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詩人になりたいわたしX

感想・レビュー
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takao
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ふむ
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timeturner
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信心深さは時に危険を孕む。カルトでなくても子供に強要する場合は特に。思春期の女の子が直面する問題は万国共通だが、それに対してこんな戦い方もあるのかという発見があった。散文詩で書かれているので一文が短く簡潔で読みやすい。
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Nan
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ネタバレ敬虔なキリスト教徒のマミと女たらしで有名だけど家では無口なパピ。そして双子のツイン(と呼ぶ)。近所の幼馴染?のカリダーに囲まれているシオラマ(X)。身体が成熟するにつれて男子や大人の男性からもイヤな声をかけられるX。マミが言う神もホントにいるんだろうか?いやいないよな。と思う。クラスで気になる彼アマーンの存在も大きくなりマミの約束を破ることもしばしば。マミに反抗する子どもの成長の話といってはそれまでなんだけど、誰にも言えない想いをつづった詩に彼女自身も救われていく。マミとの対立シーンには涙。わかるだけに
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にたいも
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ネタバレシオマラはNYに住むドミニカ移民2世の高校生。厳格なクリスチャンの母は、女らしくなっていく娘にどんどんしめつけを厳しくする。双子の兄からプレゼントされたノートへ、鬱憤や葛藤を詩に書く日々だ。/物語そのものも全編詩で書かれている。圧巻は、シオマラの詩と母の聖句の応酬。〈「燃やしなよ!燃やせばいい。詩ならここにある」わたしはそういって、胸をこぶしでたたいた。〉どの登場人物も魅力的。特に恋人アマーンが、シオマラを尊重して行動したり、詩を贈ったりするのが素敵で、シオマラの母に教えてあげたくなる。高校生くらいから。
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●●
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ネタバレなんて。なんだってなんて魅力の詩なんだ。なんだ。歩いていたら、いきなり声かけられた、この本に。出して来た小学館も、凄い。地の文無しで、全部、詩なの、いい。好き。原文と訳文、並べて読みたいな。
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チタカアオイ
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【図書館】
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絵本専門士 おはなし会 芽ぶっく 
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『おすすめ!世界の子どもの本 2022』JBBY選 で紹介されている読みもの。 ドミニカ移民2世で、ニューヨークのハーレムに暮らす15歳のシオマラの声に出せない自分の心情を詩にして表現している。自分の心を解き放つ場所を見つけることは若い時には必要なんでしょうね。 【知らない世界をのぞくー音・色・形・数や言葉から広がる】
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もこもこ
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小中高とイッパイ悩んだ事を思い出す。 だから読んで貰いたいです。いっぱい読んで欲しいです。少し助けになればいいかなと思います。
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グーグー
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詩の形式で綴られたシオマラの物語。シオマラにとって「言葉」は、信仰心熱く厳格な母親や学校での生活から自分を解放することができる唯一のもの。言葉・詩を書き綴るだけでなく、声に出し、体で表現することでシオマラは成長していく。スポークンポエトリのことをこの本で知った。シオマラの物語は作者の物語でもあるのだろう。ビビッドな黄色をバックにして少女の口や詩を綴ったノート(?)から花が生まれてくる表紙の絵が象徴的だ。
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al_nih_al
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図書館本。気に入りすぎて自分用にも一冊買っちゃいました。アメリカで散文詩形式のYAが流行ってるのはなんとなく知ってたけど、こんなに心の柔らかいところをえぐってくるとは。 地の文が一切ない、シオマラの心の内側を直接のぞき込んでいるような描写がとてもよかった。作者の他の作品も翻訳してくれないかな〜。
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Mipo
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再々々読くらいです。とにかくすごい。歌うような詩で全編が綴られています。シオマラがとにかくかわいい。
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Frederick
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図書館で借りました。随分前にこちらで教えて頂いた詩形式のYA2018年刊。「でも、あれは贈り物のようだった」ドミニカ移民二世の16歳になるXiomara(シオマラ)。敬虔なカトリック信者のマミの束縛の元、艶冶な体つきへの周囲の目、厳しい戒律、パピへの負い目に対する思春期女子の疑問や怒りを、散文詩・自由詩・俳句等で綴る…血を吐くような全身全霊の叫びだった。ノートが燃えるシーンに自分も胸が引き裂かれる思いだった。シオマラを守ろうとする、双子の兄や親友カリダー、そしてアマーンの存在は羨ましい程。中学生以上→
Frederick

