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つまらない住宅地のすべての家

感想・レビュー
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Kassy
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ネタバレ素晴らしく面白かった・・優しい人たち。止められなくて一気に読んだ、読んでて心からホッとする。人々の人生が交差して様々な視点があってそれぞれに考えを持って、それがあたたかくやさしく混ざり合う。世界中そうであれ!みんな幸せであれ!津村作品また一段好きが深まった。まだ読んでない本がたくさんあるのが嬉しい。丸川さんが奥さんと会えて、もしかしたらまた戻れるかもっていう救いがあってそこがなんか地味によかった・・
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サーモン
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ネタバレ面白い本だった。本屋で何となく手に取った本だったけど読んでみて結構面白かった。家庭事に複雑な家庭問題を抱えていてそれぞれの家庭が他の家庭にあまり干渉しないで生活していたが逃亡犯を見張るというイベントの中で徐々に関係性が生まれてきて家庭問題の解消に繋がっていったのはとても面白かった。少し登場人物が多すぎて序盤読みずらかったのがしんどかった。現代はあまり隣人とのかかわり合いなどは起きずらいが色々な人との関わり合いの中でしか得られないものもあるのかもしれないなと思った。
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ひよこ
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ドラマで見て、あの世界が大好きになり読みました。 ドラマを見たおかげで覚えてる登場人物の顔は浮かびました。 気になったのは、人が多い上に視点がコロコロ代わる事。その人の家族は下の名前で出てくるが、他人は苗字呼び、視点が変わればそれが逆になる。 家の配置図が巻頭に付いてますが、苗字のみです。 ドラマを見てない人には人物把握がかなり難しいのではないでしょうか。気にせず読んじゃうのかな。 私は名前や年齢などを全部メモして、やっと理解できました。 その上で、やはりこの世界が好きだなあと思いました。
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しそゆかりうめこ
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今までも津村さんの本にいやな人は出てきたけど社会的に困った人が出てきて、えー。えー。ってすこし戸惑った。ところで今期地域の縁もゆかりもない人と協力する場面に直面して考えるようになったことと本の内容が似通っていて、時たまあるこうゆう本との出会いを色んな人に話したくなる。
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み
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ネタバレそれぞれの住宅の複雑な家庭環境と横領の罪を犯した逃亡犯が絡んでいく様は圧巻でした。
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てたんれーる
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名前と名字を紐付けするのにあくせくする。後ろ向きな充足感、感情に起伏のない人たち、暮らすのではなく寝に帰るだけの住宅地の表現として分かりやすい。足りなかったのは一歩踏み出したコミュニケーション。身勝手な行動を取る(取ろうとしている)方たちの行動の相手の気持ちの無視っぷりが読んでて恐怖
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タスボ
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70点
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黄門さまじゃ
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どんなに幸せそうに見えても、どの家にもいろんな苦しさがあるんだよねと思った。
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めだいさる
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住宅街の群像劇 書き分けがしっかりしているので、登場人物の数の割に読みやすかった。 「そうはならんやろ」と思いつつもしっかり落としていて、妙な魅力のある小説だった。
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花束
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登場人物が多い。逃亡犯とその実家周辺の話。ヒロピー良かったね。ご近所付き合いって難しいよね。
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タンタン
