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図書館文化論

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010(図書館、図書館情報学)、図書館本。丸善出版2021年7月30日発行。図書館情報学の基礎や発展性考えるのにとても参考になる良書。著者の熱意が伝わってくる丁寧なテキストで、図書館学の本はいくつか読んできていているのにも関わらず、知らない情報が多くて、読むのに十時間くらいかかった気がする。「『絶歌』問題」、障碍者の図書館利用、学校司書論、図書館経営学:併せて米国図書館、英国図書館などのデータや紹介もあり、触れたい事柄が無数にあり感想を書くのが難しい。というのが感想。司書志望で好奇心が強い人は読みましょう
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障碍者の表記は障害者で良いなどと述べているのに、輿論と世論、権理と権利について表記上の意味を解説しているので、障碍者への理解はなさそう。原義を考えた語を使用することを語るなら障がい者は障碍者や障礙者と表記するべきであって、それを軽んじること自体が差別ではないのか?そこだけ不満あり。それ以外はおおむね勉強になるし、この人の図書館・出版業界への熱意は尊敬に値する。読書犬の紹介や蔦屋と提携する図書館は如何なものか? 公共図書館のあり方、大学図書館のあり方などについても面白い。第五章だけでも読む価値あり。

11/21 17:12
0255文字
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