の荒木晴彦から田村孟の案を聞かされたたけしは、しきりに感心して対話の姿勢をみせた。一方の松本人志は……ちょっと想像できない。
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pudonsha
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「松本さんは、それこそが自分にとってまっとうなことだと思っているはず。なんなら事前に準備するやつはズルいとすら思っているかもしれない(笑)。文脈や関係性に頼らず、その場でいちばん最高のパフォーマンスを見せられるやつが強い。ダウンタウンには、確かにそういうすごさがあった。」(九龍ジョー)
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konagona
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他の人も書いてるように前半の著者本人による批評がぜんぜん面白くない。柳田國男だとか折口信夫の話が松本人志にどう接続するのかピンとこない。 松本人志を虚無扱いするのもなんというか目新しさもない。 なぜ元記事がバズって書籍化になったのか不思議だ…。 松本人志への批評をする人がいないせいなのかもしれない。 後半の対談は面白いです。 またこの著者の男性について言及している本や記事は面白いです。
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心に茨を持つ大人
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前半の筆者の部分は読むに値しないほどつまらなかった。余計な知識をひけらかしてページ数を稼いでるだけだ。 対談の部分は中々読みごたえはあった。ただ第七世代うんぬんはどーでもよかった!
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anken99
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以前より読みたかった本なんだが、筆者の視点?見方?が自分にはまるで合わず、面白く読むことはできなかった。ただ、マキタスポーツさんはじめとする対談については、著者以外の人の言葉に読みどころがある。最後の対談では女性芸人論なども出てきて、このあたりは本題とは外れているものの、最後の最後で読みどころがあった感じ。
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ns
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ネタバレM-1前にこういった対談集を読めてよかった。ビートたけしのカッコよさを汲み取れたのと、芸術と批評の距離についてあれこれ考えこんだ。松本人志に厳しいところはあるが、太田光との違いはネタをずっと作り続けているかどうかでなるほどなと思った。ビートたけしは映画、小説、芸人と全て別々の人間がやっているようにも思えてしまうのが凄いところなのかな。
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meòrachan
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松本人志に辛く,北野武に甘い.前半の論考部分は正直乗り切れない部分がありましたが,後半の対談はすごく面白かったです.本筋ではないけどマキタスポーツさんの自己評価のくだりも良かった.
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akihiko810/アカウント移行中
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松本人志と北野武を映画から読み解く。前半が松本、たけしを映画から読み解く論、後半が他批評家と、ふたりを考察する対談・鼎談になっている。印象度B  松本を「天才を詐称し続けねばならない凡人」とみなすところは同意。自分は関西人じゃないしダウンタウン世代でもないが、「今の」松本は持ち上げられすぎ。あと、本論より女性評論家の西森路代との「第七世代」芸人の評論をする対談の方が面白かった。「(宮下草薙ら)第七世代が醸し出す底辺感」というのはなるほどな、と思った。
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青
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始終、松本人志ってよく分からんってなってる本。個人的な感覚とずれていなかったからその点は安心した。あと、この本でまでLDHの文字をここまで目にするとは。
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サイバーパンツ
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文脈や関係性に頼らないパフォーマンスを芸としてきた松本だが、フラットな笑いの地平に全てを引きずり下ろした末に、自身がコンテキストそのものと化し、例えお山の大将になろうとも、神を演じ続けなければならない悲哀と矛盾を抱え込むことになった。ナンセンスな言葉遊びや過剰なまでの文脈の逸脱を得意とし、ときにルールそれ自体を問い直すような千鳥の大悟やジャルジャルを気に入っているのは、今の松本にはもうできなくなったものをそこに見ているからかもしれない。
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アナクマ
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創作物とその作者を読み解くことは、二重の意味で興味深い。まず、作品の解題への素朴な興味。そして、それがいったい何になるのか?だ。◉「松本のみすぼらしさの論理」(杉田)や「たけしの殺伐、松本の虚無、太田光は議論を厭わず真っ向勝負する」(マキタ)、「コウメ太夫は闇堕ちしなかったアーサー」とか、いちいち面白い。見事に解くものだなあと。◉その一方で「批評は芸能か」の議論も多少。このような本が社会に膾炙し賞味されるさまを思うと、基本的にこういうのは「芸」なんだろうなと考えてみました。悪くない社会だ。どっとはらい。→
アナクマ