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★★★★★☆☆☆ 雰囲気や文章は スーッと入ってきて 読みやすい、がしかし 登場人物が多くてややこしくて初老にはハードル高いな〜 その都度 登場人物の説明をがあるような描写だといいな〜
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yu
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ネタバレ少しの会話で、少しの優しさで、人生って変わることがあるのかもと思える。特に中学生たちの優しさと勇気に拍手!ヒロピー良かったねぇ。
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いちごみるく
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"ならば自分は、彼女に恥じない人間でいるべきなんじゃないだろうか。自分が罪を犯すようなことを、彼女に共有させてはいけないのではないか。布宮エリザは絵以上の存在だと望は思いたかった。自分が彼女にそれだけの力を与えたいのであれば、自分は彼女に恥をかかせるようなことをしてはいけないのではないかと、望は思い至った。"
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じん
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「横領で服役していた女が刑務所を脱走した。地元に向かっていると思われる。」脱走犯の生家に近い古い住宅地の家々がそれぞれに事情を持ちながら事件に反応するさまをそれぞれの立場から描く物語。近所を歩くとき、人は職場や親しい付き合いの中とは全く違う風に見られているのかもしれない。
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新田新一
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この作品は、平凡な住宅地に住む様々な人々を描いています。中学生も出てきますし、70代と80代の夫婦も出てきます。犯罪を計画している危うい精神状態にある男性も登場。登場人物たちの書き分けは見事です。彼らが刑務所から脱走した女性の接触することで物語が進みます。読んでいて感動したり、爽快感を感じる小説ではありません。自分と同じように平凡な人達のくすんだ日常が浮かび上がります。それでも、私はこの小説に大きな救いを感じました。結末で脱走犯に向けられるさりげない優しさが描かれ、それには真実味がありました。
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KEI
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10軒の家が建ち並ぶ住宅地。ある事件を契機にその家々の人々が交錯していく様を描いた群像小説。 読んでいく過程で最初に載っている住宅地図と家族構成、名前を確認する羽目になります。 最初の各家庭の抱えている事情を読み込むのに苦労したけど、後半は一気に物語が進んでいった。 ネタバレは避けますが、物語を通じて自分の生き方や地域近所との関わりにも思いを馳せてしまいました。
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大阪のきんちゃん2
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図書館から単行本で読了、こちらで登録。 業師(わざし)ですね~津村サン!「つまらない」かと思いきや、とても面白い小説でした。 返却期限の迫った他の本の合間に読んだので、集中力を欠いて途中混乱しましたが、冒頭の見取り図を何度も見返しながら登場人物の抱える事情や、段々と繋がっていく様がクッキリと。 大人たちだけでなく子供も色々考えて… 最後はみんな良い方向?に向かっていくのがホッとします。 それにしても一人ばあさんが呆れるやら腹立たしいやらw 防犯のため灯りはちゃんと点けましょう〜♪
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ワタ
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この小説は、関西圏の主要都市から特急と普通列車を乗り継いで75分、スーパーとコンビニ は歩いて10分のところに1店舗という静かな住宅地の一角が舞台。登場人物は、そこに暮らす10世帯25人ほかその友人など総勢30人強。読者は住宅地の地図と本文を何度も往復しながら、読み進めることになる。つまらない住宅地のすべての家、この世にたやすい仕事はない、君は永遠にそいつらより若い 。津村記久子の作品はタイトルが秀逸だ。
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みぃ
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はぁー面白かった。いつもほどのらりくらりとした無駄な(実際は無駄じゃないけど)描写が少なくておやと思いながら読み進めたけどちゃんと面白かった。読後の満足感が気持ちいい。人それぞれに人生があり、無関係なことなんてない。少しのきっかけで気持ちは変えられる。押しつけがましくなくさりげなく人間社会も悪くないなと思わせてくれる。他人からは名字呼びでも自分の視点では名前表記になるのも一人ひとりを尊んでいるようで好き。「いつかは会えるだろう。幸せではなくても、最悪なわけではないどこかの時点で」
みぃ

