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海獣学者、クジラを解剖する。~海の哺乳類の死体が教えてくれること

感想・レビュー
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H Tsuda
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会社に行く途中天気がいいと遠回りして見にいく海、どんな状態でも近くにあると少し不安になる海。そこには未だ知らない世界を感じることができます。そんな浜にはこんなにも多くのストランディングがあるのかと初めて知りました。そこでは近いけど違う世界で生きている私たちとは違った世界に住む生命のメッセージがあることがわかりました。そしてその死はこちらの世界で生きている私たちが何かしら影響している事もある。そんなことを再確認できる本でした。
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まな
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博物館が好きだ。田島さんのような研究者がいるということ、そのスーパーマンぶり(体力、フットワーク、知識などなどなど)に驚くとともに、こういう人のおかげで私は博物館を楽しめているんだと感謝の気持ちがわいた。日本が学問や調査、研究にもっとお金をかけてくれる国になるといいなと思う。科博大哺乳類展でおもしろいなぁと感じた収斂進化に関する話は特に興味深かった。
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季秋
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海獣達の生態を学べる一冊。 海獣達のストランディングがほぼ毎日あるというのが衝撃だった。
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ツルコ
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「キリン解剖学」(読メのレビュー)から流れ着き。哺乳類が水の中の生活に戻ったのは何で?ストランディングするのは何で?どうして息絶えた?純粋に謎を追い求めるその情熱はスゴイ。環境汚染、解剖学者の減少、様々な問題はあるが、著者が解決すべき謎に真っ直ぐ取り組める環境が整うことを願う。
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石ころ
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最初の写真にかなり引いたけれど面白かったです
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こばやし
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ネタバレ一番好きな動物なのにクジラについてなにも知らなかった。歯の違いでヒゲクジラとハクジラに大別され餌生物も違い、その取り方もまたユニーク。著者はそんなクジラを含む海の哺乳類がストランディング(座礁)した時に解剖し原因を研究している。博物館の研究員という文字面から想像できない肉体労働に驚くが、そんな過酷な解剖作業も厭わない生物への強い思いに心を打たれた。
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おサボりイチゴ姫🍓👸
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ネタバレ面白かった! 安住アナの日天でお話をしていた方が書いていると知って、手に取った本。 全然知らないし興味もない(!)海の生物についての話だったけど、研究者の人の話はとても面白いと思った。 解剖をする話、交渉したり算段したり、血まみれになったり、骨を煮込んだり埋めたり…凄い世界だった! 合わせて鰭脚類や海牛類など クジラ以外の海の生物についての解説もあって、何だか久しぶりに博物館に行きたくなった。 サクサク読めた度★★★★★
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mayumi
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科博の研究員さんの本。鯨類のストランディングの報せがあるたびに、現地に赴き過酷な重労働の従事。情熱に脱帽。他、セイウチやオットセイ、アザラシなどのエピソードてんこ盛りで、面白かった。解剖で死因を特定することが、地球環境の調査にも繋がる。大切な仕事である。海洋プラスチックが発見される個体は胃の中が空っぽって、なんでだろう…? 不思議。
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Fuyu
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また面白い本を読んでしまった。 キリンの解剖の本もだけど、中高生のときにこういう本に出会っていたら進む道も変わっていたかも、と夢想してしまう。
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yoshiygk
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海の哺乳類の多様な生態を海岸に打ち上げられた死体の解剖から説明してくださる、専門家がとてもわかりやすく書いてくださった素晴らしい本と思いました。 海洋プラスチック問題については、海の生き物を愛する科学者の立場からリアルにその問題点を説明してくださり、大変勉強になりました。
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Takuji Izumisawa
