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鳥居の密室世界にただひとりのサンタクロース (新潮文庫)

感想・レビュー
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gunners
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ネタバレはじめてサンタクロースからプレゼントをもらった日に母親が殺害されてしまった少女。この密室殺人はサンタクロースが犯人なのか――若き御手洗が挑戦する謎と人間ドラマ。時代背景や舞台設定はベテランらしい。現実主義者である御手洗がみせる優しさがシリーズを読んでいる読者にはたまらない。
0255文字
美桜
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ネタバレ島田荘司2冊目の感想として、説明が長ったらしいと感じる文体があまり自分には向いてないかも。面白いし続きが気になるけれど、長ったらしい箇所は読み飛ばしてしまう。国丸さんはいい人?➝半井一家をよく知らない第三者から見ればロリコンと子供好きは紙一重…+不倫最低+不法侵入で犯罪気持ち悪い➝最後の最後はいい人、と印象が変わる。
0255文字
tamy
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ネタバレ(以下、自分が涙腺が緩いと再認識しての感想) 喫茶店では中断し、通勤車中では堪らずハンカチで鼻をかんだ。どの章からだろう、もうタオルとティッシュを傍らに置かないと読み進められなくなった。脱水してしまうかと思った。義父の喫茶店を引き継ぎ胃の弱い夫を支え心労を感じ始めていた美子。ある明け方、実弟から姪の楓を連れ出し引き取るよう連絡を受ける。妻が殺されているというのだ。事件は妻の愛人と目された国丸という男の逮捕で終わると見られたのだが。楓が高校生となった今、御手洗先輩の推理が彼と彼女の背中を押す。
tamy

青柳碧人さんの解説も素晴らしい。

06/06 21:00
tamy

推理作品としては、おそらく謎を解けた方は多いのではなかろうか。

06/06 21:02
0255文字
金谷
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ネタバレ☆☆☆☆ 冒頭が謎すぎて、どんな畳み方をするのかと思ったが、なるほど。結局幻覚オチかーとやや残念。そこに至るまでの理論は大変面白かった。京都の立地が大体わかってるのもあって、想像しやすい。そしてとても切なくていい話。
0255文字
barcarola
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ネタバレ鳥居は有名なあの鳥居。さて、振り子が登場した時点で、あれかなと思ったら大当たり。しかしまぁ本作はトリック云々や真相がどうだったということよりも、ドラマを楽しみたい。
0255文字
Tonchan
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ネタバレ御手洗潔にはクリスマスが似合う。幻想の季節だからだ。 若い御手洗が大学進学に悩む若者を救ってくれる。 「大学で教えてくれることなんて実はたいしたことじゃない。大学を出てから何を、どのくらい勉強するかが勝負なんだ」 私もよい歳になってしまったので本当にそうだなあと思う。 密室の謎を解くことは勉強すればわかること。その後の影響とかを慮れるかどうかが大事。
0255文字
toon
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ネタバレ御手洗さんシリーズ。伊坂さんオススメの短編で御手洗さん初読みして気になってた御手洗さんシリーズ。クリスマスシーズンだからって最新から読んでしまった。悔いはない。よかったから。とてもよかったから。何がいいって子供の夢を守る大人達、かっこいい大人達の活躍が見れるのがいい。ドロドロで汚い世の中だけど、こんな人達が現実にもいるといいな。あと、あとがきも良かった。少女の純粋な質問と、新聞社の見事な回答。サンタがいない?私も簡単にその意見には同意したくない。
0255文字
まさのすけ
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ネタバレ御手洗潔シリーズ。事件そのものはかなり陰惨だけど、終わり方はセンチメンタルで悪くない。あれとかそれとかの名作には及ばないが、十分楽しめた。大掛かりな物理トリックは島田荘司らしい。プロローグで現れた魑魅魍魎は、単に悪夢か幻覚ってこと??
0255文字
いのり
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ネタバレ自分が悲しかった分、相手に優しくできるというのはすごいことだと思った。楓ちゃんがずっと国丸を信じていたのが良かった。サンタクロースの正体に気づいているのもよかった。共鳴でいろんなことが起こせるのだなと感心した。少しの力が多大な被害をもたらすことになるなんて面白いなと思った。まさに、風が吹けば桶屋がもうかる。
0255文字
三毛(雑種)
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ネタバレ社会派一辺倒だった日本に本格を復興させた立役者の1人とも思えないトリックのキレのなさ。本文のほとんどは昭和の陰鬱な男女関係と孤独な子供の話で、読むのがしんどい。かつては日本のミステリーの中で一番好きな作家だったのにな…。
0255文字
とろこ
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ネタバレ世の中には、自分の子どもを愛せない親がいる。その一方で、自分の子どもではない相手に無償の愛情を注げる人間もいる。国丸は、楓に過去の自分を見たこともあり、とことん優しく接した。そして…。トリックがどうこうというよりも、楓と国丸の心の結びつきが印象的だった。ラストは泣けた。また、これまでに読んだ御手洗潔が登場する作品の中で、この作品における御手洗が一番優しい気がする。
0255文字
浮
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ネタバレクリスマス絡みになるとほっこりするストーリーになるな。ちょうど読み出しのがクリスマスの時期だったのでいいタイミングだったと思う。舞台は京都。そして錦天満宮のリアルに実在する、建物に挟まれた鳥居(鳥居が挟んでいるのかビルが挟んでいるのか)。これをトリックに仕立て上げ、しかも密室にするんだから島田さん凄すぎる。振動と共振ね、小学生の夏の工作で似たような物作った記憶あるわ。国丸さんがひたすらに楓ちゃんを思っていて泣けた。おかげでひねくれる事なく来れたよって楓ちゃんも自覚していて。ラストの種のくだりがとても好き。
0255文字
gao
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ネタバレ最初はホラー系?と気が重くなったが、読後感はよかった。国丸さんも楓さんも冷静というか、俯瞰してるというか、色々考えさせられた。2人とも幸せになってほしい。
0255文字
のん。
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ネタバレ島田さんお初!これシリーズものなのかな?御手洗さん、ぱぱぱっと謎を解いちゃって凄いなあ。とにかく楓ちゃんがいい子で…。父親が母親を殺しただなんて、私だったら受け止めきれないわ。国丸さんのおかげかな、まっすぐに育って本当に良かった。御手洗シリーズ、他の作品も読んでみたいな。
0255文字
いっくん
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ネタバレ錦天満宮の鳥居脇の自宅一階で女が寝室で絞殺されていた。犯人として彼女の夫が経営する鋳物工場で働いていた工員が逮捕されたのだが…。トリックは何度も思わせぶりな感じで繰り返されるのでわかっちゃうレベル(笑)なのでそこを期待して読むと辛いかなと。だけどとってもハートウォーミングな一冊で面白かった。あのプロローグは朦朧とした目撃者だったのかな⁉️ネットで調べたら実際にあんな建物が本当にあるなんて、そこが一番驚きました(^_^*)
0255文字
白柄/追加コメントでもネタバレしている事があるので注意してください
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ネタバレ母親を殺したのは父親。鳥居と父親の工場の大型ファンと換気扇により共鳴が起こり鳥居の刺さっている国丸のAPと楓の母の店周辺で不眠やせん妄が起きていたまた、振動によりクレセント錠が外れるこれに気がつき楓にクリスマスプレゼントを国丸が贈ろうとする。母親を殺した父親は国丸が犯人だとメモを残し電車へ投身。楓の親を人殺しとしたくない国丸が罪を被り投獄。若き日の御手洗が謎を解く。トリックを順を追って解説し国丸や楓、それぞれの親の心情を丁寧に辿る。これは初期には見られなかった。トリックドーン!ドヤ!ではない。
白柄/追加コメントでもネタバレしている事があるので注意してください