「『燃やしなよ!燃やせばいい。詩ならここにある』わたしはそういって、胸をこぶしでたたいた。『わたしを燃やす?わたしも燃やすの?燃やすんでしょ、燃やせるなら』」/『わたしは夢を見つづける』や『タフィー』のお蔭で、やっと読む気になれた。途中から完全にシオマラに感情移入したが、マミの激し過ぎる抑圧に反発しつつも何処か本当に娘を愛する気持ちも見えて苦しかった。親になれば多かれ少なかれ誰しもが持つ狂気かもしれない。

03/08 15:41
Frederick

兄の名前エグゼイヴィアはXavier、ザビエルの事のようだ。

03/08 15:51
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四男の母
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ネタバレ全部詩のような形で書かれているが、読みはじめると違和感ない。10代の女の子シオラマの厳格すぎるマミや家族との葛藤や想いが綴られている。マミがノートを燃やした場面はとても強烈だった。こんなに大事なものを奪う権利はないだろう、と。そこらへんから、シオラマがせつなくて泣けた。ガリアーノ先生の『言葉はありのままの自分を解き放つものなの』が、いい。とてもよかった。
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wildcat-test
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2021年 第24回やまねこ賞 読み物部門1位 http://yamaneko.org/mgzn/dtp/2021/12.htm#yomimono ・作品レビュー http://yamaneko.org/mgzn/dtp/2021/12.htm#hyomi1
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まる子
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400ページの厚さ。全ページが詩の形式で書かれている、初めての体験。高校生のシオマラ。恋だって、おしゃれだってする年頃なんだけど、カトリック系キリスト教の母は厳しい。というか、自分の考えをシオマラにおしつけてくる。そんな中で出会った「詩」の世界。詩、言葉が持つ力(エネルギー?)がいいな〜✨母VS娘の行方はいかに⁉️全米図書賞、ボストングローブ・ホーンブック賞、マイケル・L・プリンツ賞、カーネギー賞と、大きな児童書の賞を総なめにした話題作品(Amazonより)
美紀ちゃん

気になります🤩

11/02 02:01
まる子

美紀ちゃんが読んでいた『少女と少年と』がカーネギー賞候補だったので、そこからたどり着きました😊

11/02 08:56
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aki
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ネタバレ第二次性徴ですっかり女らしい体つきになった少女。敬虔で厳格な母との諍い。小澤俊夫さんの昔話についての講演で聞いた「子どもは親の見ていないところで、美しい本当の姿を現す(よい行いをする)が、親の前ではかくす」というのを思い出した。ともあれ子どもが成長するのはうれしいですね。詩であることをあまりを意識することなく、ストーリーを読みました。シオマラの心が詩で整うからきれいにひとつづきなのかも。一人称が心地よい。でもカイザーナックル装備して人をなぐる女の子はちょっと怖いなあ。そこがすごく引っかかっちゃいました。
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サトゥルヌスを喰らう吾輩
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ネタバレさすが今のアメリカYA。分断と悪魔化についてちゃんと考えた上で書かれている小説だと思いました。ほかにも10代の性と体について、非白人性について、あちこちフェミニズム的なテーマが織り込まれていて時代性を感じました。マスターベーションが出てくるYAというのを初めて読んだかも。詩の形式で書かれた小説である、という点もおもしろかった。
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ゴ
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詩に対するシオマラの思いや熱量に、とても共感でき、出会えて良かったなあと心から思える本だった。
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joyjoy
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詩によって語られる物語。言葉の力、詩の力。最後の詩篇の一節「御言葉はひらくと光を放ち、無知なものに理解を与える」を自分でもよく考えてみたい。自分のなかから出てくる言葉なのに、それが完全なオリジナルであることはありえず、どこかで読んだ(聞いた)借り物の言葉の継ぎはぎにすぎないのでは?と嫌気がさすことしばしば。でも、どんなものにしろ、言葉を発することで、新たな自分が見えてくる、言葉によって自分がつくられていく。よい言葉を吸収したい。そしてまた、言葉にできないものを感じ取り、表現できる力ももちたい。欲張りだな。
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haretane
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最初はとりとめのない言葉。ただ、心からこぼれ落ちた、まだ、その意味を知らない言葉。そのうち、言葉が動き出す。些細なことがきっかけで、ビリヤードの玉みたいに、あちこちの玉を弾きながら、思いもかけない場所に向かって。宗教、人種、性・・・日本のYAと比べて問題が多様で、心の揺れる幅が大きく、その分、ラストがダイナミック。10代の心にくすぶる熱はすごいね、主人公の、正しい方向に行こうとする力にも感動。
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yoshi
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15歳の少女が自分の言葉の力を信じられるようになり、人生を盛大に解き放つことができるまでの成長の記録。日記のような詩、詩のような日記が綴られてこのThe Poet Xの本そのものになっている。P.98『亡命』好きだなぁ。/毎日新しい曲を探しつづける。/まるで亡命先を探してるみたいだった。/この沈黙の世界からわたしを救ってくれるひとが必要だっただけ。/自分たちを傷つける、あらゆるもののことを言葉にしてくれる人たちが必要だっただけ。
yoshi