「だから何も省みない、という声だった。国のない女王が発したような」

01/26 08:47
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幸
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何度も住宅地地図を見返しながら読了。厄介そうな近所付き合いも、せっかくの縁あってのご近所なんだから、少しは影響しあって生きていきていくのも悪くないな!と思わせてくれる、心温まるラストだった。
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ろべると
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路地の両側に並ぶ、何ということもない一軒家に住むのは、老夫婦や妻が出ていった父子や一人暮らしの男女など、さまざまな人たち。特に親密な交流はなかったのだが、刑務所からの脱走犯が紛れ込んだことから、関係が構築されていく。様々なもつれがやがてまとまって、最後は落ち着いて終わるのだが、「水車小屋のネネ」で感じたほのぼの感が、本作品でも強く感じられる。根っからの悪人は存在しない。こうした「三丁目の夕日」的な世界にほっこりしたいところではあるが、わたしはアマノジャクなのか、いまいち乗りきれなかったのであった。残念!
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プランター菜園
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ネタバレすごく面白かった。登場人物が多くて、苗字ではなく名前で物語が進むことにわかりづらさといらだちも感じていたが、読み進めるうち、あえてなんやな。と気づいた。メモをとりつつ読んで、あ!もしかして?と気づいていくのも楽しい。 人生って、悪いほう悪いほうにいってるなあというときがある。でも、誰かのちょっとした声かけとか、関わろうとする行動で、変わることもある。自分もそんな誰かになれたらいいな。 津村さんの作品はこれで4冊めかな?一番面白かった。いつも思うけど、作家さんてほんまに賢いわ〜。
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こまねこ
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ネタバレすっごく人物が複雑だけど、再読では関係図書いてやっと理解できた。人が繋がることで(住宅地に紛れ込んだ当防犯を監視せよ!)、望は犯罪をせずに済んだし、三橋家は発達障害のある息子を軟禁せずに済んだし、みづきは山崎さんにごはんの作り方とか教えてもらえるように。生きる希望を持ったり、助け合ったり。つまらなくなんて無い、ちゃんと人の人生が家族の数だけあってよかった。逃亡犯の昭子は昭子で、父が死ぬ前に事件の真相を聞き出したり、ムショ仲間の手紙を渡しにいったり目的があったと。それぞれの家庭の事情が垣間見得て面白かった。
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amico
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住宅配置図とともに、各家庭の家族構成とフルネームがあったらよかったのに。そうしたらもっと楽しめたはず。脱獄犯が逃げ込んだと言われるある住宅地。一見普通の住宅地のようでいて、それぞれの家の事情が見え隠れしている。といっても、どこの住宅地もそういうものよね。ここの住人は、この先も大きくは暮らしは変わらないかもしれないけれど、なにかいい方向へ進むんじゃないかと思っています。自分の隣近所はいい方ばかりだけど、実は隠された秘密があったりして、なんて思いながら読みました。
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りゅう☆
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妻不在の父と息子、大学勤務夫婦、放任母と姉妹、レジ打ち女性と同じ職場の警備員は老夫婦と仲が良く、児童拉致を企む男、実家に戻ったエリート息子、夜は真っ暗な大家族、息子を閉じ込めようとする夫婦。そんな住宅地の近くに逃亡犯がいるとの情報が。自治会長が老夫婦宅で順番に見張ろうと提案。意外にもみんな素直に(?)に集合。犯罪女はなぜ逃亡したのか?とにかく登場人物が多くてメモ必須。だがこれをきっかけに住宅地の住人たちの距離が縮まる様子がいい感じで、まさかの接点で繋がる関係に驚きの連続。もうつまらない住宅ではないですね。
ぱるむ

ほんとメモ必須だったよ。息子を閉じ込めようとする夫婦が善人なだけに怖さが増したね。面白かった!

