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見知らぬ人 (創元推理文庫 M ク 28-1)

感想・レビュー
346

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makiccho *゚
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読み進むにつれて登場人物のみんなが怪しく、楽しみながら読了!まさか、あやつだったとは!続編もあるとのことなので読んでみたい。
0255文字
夏
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MWA賞最優秀長編賞受賞作。クレアが勤めるタルガース校で、親友のエラが殺害された。遺体の側には、「地獄はからだ」と書かれた謎のメモがあり、それはクレアの敬愛するホランドの短編に登場する文章だった。そして奇しくもタルガース校の旧館は、かつてのホランドの邸宅だった。エラはなぜ殺されたのか。なぜホランドの短編に登場する文章が書いてあったのか。クレア、部長刑事のハービンダー、そしてクレアの娘のジョージアと、三人の視点で物語は進んでいく。犯人候補が多数入り乱れる構成や、物語の核心に迫るにつれての緊迫感が秀逸だった。
夏

★★★★☆

02/06 10:10
0255文字
なの
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ネタバレ書評に惹かれて何となく読んだ。現代のイギリスと19世紀のゴシックホラーが交互に語られる上、殺人を発端とする現在のストーリーが3人の視点から語られる、という構成に戸惑った。面白くない訳ではないのだけれど最後に消化不良に感じたのは、犯人の人物像が浅かったせいか。(ちなみに、読み始めてすぐ「この人怪しいかも」と思った人物が犯人だった。)未訳の続編があるようだが、日本語訳されたとしても手に取るかどうかは微妙なところ。
なの

追記)続編はすでに日本語訳が出ているらしい(「窓辺の愛書家」)。好意的な感想が多いようで、読むかどうか迷いが出てきた…。

01/24 09:44
0255文字
W
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こういうのなんと言うんだっけ?見立て殺人? 英語教師のクレアの周囲で、架空の作家の小説『見知らぬ人』になぞらえた殺人事件が起きる。物語はクレア、担当刑事、クレアの娘の3人の視点で物語が語らるのだが、このせいで言わば「信頼できない語り手」の可能性が捨てきれず、最後まで犯人像が掴めず翻弄された。 舞台が館であることから19世紀ゴシック小説の風情を期待したが、その要素は薄かった。 恋愛小説以外で主人公(警官)が同性愛者であるという設定なのが嬉しい驚き。
0255文字
おさるだんご
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ネタバレ英語教師である主人公が教鞭をとるタルガース校旧館は伝説的怪奇作家の邸宅だった。教師のかたわらその作家の伝記を書いているヒロインだが、ある日同僚が殺害されてしまう。その側には作家の短編に登場する文章が書かれていて~という英国ミステリ。主人公だけでなく他2人の語り手によって進んでいく仕様。他の方も書いてらっしゃるが200Pくらいまでは全然話が進まないし語り手3人が癖が強すぎて読むのがきつかったわ。語り手たちの誰とも友達にはなりたくないわ~不倫してたのはいかんが気楽に付き合えるの最初に殺されたエラくらいだな~。
おさるだんご

とぶーぶー言いながら読んでいたのだが、後半はさすがスピード感が出て楽しく読み終えられた。でも犯人は全然意外ではなかったけども。ヒロインの愛犬が一番活躍したよなあ~健気でいじらしい。ヒロインが彼を愛するのがよくわかるわ。文章のはしばしに出てくるイギリスに今も残る階級差、そして人種の繊細な問題なども書き込まれていて(女性刑事はインド系)そこらへんも興味深かった。

01/14 20:18
おさるだんご

残念だったのはせっかくの(ホラー的に)素敵な舞台だったのに全然雰囲気が生かされてないことだな。(ヒロイン娘が交霊会はしてたけど)オカルトミステリを期待してたので少しがっかり。ただ最初は攻撃的だと思った女性刑事がラストでは何だか好きになってたのは自分でもびっくりだったわ。