◉(p.185)責任を取れる発信が重要なんですよね。やっぱり自分でケツを拭ける範囲の言葉を使うこと。そのためには、心技体の一致が大事だと思うんです。(マキタ・スポーツ)◉2章_ボケ(自分のダメさ加減を見せられること)が重要(マキタ・スポーツ)。

06/17 23:28
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おさむ
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ネタバレ「ダウンタウンは、師弟関係という伝統的世界から脱却し、笑いの民主化の象徴的存在」との指摘は的を射ている。とんねるずは、部活の先輩後輩関係のパワハラ的笑いという分析にも納得。いまある数多くのお笑いコンテストで松本人志を通さないものはないのだそうだ。そんな神になった松本に対し、たけしは今なお作っては壊し、ひたすら芸を磨き続けているとする。第七世代を中心に、最近のお笑いは、ツッコミが暴力的ではなくなったり、差別的なものがなくなったりしている。これは、笑いが社会と密接に呼応している証拠との批評が最も腑に落ちた。
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ばんだねいっぺい
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人志とたけしだけど、熱量的には、たけしと人志だった。たけしさんの方が語りやすくて、松ちゃんの方が語りにくいのか。そこへ、第三の男、爆問の太田さんが出てきて、なんか、嬉しかったり。お笑いの人間的なところと非人間的さ。これが重要。
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にしざわ
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言い過ぎじゃない…?というところもありつつ、著者があくまで私的な批評だと断っているのでまあいいとして、だいたいおもしろく読んだ。その場でいちばんおもしろいやつが勝ち、という松本人志のコンテスト形式は、伝統や文脈を軽視するということでもあって、たしかにいまの日本の社会のやばさってコンテクストを軽視したりその場でのわかりやすさを優先したりしてきた結果なんだろうなとも思ったり…。対談もよかった。Aマッソちょいちょい出てきたね。
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gtn
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著者いわく松本人志は「天才を詐称し続けねばならない凡人である」らしい。「すべらない話」や「IPPONグランプリ」も、他の芸人よりも松本の話の方が劣る等々例示するが、その前に、こんな先例のないフォーマットを創ったのが松本であることを忘れていないか。挙句の果て、爬虫類っぽい表情、非人間的なドヤ顔等、外見を中傷する始末。著者の経歴を見ると、1975年神奈川県生まれ、法政大大学院卒とのこと。松本に関する情報源が、全国ネット番組と、せいぜいDVD、著作本程度しかないことが知れる。時間が惜しいので、たけし論は未読。
けい子

130Rのファンクラブにも入ってましたwww。で、二丁目から出てくる松ちゃんの追っかけも。走り走り〜追いついた事なかったけど(笑)