P.266『わたしの心は、手』 それも、固くにぎられ、 こぶしになる手。 きゅっと縮こまるもの。 レーズンみたいに、 きついTシャツみたいに、 丸めた指みたいに。 なのに、その指をつつんでくれる もう片方の手はない。 だからそのゆびは 自分に食い込むだけ。

05/04 23:02
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chicoco
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15歳の少女、シオマラはドミニカ出身の両親のこと、双子の兄のこと、自身の体の変化とそれによる周囲の変化など、どうしようもないもやもや、ぶつけられない疑問や怒りを抱えこんでいた。とくに信仰心厚い母親からの戒めは「呪い」のよう。思いを言葉にして書くことが救いとなっていく。誕生日にノートをプレゼントしたお兄ちゃん、GJです。シオマラは、Xiomaraというスペルなので、「The Poet X」なんですね。理解してくれる友から「X(エックス)」と呼ばれているし、自らもXと名乗って表現する場面もあって、かっこいい。
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そらこ
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わたしシオマラは、ニューヨークのハーレムに暮らす10年生のドミニカ人。母親は信心深くて言動に厳しく、シオマラは息苦しい。ボーイフレンドができ、先生からポエトリー部にも誘われる。でも、どちらも母親の意に沿わない。爆発しそうな日々の気持ちを、詩のように言葉で綴る。ふつふつと静かに波打ちながら流れていた言葉が、ラストで嵐のように激しく打ち付けてくる。独り立ちするとき、自分と親のあいだで葛藤するティーンズの気持ちが、赤裸々にあらわされている。信仰などの環境は違うけれど、日本の子どもたちも共感できると思う。
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かもめ通信
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“ノートのなかにかくれていたのは、それが泣かずにいる唯一の方法だったから。”母との確執、はじめての恋、兄の秘密、ポエトリー部と仲間達との出会い自分を表現することとは…。全篇詩で綴られた物語。読んでいるうちに胸のあたりがかあっと熱くなってきて、だんだん視界がにじんでくる。 この本のこと、この本に書かれた詩のことを、いますぐ誰かと話したいような、高揚した心持ちでありながら、この気持ちの高ぶりをどう伝えたらいいのかわからずとまどいもする。たぶん、書くのがいいのだろう。私もノートを取り出して。
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hotatehon
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後半はボロボロと泣きながら読んだ。居心地が悪くて、でもやり方がわからなくて自分を持て余してしまう子どもたちみんなが、ガリアーノ先生のような存在と出会えることを心から祈るよ。
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ぱせり
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シオマラの詩はのびやかで、ときどき火のようだ。私はマミが気になって仕方がない。 ここまで強烈ではないにしても私の中にも小さなマミがいると思うから。大きくなった子が親に思いがけない形で「抱きしめてくれると信じて」何かを始めることに驚く。抱きしめる側と抱きしめられる側がいつのまにか反転していることの気づきでもある。
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ねむ
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原作が評判がよかったので興味はあったのだけど、詩だっていうし日本語にはならないのかなと思っていたら、ちゃんと刊行されてめでたい。とはいっても主人公がはまるスポークンポエトリーの形式と思われる文体なので、形態としては詩っぽいけど、普通に文章として読めるようになっています。勝手にもう少し詩っぽい要素が強いのを期待してしまった。カリブ海からアメリカに移住した両親のもとアメリカ人として育つ高校生の青春の悩み。そんなに宗教観が強い文化とは知らず、その辺りをもう少し詳しく知りたくなった。
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Chiyo K.
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ネタバレ敬虔なカトリック教徒の両親、双子の兄と暮らす高校生シオマラ。母親からは同じように敬虔で貞淑であるよう求められるが、思春期のいま疑問や抵抗を感じている。その窮屈さをノートに詩のように書き綴っているが誰にも見せていない。本文は主に詩で、日付やタイトルがつきシオマラがノートに書き綴ったものであることがわかる。本来は負けず嫌いな彼女が感じている息苦しさが、どんどん立ち上ってきて読んでいて苦しくなる部分もあるが、なぜか心地いいのは、それが嘆きや自嘲だけに終わらず、誰かに届けたいという思いがにじんでいるからと思う。
Chiyo K.