01/14 20:23
0255文字
miri
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2020年MWA賞最優秀長編賞受賞。イギリスの中学校を舞台での殺人。架空の作家ホランドの短編を絡ませ殺人が続く。現代の小説らしく、主人公の娘はSNSを使い、刑事はLGBT。小説の中のこうした描写は時代と共に変わっていくのだろうなと思う。アナログとデジタルがミックスされた過渡期でしょうか。語り手が切り替わるのも面白味がある。ただ部屋に入り込むことができたのは誰かという謎がほぼ無視されていないだろうか。捜査ポイントってここじゃないかな…と。
0255文字
Tommy
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途中までめっちゃ面白かったのに…。散りばめた謎が解決できないままに、怪奇小説風な推理小説のはずが怪奇もアリみたいな中途半端な感じに終わって残念。犯人の動機も取ってつけたよう。(被害者はセクションごとに挿入されるゴシック短編の内容に沿って殺害されていたのに、3人目は普通に襲われてなかった?)階層社会の描写はすごく興味深い。中流階級の学歴コンプレックスとか身につまされる。読書傾向やつける香水などで階級がなんとなくわかっちゃうのしんどいかも。
0255文字
ゴン
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物語の三分の一くらいまでは読むのが苦痛だった。登場人物の誰にも共鳴できないというか翻訳物の苦手な部分ばかりというか。中盤まできてようやく物語にのれた感じで読み進めたが、犯人がねえ。意外と言えば意外なんだけど大袈裟な舞台装置に似合わない小物といった印象。つまらなかった訳でも無いが続編を読もうという気は余りわかなかった。
0255文字
チョコ
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話し手が章ごとに変わり、時系列も戻ったりするので、ちょっと最初読みにくい感じがしたけれど、進めると慣れてくる。まさかまさかの犯人で、えー!っとなりつつ、なるほどそうかー。面白かった!ミステリの面白さは世界共通。
0255文字
八鬼
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ゴテゴテした物語で、最初はイライラしたが最後はスピーデで、終わりよければ全てよし。特にインド系の女性刑事が良かった。 続編も読んでみようと思う。
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カササギ
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ネタバレミスリードにつぐミスリードでハラハラした。不穏な作中作と共に進む連続殺人。ラスト付近で作中作と現実のジョージーが最もリンクする場面はハラハラした。 不倫、子どもや元夫との関係、独身で実家暮らしを気にする刑事など色々盛りだくさんではあったが楽しめた。特に「ママが望む理想の子ども」を演じ続けるジョージーにあるあるを感じた。
0255文字
あめふりくまさん
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ネタバレジョージアの描写と、犬がいるから家に帰らないとという所に共感。ハーバートが無事でよかった。犯人はえっ!という感じでした。
0255文字
うずらん
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☆☆☆☆
0255文字
たけのうみ
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3
0255文字
killeerqueen3
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作中作である『見知らぬ人』というホラーを見立てた連続殺人に巻き込まれたクレアとその娘、そして事件を追う刑事の3視点で展開するミステリー。最後まで読んだ感想としてはフーダニットとしてそれなりに面白かったのだけれど、序盤がすごくもたついているというかクレアの日常の悩みとかあまりミステリーの展開として関係なさそうな話が延々と続くのが読んでて退屈だった。第二の殺人が起こってからはテンポが良くなって最後の真犯人の正体が明らかになるのも楽しめただけに勿体無いかなと。続編も出てるのでそちらも読んでみようかしら。
0255文字
tsumugi
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そういうオチか。ミステリーとしては好みではない、かもしれないが、物語としては面白かった。クレア、ハービンダー、ジョージーのそれぞれの視点を追えるのも楽しい。クレアは不安定だしジョージーは思春期だし、いきなりクレアを嫌い宣言してくるハービンダー(笑)作中作の『見知らぬ人』を最後にきちんと読めるのも嬉しい。ハービンダーのシリーズとして続編が出ているというのも素敵なニュースだな。
0255文字
みなみ
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英語教師が怪奇短編小説に見たて形で殺されているのが発見されるところから始まるミステリー。殺された教師と同僚のクレア、その娘、刑事の3人の女性の視点で話が進んでいく。短編小説が間に登場して、不穏な雰囲気に煽られて一気に読了。ハリー・ポッターが登場して現代らしさを感じる。犯人の動機が俗っぽくて、何だか勿体ないなぁ。
0255文字
あきしお
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ネタバレ半分は学校を舞台にしていて、不気味な感じが良かったです。最後は三人の間に信頼関係が生まれて、少し明るい気持ちになりました。でも、日記を職場に持っていった事があるなんて恐ろしいです。
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はす
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推理というよりサスペンスドラマ。いまだにこの違いを見分けられない…。3人の女性の視点から描かれたドラマ。刑事が最初から犯行動機を恋愛絡みとして関係者を洗ってるのが違和感。たしかにこの手の事件の犯人は大抵恋人、という意見も然りだけどそれにしてもその考えに固執してるのが謎。どうして恋愛絡みじゃないと犯人に有り得ないのか?分からなかった。各人の視点が描かれているので、人から見た時と本人の話を聞いた時で印象がガラッと変わるのは面白かった。娘が両親の嫌がってる自分の恋人にぞっこんではなく割と冷めた気持ちで見てるとか
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ちーちゃん
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ネタバレ英語教師・クレア、クレアの娘、刑事・ハービンダーの3人の視点から連続殺人事件が描写されます。母親の視点からは分からなかった事が娘の視点で明らかになったり、捜査に関する情報が刑事視点だと詳しく語られたりと、複数の視点の特徴が上手く活かされていました。ミステリとしては少し弱く、ノックスの十戒は守られてはいるもののレッドヘリングや犯人と犯行動機には味気なさを感じてしまいました。ゴシックホラーが好みな人には合うかもしれません。有能だけど少し捻くれているハービンダー刑事と白い毛玉犬のハーバートがお気に入りでした。
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おくちゃん