龍臥亭事件で止まり久々に読んだ御手洗は作成時期が約30年と言うこともありなんと言うか丸くなっていた。トリックをほぼはじめから開示していく手法は今作だけなのか最近なのか気になるので遡ってみようかと思う。どこで私が知る御手洗になるのか。。登場人物の機微に重点をあてるのは悪くはないが御手洗に会えた気がしなかった。思い出補正なんだろうか。。。やはり石岡君に隣にいてほしいな。

11/01 22:49
0255文字
ビキタン
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ネタバレ冤罪を受け入れたのはサンタクロースの正体を楓に知られたくなかったから。つらい人生の中で人間の醜悪な面を見てきた国丸にとって、楓との記憶は誰にも侵されたくない聖域のようなものなのだろう。自分の命に代えても守りたかった。数ある御手洗シリーズの中でも屈指の聖人である。楓との再会も感動的だった。楓はサンタの正体がわかっていたが育ての親に迷惑をかけるし、密室のトリックもわからなかったので沈黙するしかなったということか。この事件があったから、御手洗は『セント・ニコラス』で美紀ちゃんを親身になって助けたんだろうな
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電子書籍よりも紙書籍
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ネタバレ久々の読書は、島田荘司作品。 おなじみ御手洗潔が登場する作品であったが、タイトルにある密室の謎は物語が進む段階で解決してしまう 果たして謎解きの醍醐味は在るのだろうかと多少心配になりながら読み進める。 が不安はあっさり良い意味で裏切られる。人間味のある暖かいエンドに感動してしまう!
0255文字
ら゛
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ネタバレ本日1冊目。再読。読んだはずなのに途中まで読んだことすら忘れていた、勿論ストーリー展開も真相も忘れていましたから、新鮮そのもの(苦笑)。御手洗シリーズの売りである、御手洗さんがすぐ真相に気づいて何も言わずに暴走して解決して気がついたら一件落着、といういつものパターンでした。まあ、謎に関しては相変わらず読者を惹き付ける謎でしたが。個人的には良くできた話だけど、御手洗シリーズの謎解きを楽しみにしている読者からしたら、他の御手洗シリーズよりちょっと下かな。
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ちづこ
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ネタバレ最後国丸さんは救われたけど、美子お母さんはこれから苦しむことになったんじゃないのかな。そこだけすっきりしない終わりかたでした。
0255文字
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鳥居の密室世界にただひとりのサンタクロース (新潮文庫)評価99感想・レビュー20