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哺乳類がまた海に戻ってそこでしっかり順応しているところに面白さがある。先日、北野武が「世界はどうしてこんなに都合よくできてるのか、と考えるとどうしても神という存在を」とテレビで話していたけど、もともとは特定の物質と循環、熱のシンプルな環境があるだけであとは各々の生き物の順応があるだけだと思う。それを収まりが良い・美しいと思えるのは引いて見た(神の疑似体験をした)場合だけなので、北野の発言を勝手に換言すると、「世界は神が作ったから美しい」のではなくて「我々が神に近づいたから美しく感じる」のだと思ったよ。
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めのこ
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海展などで海に興味が湧き、クジラが地上で爆発する旨を知り、この本に辿り着きました。 海獣!巨大な生き物!海!神秘!!という本当に漠然とした印象のみだったのですが、哺乳類で人間と同じような病気をする事や、海流に乗りそびれてストランディングすることなど、同じ生き物、地上と変わらない自然であるという事を身近に感じました。事故死体なんだから弄らずそっとしといてあげて〜!と読んでる途中で思ったりもしましたが、それに対する思いも綴ってあり成程と。日頃こういう素人の意見とも戦ってるんだろうな。色々勉強になりました。
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chat_368
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大型の海の生き物を解剖するとき、生物学者はどんなところに注目し、どんなことが分かるのか知りたくて手に取った。上記のような好奇心も満足させてくれる内容だったが、本書を通じて感じた作者の人柄が特に印象的だった。喜び勇んで打ち上がったクジラを解剖するのではなく、まずは失われた命を惜しみ、その死因を全力で探ろうとする姿勢に感銘を受けた。学者であると同時に、海の生物を本当に愛しているんだなぁ。
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ゆうゆう
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ネタバレ海獣学者、日曜10時のテレビになりそうな内容だ。日本では年間約300件にもおよぶ海の哺乳類のストラディングがあるとは、その事実に驚いた。なぜ死ななければならなかったのか、その原因に私たちの影響しているのか、影響しているとすればどのような対策を取るべきなのか、その答えを見つけるためにも、調査・研究していく。博物館という場所で、彼らからのメッセージを研究成果や標本として発信していくことが彼らの使命。大きな命に触れる厳粛さに想いを馳せる。科博、行きたくなるなぁ。
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ニッコリ
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とっても面白かったーー!!!!!シャチをはじめとした海獣への愛に満ちてて素敵な本だった。生きてきて海獣に興味をもったことが一度も無かったけどこんなに謎で溢れていて私達人間と繋がりのある動物だと知って興味がでてきたし、環境についても考えたり知ろうとしたりするきっかけになった。この本良いです!!!!!
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駒子
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ストランディングと呼ばれる、クジラやシャチなどの海獣たちが海岸へ打ち上げられる現象を追って、西へ東へ奔走する著者。死因を突き止めることで、まだまだ知られていない部分の多い海獣たちの研究が深められていく。国立博物館に勤務している著者の珍しい体験談に興味津々で読んだ。寒さや臭いなど、過酷な現場が多いようで、大変な思いをされながらも楽しんでいる様子が伝わってくる。
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モワノー
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海獣への愛がものすごく伝わった。読みやすくて興味深い。ストライディングにもし出会ったら科博に連絡したい!くじら、いるか、スナメリ、アシカなど詳しくなった気分
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かお
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海の哺乳類たちの事を、分かりやすく初心者に向けて書いている本。海に打ちあげられたクジラのニュースは見たことがあったけど、かなりの頻度で起こるとはビックリ! 解剖する事によって、原因を探る。解剖するにも大き過ぎるし、苦労と探究心のワクワクが伝わる。 イルカはクジラと別物と思ってたら、小型のクジラなんですね。 知らない世界の話だけど、語り口が軽くて、読みやすかった☺
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halll
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図書館で見かけて読み始めたら面白くて昼食を忘れてしまった。ダイナミックなクジラの解剖の話、どうやって標本を作るのかとか博物館での舞台裏も興味深く読めた。 もうすぐ大哺乳類展に行くのでますます楽しみに。クジラの心臓(のレプリカ)見るぞ!