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ネタバレ犯人はあなただったのぉ!という感じでした。そう言えば、日記にいたずら書きするチャンスは確かにいっぱいあった。
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Ayah Book
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刑事ハービンダー・カーシリーズ第一作。イギリスミステリといえばディテールが細かいものと思っていたので、文章が結構平易で驚いた。作中作の「見知らぬ人」も、19世紀の作品と言うにはあっさりし過ぎの文章でう~んとなってしまった。犯人の性格・動機も意味不明で、狂ってるから仕方ないと言われればそうですかと言うしかないが、納得はしにくい。内容は決してつまらなくはないのだが。。。唯一マリアナの謎だけは良かったかな。
0255文字
きうりっち
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ちょこちょこユーモラスな描写もあって面白くはあったのだがやっぱり長いと思った。クレアが研究している作家ホランドの「見知らぬ人」という作品がけっこう怖い。これが最後にフルで掲載されてるのだが、それが意味するところはなに?と思ってしまう。解決済みではないということ? 二件も殺人が起きるわりには動機はええ~というものでがっかりするが。あれこれ語り手が変わり、その人の視点で描写されるというのは、まあ新鮮かな。これはシリーズになっているのだろうか。ハービンダーというインド系の刑事が珍しいキャストで興味あり。
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健至武
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出てくる人、出てくる人、嫌なヤツばかり。話も自分には退屈で、いろいろ書いてあるがそれが事件に何か関係があるのかしらって。犯人も犯行理由もはあって気分でした。
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Abercrombie
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長かったけど読みにくくはなかった。視点人物の交代や、小説や日記の挿入もスムーズ。ただこれは、犯人当てのミステリというよりサスペンスの類だね。第二作は既読だが、登場時のハービンダーの印象がかなり違っててちょっと驚いた。
0255文字
emk
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ネタバレちょっと複雑でなかなか進まず。少なからず、自分の頭が読書向きになりきれていないせい。誰にも感情移入できずに読み進んで、二人目の死者が出たあたりで面白くなってきた。終盤はハラハラしたけど助かってよかった、ほっとした。わんこにマジ幸あれ。一番親しんだキャラクターはキミだ。
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F.
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複数視点によるストーリーテリング。とはいえ、読者を混乱させない構成で読みやすい。ホラー要素を含みつつも怖さはなく、非常に現実的でモダンな登場人物たちのキャラクターが良い。 結末はいまいちインパクトに欠けるが、楽しく読めました。
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浜田はぐ
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大好きなイギリスのミステリーということで、読む前からかなり期待。滑り出しは上々。この不穏な感じは期待通り。が、途中まではなんだかポイントがつかめずダラダラ読んでいたのですが、途中から猛ダッシュ!止まらなくなりました。 女性作家らしい細やかさで、登場人物にもそこそこ共感できる部分もありました。女性の刑事さんも、最初はん?って感じだったけど、途中からいい味が出てきてとても良かったです。これってシリーズものなんですね。次作買いに行かなきゃ。
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中海
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久々に当たりというか、読んでてイライラしない作品だった。いつものように9割近く最後の方になっていきなりネタバレするんですが、それもよし、って感じで。人物の心の描写が的確で、もやもやしなかった。100パーいじわるな人間なんていないし、その日の午前と午後では機嫌が違ったり、周囲の人間の影響されてたりとか、そういう繊細な流れの描写が上手だなーと思いました。 ミステリーとしては特に普通
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あら
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カー部長刑事の心の呟きが面白い。「最初からクレア キャシディが嫌いだった。」等。親友を殺されて落ち込んでるクレアに対してそんなことを思うとは。背が高いからって。美人だからって。捜査の過程でその第一印象は変化していく。 カー部長刑事とクレアの女同士の距離感が緊張感があって面白い。
0255文字
yamasiy
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ネタバレ事件の謎さに対してあまりにあっけなさすぎる真相、解決な気がする。作中の作品の見知らぬ人のセリフ等を引用されている事件だか、関連性が薄いかな。けどまぁまぁ楽しめた。
0255文字
田内千晴
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ネタバレ■読んだきっかけ:シリーズ物と知らずに2作目を先に読んだので。■感想:面白かった!すっかりエリー・グリフィスのファンになっちゃいました。同じ出来事が違う視点で語られる時、特に母娘の認識の違いが際立つところが良かったです。ラストに向けて一気に緊張感が高まるのも好み。犯人は終盤まで分かりませんでした。私が鈍すぎ?(笑)
0255文字
雨音四季
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訳者が上條ひろみさんで手に取りました。ハーバート…良かった。
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Machiko Takagi
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ネタバレ舞台や登場人物は良かったけれど、犯人と動機にはがっかり。 実はホランドの娘が生きてて、のような想像を勝手にしてたけれど、全く関係なかった。
0255文字
こーた
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英語教師、刑事、教師の娘の三視点で交互に進み、さらにはヴィクトリア朝時代のゴシックホラー小説や教師の日記、あるいは娘の創作なども間に挿まれ、話は螺旋階段のようにぐるぐると廻りながら高まっていく。全体を俯瞰できるのは僕ら読み手だけだが、書き手もまた読み手であり、互いに入れ替わって信頼できず、僕らをふくめた読み手を大いに幻惑する。殺人事件の犯人探し=フーダニット、あるいは謎解きが主題のミステリとして読むとやや弱いようにもおもうが、その枠にとらわれない愉しみがあった。英国人の現代の暮らしが垣間見えるのも良い。⇒
こーた