高い評価を得ているということで、アマゾンで原書の表紙を見たときから興味を持っていた。母親や信仰との葛藤、女性として移民の子として世間から向けられている視線への抵抗感や無力感、恋や性への憧れといった色々なものが込められていて、しかし彼女の綴るものは瑞々しく闊達としていて、するする胸に入ってきた。彼女が言うように「どれも少し自分たちの物語のように思えた。」(p.326)シオマラは自分を「戦士」と言ったが、相手を打ち負かして終わりというのではなくラスト和解があったのもよかった。傑作。今年のベスト5には入れたい。

03/21 07:06
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Incisor
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シオマラの内から湧き出る、みずみずしくて力強い言葉、文章に圧倒されたり、パワーをもらったり、豊かな気持ちになった。そうした言葉や文章がとても自然で、きめこまやかな翻訳過程を感じた。母親との闘いがなくても、シオマラは言葉を紡ぐ人だと思う。だからこそ、みすごせなかったこの母親のありかたがつらい。
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星落秋風五丈原
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文章が詩みたいに配置されていた。
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スイ
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わーーーーん! 終盤はボロ泣きだった…。 良い本を読みました…。 厳格な母の元、ノートにこっそり言葉を綴る高校生シオマラ。 家庭環境、宗教、男に消費されたくないけれど憧れや欲望もある揺れ。 様々な悩みを詩に書くことで時に耐え、時に戦う彼女の姿に心が揺さぶられた。 ポエトリークラブに入ってからの彼女の眩いスパーク、聖書を語る母との対決、恋の行方…。 一つ一つが愛おしくて胸がギュッとなる。 十代に入ったら、娘にも渡したいな。
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ten
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主人公のXはすでに詩人だったし、原題が「The Poet X」だったので、タイトルの詩人になりたいってどういうことだろうと思ったのですが、Xが詩人であることはノートの中に隠されていて、だから、詩人になりたいというのは、スポークンワードポエトリーを通して自分以外の人にも詩人だと知られていくことなのかなと思いました。
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くれの
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自分の人生には縁遠かった思春期の少女の胸の内を追体験し読書の力を改めて実感しました。本書を通じて詩的表現の自由度の高さを知り、「言葉はありのままの自分を解き放つ」この一文の素晴らしさをしみじみと噛み締めました。
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ズー
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とてもよかった!母親が毒親すぎたり、シオマラの宗教感とかもすごくよく分かるし、ティーンズの禁じられたキュンキュンする恋模様とかたまらん。心の拠り所であり、才能に満ち溢れるノートいっぱいの詩。それが彼女を支えて強くする。詩っていいもんだなぁと思った。したくないことはしなくていい、やりたいことを胸張ってやればいいってこと。1番オッと思ったのはアマーンの自分を捨てた母への、考え方と言葉かな。
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