12/17 18:44
りゅう☆

ぱるむさんのメモすればよかったコメントがあったので、最初からちゃんとメモできたのがよかったよ。ありがとう!色々なことが繋がって面白かった~

12/18 09:44
3件のコメントを全て見る
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ミシェル
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あなたの隣人はどんな人か知っていますか? 脱獄囚が自分の住む住宅地に向かっている。どうやら、この辺りの元住人らしい。 脱獄囚から街を守る為、交代で見張りを立てる事にした丸川家の父子家庭(母家出中)父。 小さな子供も巻き込んで見張りをしていた割には、あっさり突破され盗みまでされているのがシュール。 隣の芝は青いと言うけど、この住宅地の人々は周りから見ても結構怪しいし実際に女児誘拐や監禁の犯罪予備軍もいる。 結局は脱獄囚から街を守ることで、少しだけ各家の事情が好転した。
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遙
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★★★⭐︎⭐︎
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紗世
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横領の逃亡犯が逃げ込んだらしい住宅地の各お宅の生活の話。面白かった。登場人物の多さに戸惑い、思い切って細かく把握するのを諦めましたがだいたい大丈夫でした。それぞれのお宅の事情、そして逃亡犯の行方と目的など、読み進めていくうちに明るくなってきて読書の食指が止まりませんでした。最後も良かった。読後ドラマ化されていたことを知りました。けど、小説で読めて良かったと思う。
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まろまろ
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最初の5~6ページで2年前にドラマで見ていたことを思い出し、先が読めてテンションが下がった。路地を囲むように並ぶ住宅の面々、特に親しい付き合いはなかったのだ。ところが刑務所を脱走した女が近くに来るかもという不安から総出で見張りをすることに。普通はあり得ないようなシチュエーションが無理だった・・。
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鵙屋
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ネタバレ★★★★★ 脱獄犯の接近を契機に、どこにでもある10軒の家族の闇と未来が明るみに。キャラの多さに慣れてからは一気読み! リアルな家庭問題あり、ドラマティックな展開あり、だけど底にはずっとほっこり明るい希望みたいなものが感じられて、安心して読み進められた。大柳くんの大それた計画には心底驚いたけど、笠原老夫婦との交流にこれまたほっこり。脱獄犯とつまらない住宅街のすべての家とがつながり、ゲーム仲間の三人が集い、JDはお人好し講師に回収され、手紙は無事届き、これぞ大団円てなラストに拍手。ドラマ見とけばよかったぁ。
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むっち
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ちょっとミステリーぽい作品だけど、やっぱり人のつながりと家族の物語を語るのが津村さんだなあと思える作品津村さんの感性が好きです。
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しーし
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覚えられない人が何人かいて、話が入ってこないからむいてないですねー
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wako
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とある住宅地の10軒の家々。年齢も家族構成もさまざま。ある日、刑務所を脱走した女が近くにいるというニュースが飛び込んでくる。みんなで順番に見張りをすることに...。登場人物と家の場所を確認するために、何度か図解に戻りながら読みつつ、途中からはついていけた。人も家も外からでは分からないことがたくさんある。近所の方との交流から思わぬところで繋がっていき、最後は謎も解けて良い方向に進む。笠原老夫婦が良い味だしてた!ドラマ化してたらしいので機会があれば見てみたい。
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よきりん
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登場人物の多さと家族構成の複雑さに少々めげましたが、脳内で映像化されるようになれば十分楽しめます。脱獄犯の登場からドミノ倒しのように繋がる驚きの連続に、心揺さぶられました。つまらない住宅地のすべての家のつまらない人たちのこれからに幸あれ!!
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にゃも
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これ、NHKでドラマ化されたやつだ。イノッチがイノッチだったなということと断片的な映像の記憶しかないが、文章が一番の魅力だと思える津村さんの作品をどうドラマ化したのか気になってもう一度見てみたい気もする。刑務所を脱走した女性受刑者、犯罪を計画している男、うろんな秘密を抱えている気配の夫婦など始まりは実に不穏だったが、それまでとは少し違ったご近所同士の交流が生まれ徐々に大団円に向かっていく様が面白かった。恵一をはじめ子供たちの先入観のない目線がとてもいい。
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tukasa
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「自分は怒りに勝てなかったからやったんですよ」終盤ある人物が言う、この言葉が強く印象に残る。私は津村さんの小説から、ユーモアで覆った諦観と、諦観の奥底でふつふつと溶岩のように滾る怒りを感じるのだけど、その怒りをどうすればいいかの話でもあったように思う。踏みにじられた者が、その怒りに囚われ、また別の誰かを踏みにじる。そんな不毛な連鎖も、何でもない挨拶のような会話や、善行と言うほどでもないちょっとした親切で、止まることだってあるのかもしれない。大量の人物が登場する群像劇で序盤はかなり混乱したが、読後感は充実。
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ezoome
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登場人物と家族構成が多くて、地図と家族構成の頁に行きつ戻りつしながら読み進めたが、逃亡犯とそれぞれの家族の様子がわかってくるに連れどんどん加速。直接じゃないにしろいろんな形で住人たちの関わりが生まれていく。みづきや博喜、望が救われたのも、知らないうちに関係しあっていて、私たちもどこかで誰かに知らずに誰かに手を差し伸べてたり差し伸べられてるんだよな、と。社会の縮図が、このつまらない住宅地、の中に凝縮。幸せな話じゃないけど、最後みんな落ち着くところに行き着けて、安心感を持って読み終えた。
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よしみ
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近くに住んでいるだけ。それだけでも人は少しずつ影響しあって生きている。 つまらない住宅地で起こった事件とドラマ。
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ヴェネツィア
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ネタバレ登場人物がやたらに多い。住宅地の10家族24人と昭子、由歌と主要な人物だけで26人を数える。また、普通は階級的にも、暮らし方の上でも、もう少し統一感があってしかるべきなのだが、この住宅地に限っては世帯構成や生活感も全くバラバラである(この点の不自然感は否めない)。したがって、それを繋ぐ役割をするのが逃亡犯の昭子である。初出が「小説推理」なのだが、ミステリーというわけではない。では、何なのだと言えば、実は最後までよくわからない。しかも、最後はあちこちの家庭の問題までが解決して、メデタシメデタシである。
朱

ナイスをありがとうございます。何故かページをめくる手がとまらない不思議な小説でした。牛すじの煮込みが犯罪を未然に防ぐ🤣🤣のが私にはツボでした🤣🤣🤣

10/20 22:05
ヴェネツィア

朱さん、あれはへんな解決の仕方でしたね。もっとも計画段階から妄想に近いようなものでしたが。

10/21 03:38
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