⇒フリン『ゴーン・ガール』やハリス『レッド・ドラゴン』のような文学の香りがするのもかなり好みだった。それにしても、英国のミステリを読む度、こんどこそシェイクスピアを読まなければ!とおもわされる。知っているとずっと愉しめるのでは、といつもちょっと悔しい想いをする。エスニック&ジェンダー・マイノリティ(インド系同性愛者)で、おまけに未だ実家暮らしの三重苦(!)と云うハービンダー・カー刑事の人物造形が素晴らしく、続篇もある(『窓辺の愛書家』)ようで、いずれ読んでみたい。

02/23 07:34
0255文字
Rieko
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ネタバレ雰囲気はあって良かったのだが、動機が唐突で……。MWA最優秀長編賞
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°ӑsђ°
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まさかの犯人…んー…全くそこに及ばなかった
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夢の中で枕濡らし
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本文そこかしこに「地獄はからだ」という文が出てくる。「から」の部分に点々がついていたのにもかかわらず、僕は「地獄は身体」だと認識したまま最終章近くまで読んで(いわゆるひとつの読了中)しまった。きっと本当は「空だ」ということだったのだろう。日本語は難しい。そういえば最終盤に「死を招く夜陰」という文があり、その横に「デッドリー・ナイトシェイド」というルビがふっていた。僕はデュエルスタンバイと心でつぶやき本を閉じた。ミステリーとしての面白さよりも人間ドラマ、偶像劇としておすすめできる一作。ザ・ヘルイズエンプティ
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さといも
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ネタバレ英語教師クレアの同僚エラが殺された。エラと不倫関係にあったと思われる同僚教師のリックも何者かに殺害される。その殺害方法はクレアが研究している「見知らぬ人」という作品で描かれる手口と酷似していて…そんな中、クレアの日記に何者かがメモを残していることが分かり、その筆跡が殺害現場に残されたメモと一致した。クレア、クレアの娘のジョージア、担当捜査官のハービンダーの視点で物語られる。 犯人がどういう思いでジョージアに近づいたのか、クレアのことを想像しながらジョージアに触れていたのかと思うとゾッとする。
0255文字
おうつき
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入れ替わる視点や作中作のホラー短編、事件の最中起きる奇怪なできごとなど、雰囲気で読ませる内容だけに犯人の動機でがっかりしてしまった。なんか急に陳腐な話になってしまったような。
0255文字
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