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Nao
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クジラ などの海洋生物が座礁することが年間国内で300件もあるという頻度の高さに驚き、海獣学者がそれを解剖して研究するお仕事と説明されてからのパワフルな展開。本の題名はクジラだが、アザラシはジュゴン、マナティなどの動物の話も含まれる。水族館の獣医さんから オットセイの遺体を聞き取れないかという ご連絡から始まる等、想像もつかない世界で、剥製作りや骨を煮て洗うや、異臭との戦いからの、爆発しそうなクジラの解剖等、興奮が伝わってくる。学者さんという仕事のイメージ、変わりました
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ゆん
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ストランディングしたクジラやイルカを見つけたら、国立博物館に連絡しなきゃ。
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エデ
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ネタバレクジラのストランディング(座礁)がほぼ毎日起こっていることに驚いた。今クジラの処分についてニュースになっているけど、こんなニュースが流れることができるくらい今は大きな事件がなくて平和だなーと実感した。私たちが海洋動物の絶滅させていると言われて実感がなかったが、プラスチック問題や汚染は間違いなく私たちのせい。一人一人がきちんと分別やゴミの削減をして、被害がなくなりましように。
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naka
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以前テレビで、海底から引き上げられた鯨の死骸を前に「ひどい匂いだ」と言いながらも満面の笑みの研究者の映像を見たのを思い出しました。著者は海岸に打ち上げられたクジラやイルカなどを対象にして標本を作成したり、死因など調査研究している方で、この本では解剖を通して分かることを実際の経験を紹介しながら説明されています。博物館で見ることのできる標本がこんなふうにして作られているんだと知ることができました。
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やまだ
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作者は海獣が(特にシャチが)大好きだけど、大好きだからこそ自らの手で解剖する。どんなに忙しくてもその場に駆けつけて、どうして座礁してしまったのか。死因は何なのかを探る。この本を読んでいて、ひとつの死も無駄にしたくない、死は科学の発展であるという愛と意地を感じた。触発されて今日上野の科博に行っていたのだが、解剖したクジラの胃から出てきたプラゴミの展示があった。あんなに大きいクジラもたった6センチのプラゴミで死んでしまう。海獣が身をもって人間の行動に対して警鐘を鳴らしている気がした。
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ぱ隹越九朗
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海棲哺乳類とその研究に携わる著者の仕事の一端を覗くことができる良い一冊でした。
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ish_774
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ストランディングについてやその作業工程、海洋哺乳類の種類とその種類についての解説が記載されている。 全く知らない世界で初めて知ることばかりだ。やっぱりクジラってとんでもないスケールで数字で言われても全然ピンとこない部分がある。やっぱり標本とかを科博で見るべきなんだろうなと思った。
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Yuuki.
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面白かった〜!水族館大好なので、海獣を見たことは数えきれないほどあるものの、知らない事だらけで、ページをめくる度に新たな知識が得られた。そもそも、水族館でアシカのショーはお馴染みなのに、アザラシがショーには出てこないことに疑問すら持ったこと無かった。比較すると全然違う2種の違いは、今度水族館に行った時に意識して見てみたい。また、最後の章は、環境問題について考えるキッカケになる。
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ちょこ
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専門家が書く一般書が私は好きなんだなあ。ゴリゴリの専門書は難しくて読めないが広く読まれることを意識して噛み砕いて書かれた本なら読めるというのでこの手の本が好きなのです。陸から海へと帰っていった哺乳類たちの研究の話なのだがどれもこれも興味深かった。海洋プラスティックの話は胸が痛いねというかちゃんと私たち1人1人が他人事ではなく自分事として考えることが大事なんだなと思う。何かもう、この手の話が出てくるたびに自然界のためには私たちは滅ぶべき生き物なのでは?ってなっちゃうからちゃんとしようぜ人間。
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Noriko S
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めちゃくちゃ面白かった。クジラだけでなく海にまつわる生物たちのお話もあり、興味深く読めた。科博がんばってほしい。
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黒胡麻