05/09 14:55
gtn

130Rですか、渋いですね!板尾さんも蔵野さんも活躍中で何よりです。板尾さんのお笑い芸人引退宣言も、板尾流のギャグと認識しています(^-^

05/09 17:03
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原玉幸子
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著者と違い私は、松本は「ボケの引っ張り出し方」が天才だと思っていますが、笑いの根っこが小中学校の苛めの縮図っぽいところが尊敬出来ず、又、私の観たお笑いの映像がビートたけしの「映画は或る種の総合格闘技だが、松本は全然だめだ」との言い放ちに同意するものでした。サブカルを語る対談形式の第二章で分からない用語もありましたが、「薄っぺらい松本人志」と「全ての文芸活動に飽きてしまっているビートたけし」。それに、予感と期待はあっても起こっていない「お笑いの世代間闘争」。解るわぁ、の面白い評論でした。(◎2021年・春)
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じゅんポー
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批判したいのか批評したいのか、何を論じたいのか、知識をひけらかしたいのか、何の対談なのか、途中で読むのを止めてしまった。
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ちり
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この人の本を初めて読んだためなのか、ちまちまと色んな人の色んな言説を引いてはそれを援用して語り、の繰り返しで、著者本人の芯となるスタンスが見えなかった。本の中でAマッソの事件について、大坂なおみの名前を意図的に伏せてある箇所もあれば普通に名前が出ている箇所もあって、小さいことかもしれないけど、そういう不統一も、この人が一つ一つの物事に対して、真摯に自分なりのスタンスを持って文章を書いていないことの表れのように感じた。
ちり

意図的に聞き手に徹したのかもしれないけれど、総じて対談相手の方は具体的かつそれぞれの価値観がきちんと感じられる話をしているので、九龍氏が言っていた、適当なことをいう外野ときっちり現場に来ている人の違い、のような構図になってしまっているのでは。

02/08 13:01
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ミズグ
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松本の映画のそして笑いの作品どれをみてもわからなさががあり、それはなにか深い意味があるのだろうかと考えてしまうが、そう感じるのは普通の感覚で、そしてそれは単に凡人にはわからないと言って松本が自分を神格化した行為が故であり、実は中身空っぽなのだ。 納得。
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シルバー井荻
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「松本が笑えるものこそ現代社会ではお笑いの最先端のはずだ、そういう空気が作られた。松本という神を、若手芸人たちはつねに笑わせなければいけない。 たとえば『ドキュメンタル』はその極限であって、松本は文字通り、不在の神になっています。芸人たちが密室に閉じ込められて、スタッフも観客もその場にいなくなり、無数の監視カメラだけがある。 そこで芸人たちはデスゲームを強いられて、究極の笑いとは何かをひたすら考えさせられる。いわば、お笑い芸人の連合赤軍事件(山岳キャンプベース事件)みたいな陰惨さがあります」
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funkypunkyempty
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★★☆ つまらない。批評するための批評のような気がしてならない。著者との相性が悪いのを自覚してるのに本屋でパラ見した段階で“買う”という判断をした、自分が悪い。
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レンコン餅
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人志とたけし。どちらも芸能に生きる人であり、一方は、周りをいじり、一方は孤高で磨きまくった。見方や考え方は、哲学なども入り混じる論考でとっても面白い。そして、鼎談部分は、読み応えいっぱい。テレビ見ている人とあまり見ていない人の意見交換はとても参考になる。西森さんパートの第七世代話と人志が特によかった。批評を好まなくなったことなど
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今夜は夜勤の寺
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2020年の大晦日に松本人志論を読むとは思わなかった(まあ自分で選んで読んだのだが)。前半の松本論&ビートたけし論は映画を中心に論じており、観てない私には正直難しかったが、後半の対談、鼎談部分は分かりやすく面白かった。松本人志という人は多分、才能(天才)とは生まれつきのものだと信じており、学んで得たものを軽んずる傾向がある。以前テレビで、読書家である月亭方正の事を「あいつは答えのある事しかわからへん」と評していた。無から有を生む事に価値を置き過ぎて、それが先行作品に似ている事にも気付かない所がある。
あ 

昔、坂本龍一が「たけしは、どういう勉強してきたかわかるけど、松本は全くわからない」と言っていました。同感でした。たけしは、古今亭志ん生、談志、ゴダール、深作欣二とかわかりやすいんだけど…私は松本を天才だと思ったことは一度もありません。

01/01 18:37
今夜は夜勤の寺

あさん(о´∀`о)ノ 松本人志って確かに優秀なコメディアンですけど、「天才」というには才能が局部的で、ボリュームが足りてないんですよね。明石家さんまの方が巨大だと思います。

01/01 18:52
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