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レイン・ドッグズ (ハヤカワ・ミステリ文庫)

感想・レビュー
94

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はるを
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🌟🌟🌟🌟☆。エドガー賞受賞作品。大好きな刑事ショーン・ダフィシリーズ第五弾。北アイルランドにある古城で女性ジャーナリストの転落死体が発見される。が、古城は完全に密閉状態で外から侵入する事は出来ない。この難題に我らがダフィ刑事が解決に向けて調査に乗り出す。シリーズ安定の面白さ。ちょうど良く散らかる予定調和でない物語の進め方と個性際立つ愛すべきキャラクター達。今回はトニー・マクロイが特に良かった。著者の知性溢れる蘊蓄と詩的で文学的な文体は二度三度の再読に耐えうるくらいの深みを毎回味わえる
0255文字
ブル-ス
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フォールズロードで起きている暴動が見えた。 宙を舞うモトロフカクテルの弧とそれがライオットシールドにぶつかるさまを眺めた。ベルファストに着陸するときの楽しみのひとつだ。
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さと
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イアン・バンクスの『蜂工場』の記述がありましたが、その時代か・・・
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naff1968
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ネタバレ久々に読むショーン・ダフィシリーズ。前半の軽いノリに戸惑いましたが、真相に近づくにつれて重みを増し、後半はもう怒涛の展開。ベルファスト周辺の風景描写の寒々しさもまた良い。次作では父になったショーンがどうなるか、楽しみです。
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senyora
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NETでキャリックファーガス城を調べる。アイルランドの古城は荘厳でした。今回もとても面白かった。電車の中で読むのはマズイようなユーモアが好き。三部作になるのなら全部で9冊読めるのかな?私が生きてるうちに全て翻訳されますように!
0255文字
nori
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ハードボイルド警察小説と聞いて、ワクワクしながら読みました。話は密室ミステリ構成。IRAテロの絶えない状況下で、常に爆弾の脅威に晒されている北アイルランド。古城の中庭で女性の転落死体が発見された。自殺が事故か殺人事件なのか。死体発見時、現場は完全な密室状態だった。さらに警察高官が爆殺された。エドガー賞受賞のハードボイルドというこの作品なのだが、アイルランド訛りでYES(ei)の意味を「あい」と訳されるのが如何にもうざったい。気になって本筋に入って行きにくいのだ。「あい そうだ 全く調子狂いまさぁね」
Vanc

ナイスレビューですね。面白そうなので、いつか読んでみます。

06/21 11:12
0255文字
a
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前作もなにやら権力の脅迫のような感じで終わった記憶がある。そして今作も。終わり際のファローの言い草も気に食わない。そこまでの5百数十ページがどれだけ面白くても、終わりダメなら全てダメ。もうこのシリーズは読まない。でもダフィは最高に好き。
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ハレ
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シリーズ物の第5作がMWA受賞。それならどうしてもこれを先に読みたい。美味しいものは最初に食べる。複雑な政治的立ち位置、テロ組織、宗教、そしていつも陰鬱な天気の北アイルランド。そこで生きてきた警部補のダフィは(再び)密室殺人と思われる事件の解決に乗り出す。謎解きにあまり意外性はなかった。でも主人公ダフィの人物像が魅力的。読書と音楽にうるさい。仲間へは軽口、気に入らないやつにはきついジョーク。恋人ベスへべた惚れのダフィは彼女に散々振り回されるが、、、さて、次は4作目が良さそう。あくまで偏食を貫くつもり。
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しい太
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城の中庭で発見された墜落死体、死亡推定時刻に城内は無人だったことから自殺とみなされるも捜査を進めていくうちに殺人の線が濃くなり、そこでショーン・ダフィの思うことが「一人の警官がキャリアのうちで二回も密室殺人に遭うわけがない、故にこれは自殺」なのが本邦の(ミステリないし警察小説の)価値観と違い過ぎて面白かった。作者の書きぶりから一度目の密室殺人の方は相当自信作と感じるが、そっちも今回も密室殺人の解法としてはそこまでか?とは思う。でも今作のラストは前作と呼応してるかのように、しみじみ良い……。
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killeerqueen3
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ネタバレシリーズ五作目。前作はつらい展開を迎えて今後どうなるんだと思ったけれど、今作もまたまた大きな展開が待ち構えているとは思わなんだ。実際の城を使っての密室殺人とフィンランドとの外交関係を用いた犯人との駆け引きなど本作もミステリーのツボをしっかりと押さえているような構成でとても楽しめた。最後にショーンが父親になることになる一連の下りは何だかジーンとして泣きそうになった。自分の家族を持つことになった彼が今後どう立ち回るのか、その点も楽しみである。
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カムイ
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この本の解説でダフィシリーズは全部で三部作を用意されているらしい、そしてこの作品が二部作の二冊目、前回、衝撃の終わりかたでダフィは失意のうちにと、思いながら今回の事件の冒頭、あの有名な人物がカムイも熱狂した鮮烈なデビュー戦には興奮しました、そしてパーキソン病に患いながらも人生を全うした。今回も史実を織り混ぜながらの我らのショーン・ダフィ、カッコ悪い所もまたダフィだし女々しさも露にするのもダフィだし政治や外交の危機に直面しても敢然と立ち向かうのもダフィだ!80年代の音楽はカムイも染みるしもう最高に楽しめた
カムイ

