読書メーター KADOKAWA Group

安全保障戦略

感想・レビュー
11

データの取得中にエラーが発生しました
感想・レビューがありません
dahatake
新着
素晴らしい内容。 「生殺与奪の権を他人に握らせるな」義勇さんの言葉。 日本という国は、他人に握られている国家ということとを痛感する。 安全保障は、パンデミックや地震と同じリスクマネジメントであり、準備80%の世界。特別視はできない。 歴史に深く立ち入ってるし、そこから今の日本周辺の特に中国政府の思考が読み解ける。そして、未だに55年体制から抜け出せない欠落した知識での論争がよく見える。 国家安全保障会議の意義を理解できたのも良かった。 「知らぬは罪」だと思う。 同じテーマでの別の著者の書物も読まねば。
0255文字
ZeroZeke
新着
実務的。特に第Ⅰ部。
0255文字
チョフ
新着
不毛なイデオロギー論争から離れて現実的な安全保障戦略を語るべき、という主旨は個人的には賛成。 序盤は、後続官僚に向けて書いたのかと思わせるほどそういうメッセージ性が強い印象。思想、良心、あたりの記述が観念的だったり、安倍政権を支えた人としてのポジショントークと取られる記述も多かったりしてこの辺は賛否両論ありそう。学術書として読む本ではないかも。 平和ボケ、と言われても仕方ない世代として、巻末にある読書案内も参考にしつつ安全保障関連のリテラシーを高めていきたい。
0255文字
プレミアムモルツ
新着
同志社大学での講義をまとめた本書であるが、学生だけではなく政治家(特に安全保障に無関心&ピンボケの野党議員)や官僚に読んでもらいたい。
0255文字
Hiroo Shimoda
新着
政治的ポジションの色が強いが、それ故にいまの日本政府の考え方の背景が理解できる。
0255文字
十割そば
新着
日本の安全保障をめぐる環境を、紛争の表面的な事象にとどまらず、相手国の構造的要因まで明らかにして解説してくれている。例えば、韓国は国民を統合するために新しいアイデンティティを確立する過程にあること、中国はナショナリズムという「虎」の背に乗ってること(このため、背から降りたら食われる)などが豊富な歴史的視点から説明され、これらが対立を乗り越えるための課題として明らかにされる。また日本の今後の立ち位置は、アジアの自由主義圏のリーダーとなることにあると説かれる。安全保障の現状と今後を考える視座を与えられる一冊。
0255文字
トビケ
新着
昨今の国際関係は、歴史を感じさせる、温い風が吹いていると感じる。台湾のリスク、香港の手遅れ感。何とかコントロールして、いずれ中国が人口的に草臥れるまで今の状態を維持できるのか。業務上も真剣に考えざるを得ない。プライベートでも気にせざるを得ない。極度に単純化された解釈がそこかしこにあったり、安倍さんに対するコメントの嘘臭さは鼻に付くが、とても強度のある、網羅的な整理は参考になる。
0255文字
わび
新着
内閣官房副長官補としてNSSの創設・運用の中心的役割を担った著者が体系的に著した戦略論。岡崎久彦的なリアリズムを受け継ぎ、具体的な現状認識と提言は実務家らしく非常に的を射たものだが、ポジショントークが目立つ部分もなくはない(中でも北方領土問題の歯切れの悪さは印象的)。一方で歴史に関する部分は碩学ぶりを遺憾なく発揮して自在に論じている。良心や愛といった普遍的価値観の存在を前提とした単線的な歴史観にはやや面食らうが、FOIPなどに通底する近年の日本外交のバックボーンとして読めば非常に興味深い。
0255文字
TOKUMOTO
新着
大学の講義をまとめたものとあるように、20世紀日本の外交、安全保障、国家運営の仕組み、領土問題など、入門の理解に役立った。
0255文字
Ryo Sogawa
新着
軍事一辺倒になる事なく、外交にも重きを置いて、安全保障を総合的に論じている。医療、科学技術、環境土木といった分野の政策との連携にも言及、一部に偏りを感じる主張もあるものの全体の質は高い。
0255文字
だいちゃん
新着
日本の安全保障について、包括的に書いていて、よくまとまっている良書であったと思う。 課題認識やその処方箋を含め、さすが長年NSS次長を務めた方だなという感想。 他方、全体の論旨からすると瑣末な問題かもしれないが、帝国陸海軍や自衛隊の組織に関する不正確な理解や、ラインとスタッフの違いへの無理解、マハン一色に傾いた海軍戦略の理解など、軍事面に関しては若干違和感を覚える部分があった。
0255文字
全11件中 1-11 件を表示
安全保障戦略評価52感想・レビュー11