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日本国内だけでも年間300件ものクジラの漂着があるというのは驚きだった。昨年の淀川河口のマッコウクジラ遺体は海洋投棄されてしまったが行政と話が折り合わなかったのだろうか。もったいない。著者もそうだが養老孟司や遠藤秀紀など解剖学者の本が面白いのはなぜだろう。
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あっちょぱす
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学者が語る話ってなんでこんなに面白いんだろう?グイグイ引き込まれるし、例え話や実際の状況について、先生の心の中まで赤裸々に交えてくれるおかげで、すごく身近に感じた。今度「◯◯が漂流した」って話のニュースを聞いたら、その後のことまでしばらく追っかけてみようと思った。
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ハル
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国立科学博物館の職員である田島さんが、海の哺乳類について記した本である。ストランディング調査に日本中を飛び回り、解剖や標本化をする中で得た知見からの話は分かりやすく、興味深い。体の構造の違いひとつとっても陸生哺乳類とは全く違うそうだ。面白かった。
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クラーケン
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読みやすくて面白かった。異臭騒ぎの記述に笑ってしまった。海棲哺乳類の研究者が女性が多いっていうのもなんか納得感があった。畜産分野ではなんの配慮か、本人の希望か、大動物は男性が多い印象だが、適性は実は違うのかなと考えさせられた。
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イヴ
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先日行った特別展『海』の復習を兼ねて読みました。海岸に打ち上げられるクジラやイルカを解剖して死因を探り、標本や剥製として保存・研究に役立てる…。国立科学博物館職員でもある著者が語る、研究と剥製作りの裏側や海の生き物たちとの共存の道への考え方などとても興味深いお話が満載の一冊でした。
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妖精
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国立科学博物館所属で海の哺乳類の研究してる方の本。漂着した生物の病理解剖もする。プラスチックが死因として触れられてるケースは少なく、むしろ様々な要因があるのを調べていく話。生き物自体の説明もたくさん。
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モリ
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ストランディングについては、あまり知らなかったので、非常にためになった。鯨についてよりも、海獣についての知識が自分にはなかったので勉強になった。海洋プラスチックの危険性について、考えさせられた。
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renbo
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海岸にクジラやイルカが打ち上げられたというニュースを見るたび、この先生を思い出す
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牙魔
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とても優れた科学読み物だと思いました。田島先生のお人柄がうかがえるエピソードも満載。きっとパワフルで楽しい方なのでしょう。あとがきで「家族、友人、恋人」と書かれていたのに敏感に反応(笑)。話題になったクラウドファンディングではないですが、海外の施設に比べて科博の予算の違いが悲しいですね。死んだクジラのお腹が爆発する映像を見たことがありますが、超危険。臭いもやだなあ。長年ウシの屠殺場に通ってそのニオイには慣れましたが、クジラは腐敗しているからなあ。
牙魔

解剖のくだりは、大学の授業でやったチンパンジーの解剖を思い出した(ん?にニホンザルやったっけ)。

09/13 18:18
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ぷちこ
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専門分野で熱意を持って活動されている方の本はどんなに未知の分野でも面白いけれど、小学生のときにシロナガスクジラで自由研究を提出した過去をもつ私には、より一層興味深く読みました。大きい生き物にはロマンがある!
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UNI/るるるるん
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人間がかわいいかわいいと愛でている海獣たちは、人間が使うプラスチックによって死んでいる。マイクロプラスチックに含まれる汚染物質は母乳を介して濃縮され、幼体へと運ばれる。かわいいかわいい海獣たちはこうやって死んでいく。解剖することで自然死だったのか、異物を飲み込んだのか、汚染物質により免疫が下がっていたのかを調べるのが筆者たちの役目のひとつだ。本自体、フォントが大きくて読みやすく、イラストも豊富で、一般人にもわかりやすいものでした。
UNI/るるるるん

安住アナの日曜天国に出演されていたのがきっかけで田島さんを知ったんだよね。田島さん自身も語りがとても面白い人だった。

09/02 11:57
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海獣学者、クジラを解剖する。~海の哺乳類の死体が教えてくれること評価64感想・レビュー250