[ネタバレ]今回は二回目の密室殺人ですがそのトリックは特筆するものではありませんがその経緯が唸る時代背景を織り混ぜながら児童虐待が絡んだ様は醜悪であるエイドリアン・マッキンティの凄いのは緩急のつけどころにある、笑いもあり、ハラハラあり、そして憤慨する。そしてダフィの今後の展開ではパパになりそうだし、イギリスの諜報部の丁々発止もありそうだし次巻も楽しみだ。

10/28 23:03
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拓郎
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ネタバレ密室ものは謎解きでガッカリすることが多いです。
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ちさ
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ネタバレシリーズ5作目。キャリックファーガス城の中庭で女性の転落死体が発見される。事件当時、城門は固く閉ざされ密室状態だった。また同じ頃警察幹部が爆殺される。二つの事件を追うことになるダフィ。3作目の密室事件に触れ「同じような密室事件が同じ刑事に二度も降りかかるのは偶然なのか」という視点で考えていくのが面白い。そしてそれが肝になる。グラビー、ローソンとの掛け合いが楽しくて好きすぎる。そして敗北の味を知ることになるローソン。ダフィの人生にも大きな転機が。邦訳は残り一冊、大事に読む。
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Märklin(メルクリン)
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ネタバレ図書館本。シリーズ5作目。とにかく古城が気になる。1980年代後半はヨーロッパでは色々な出来事があったな~。ペレストロイカ,ベルリンの壁崩壊…。そういった出来事を読みながら思い浮べてしまう。やはり面白いシリーズ🎶
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まぁ
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いよいよクライマックスってところで、映画『ワールズ・エンド』ばりに一晩でパブを15軒巡ろうぜという話になるのおもしろすぎた。ほんとにああいうのあるんだ……!ダフィ刑事たち、15軒のうち12軒で飲んでそのあと緊迫のアクションシーンがあるってこの人たちどうなってんの……
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ほん
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面白かったが主人公に飽きてくる
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mameta_vista
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★★★★☆
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カツイチ
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ネタバレキャリックフォーガス城をググった。出てきた画像は魅力的だった。アイルランド素敵だ。今は。1980年代の紛争下で常に危険にさらされながら、長時間労働と人事の軋轢、宗教的葛藤。陰謀。圧力。ストレス。油っぽい朝食とエール甘いコーヒー、甘いビスケット、ポテトアンドチップスとギネス、こってりの夕食とウオッカ、密造ウイスキーとハッシシ。銃撃戦を生き延びてもその先は‥‥
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とし
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まさかまた密室ものを読まされるとは思わなかった、しかも二作ともトリック自体はショボい。しかし本シリーズにとってはそれ自体はさして重要ではなく、その事件をきっかけに詳らかにされるより深刻な問題こそが主題なので良しとしよう。 シリーズを重ねるごとに社会の暗い面ばかりを覗くことになるショーンに今回ようやく光が見えてきたようだが、次回以降でそれが励みになるのかそれとも思わぬ形で足枷になってしまうのか、期待が尽きない。
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bapaksejahtera
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ダフィーシリーズは順に5作目。この他に独立の「ザ・チェーン連鎖誘拐」も良かった。テロルで荒んだ北アイルランドの80年代を背景とする小説もダフィーが所帯を持つ迄進んだ。目出度い。今回はフィンランドがテーマ。独露に挟まれて苦闘するこの国。一旦はナチに与しつつ最後には連合国に転じた中、巧みに身を処したフィンランド人の悪漢がキーパーソンとなる。彼を含む同国の経済使節団が北アイルランドを訪れ、そこで疑わしい自殺事件やテロ事件が起きて主人公が動き出す。今回も悪漢の処断は曖昧となったが、兎も角ハードボイルドらしい傑作。
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にょろりん
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事件のほうはどうもすっきりしなかったけど、珍しくダフィのプライベートががっつり出てきて、そんなシーンのやりとりのなんかおぼつかない感じとか良い。あとはこの同僚同士の距離感とかノリがやっぱり好き。肌に合いそう。住みたいかも。
0255文字
ときのき
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余計な荷物を載せないスピーディな文章で、とても読みやすい。邦訳にして600頁だがそうは感じない。警察小説だが密室殺人が案外に真面目に扱われていて、フェル博士の名前が出てきたりするし、密室を作った動機も、エラリイ・クイーンの中期名篇をひっくり返したようなもの。容疑者たちの事件当夜の行動は、もっと早い段階で絞れたのではと思うのだが気のせいだろうか。警察小説をもう少し読んでみようかな、と思わせてくれる作品でした。
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ココンブレ
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★★★★☆
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genta
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歯切れのいい文章が情景や個性豊かな登場人物をより一層際立たせる。密室トリックはちょっと肩透かしだったけど北アイルランド、古城という舞台、二転三転する展開で楽しめました。ダフィ警部補、タフで読書家で音楽にも造詣が深くユーモアがあり繊細な一面もあり、ラ・カンパネラやラフマニノフをサラっと弾いてしまう。ちょっと出来過ぎなような...
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黒猫堂▽・w・▽
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地道な捜査によって死角から引きずり出される真犯人。しかし、逮捕だけでは終わらず現場の警官たちには太刀打ちの出来ない現実が立ち塞がる。もがき続けながら彼なりの正義を貫くショーン・ダフィが良い……2月に読み終わっていたものだがTwitterにだけ書いてこちらに書き忘れ。記録用に
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ケイ
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ショーン・ダフィーのシリーズで1番良かった。北アイルランドの紛争は味付けに過ぎなくなっているが、1987年と言えば、ペレストロイカが始まり、数年後にはベルリンの壁がなくなりEU拡大に向かう直前であり、、EU拡大と国際状況の変化に北アイルランドも巻き込まれないわけにはいかないのだろう。職に忠実でたんたんと仕事をする軍隊経験者が複数出てきたが、みな、恐ろしい男たちであると同時に魅力的でもあった。海軍の方がメインなのだろうな。イギリスだもん、もちろん。
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たつー
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北アイルランドのシニカルおじさんことショーン・ダフィシリーズ。舞台装置含め大好きなシリーズだ。今回はIRAなんかの過激派組織は然程出て来ない。しかしながら80年代の北アイルランドならではの雰囲気はいつも通り。 「正義のために?そういうことですか?あなたはそういう感情を持つにはシニカルすぎると思ってましたが」 「それもまたあなたの勘ちがいですよ。少なくとも、それについては勘ちがいです」 そう、ショーンさんはシニカルな正義の人で、他の法執行機関の仲間と同じく悪党をぶちのめすのが大好きなのだ。金よりも。
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buchipanda3
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シリーズ5作目。暴動やテロが日常化していた80年代のベルファストを舞台とした警察ミステリ。ショーン・ダフィ警部補の気骨あふれる活躍を今作も堪能した。当時の音楽ネタも良いね。冒頭、いきなりへこんだダフィ。あんたにはBMWとバッチがあるじゃないか。そんな彼を悩ませたのはお城で発生した密室事件。やがてそれは他の事件と不可解な繋がりを見せる。何よりそのカギとなったのはダフィの心理の隙を突いたもの。それはあの場面から始まっていた。締め括りはシリーズらしいと思ったら何と~。ショーン達が良い関係を築けることを願って。
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たーさん
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ネタバレ最新作の復習のつもりで再読。またまた刑事ショーン・ダフィ密室殺人に挑む。密室が古城というのが古き良き本格ミステリじゃん❗ハードボイルド警察小説に合わないでしょ⁉️と思いますがなかなか面白い。密室トリック自体は使い古されたものだけど真相にたどり着く捜査過程がスリリング。紛争場面もほとんど出てこずダフィ・クラビー・ローソンの刑事トリオが地道に捜査する警察小説の比重が大きい。このシリーズ犯人を突き止めるんだけど最終的には逮捕出来ずに終わるんだけど今回も外交問題で逮捕を阻まれる。ラストは珍しくハッピーエンドで→
たーさん

最新作「ポリスアットザステーション」を読みます。

07/08 10:55
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ヒサヒサ
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ダフィのシニカルでジョークが上手くクレバーなところに尊敬と好感を持っています。益々冴えてきています。自作は、もう一皮むけそうです。
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Aki
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エイドリアン・マッキンティショーン・ダフィシリーズ一作目がとても良かったが、もう5作目が邦訳されていた。慌てて手に取る。本作も北部アイルランドの70-80年代の政治状況と風景が想起される中、巧みに古城での密室殺人という魅力的なミステリシチェーションへと誘われる。事件の裏の巨悪を暴くというカタルシスも健在で楽しめた。
0255文字
coboss
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ネタバレ今回も面白かったが、最後の密室の謎は若干肩透かし。まあ元カノとよりを戻してお父さんになるんだし、まあいいか。お酒は減らしましょう。次回作ではどうなるのやら。 ジミー・サヴィルが怪しい有名人として登場。イギリスの久米宏みたいな感じ?
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Abercrombie
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第五作。北アイルランドでも猫はカルカンにまっしぐらなんだな。銃撃戦、雨、灰色の死にかけた街。80年代の北アイルランドを舞台に、さまざまな妨害・障害を乗り越え、巨悪に立ち向かっていく主人公の、センチメンタルでハードボイルドなストーリーはとても良かった。。でも、ラストのサプライズにはびっくり。主人公にこんな幸せが訪れるとは!
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銀筆
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★★★★☆
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tom
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主人公は、はぐれ者の刑事。能力はあり、面倒な事件を解決してるのに、なにやかにやの経緯から、すべては闇の中。おまけに、ご本人は、ふてぶてしく、それなりの薬物中毒。こんな彼が、またも密室殺人事件に遭遇してしまう。密室殺人事件なんてもの、一人の刑事が二度も出くわすわけはないという統計学的理由から事故として片付けようとしたのだけど、そこにベイズ理論なるものが現れてオットット・・・。いかにも警察小説という展開に安定感がある。不幸のかたまりのような主人公が幸せ者になって物語が終了するのが嬉しい。楽しんで読了。
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Panzer Leader
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シリーズが進むにつれ北アイルランドの陰鬱な空気が薄れた雰囲気となったが、話としては今までで一番読み応えあり。面白さの一番の要素はダフィの人間味あふれるキャラ。こうなったらどこまでもついていきます。思わぬラストにも驚き、ダフィ達の未来に幸あれ!
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jasmine@時代小説に沼る@
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アメリカ探偵作家クラブ受賞作! 刑事{ショーン・ダフィ}シリーズ5作目。 80年代北アイルランド・IRA・MI5・ 暴動・・・古城・密室殺人事件!! 同僚のクラビー{笑}、優秀なローソン他・・・。 個性強いキャラばかり、急展開に飽きない! 荒涼とした、街の風情が、読みながら浮かぶ。 エンタメ感半端ナイ!! ☆☆(@_@。nice!!
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がんちゃん
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エイドリアン・マッキンティー最高です。軽やかに重い話を描く。
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不見木 叫
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警察小説×密室もの。タフィー警部も言及していたがフェル博士の名前が出てくるのが面白い。トリックはシンプルながら気付きにくいものだった。
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GO-FEET
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こんな感想は俺だけかもしれんが、回を重ねるごとにどんどん〈フロスト警部〉シリーズに雰囲気が似てくる気がする。舞台は〈北アイルランド紛争〉で荒れる80年代のアイルランド。当初はもう少々重苦しい空気が漂っていたような記憶があるのだが…… 今回もタイトルは〈トム・ウェイツ〉の楽曲からの引用で、音楽ネタが随所に見られるのもいつもと同じ。 6月には「小説執筆では労働の対価に満たない収入しか得られないという理由で作家廃業を宣言しウーバードライバーに転職してしまった」というシリーズ第6弾が登場の予定。そちらにも期待大!
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レイン・ドッグズ (ハヤカワ・ミステリ文庫)評価100感想・レビュー94