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道誉なり(下)-新装版 (中公文庫 き 17-15)

感想・レビュー
15

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フウミズ
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good 95
0255文字
イコ
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配流されたのに何無かったかのように戻ってくる佐々木道誉に呆気にとられる。BASARAっぷりで足利尊氏も手のひらの上で転がされていたのだが、そこで終わったら凡な小説だったけど、足利尊氏が途中から確変入って魔王みたいになり、さすが北方謙三であった。「孫に会える、とは思っていなかった・・・・・・」と言う台詞が心に染みた。
0255文字
どらんかー
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足利尊氏は乱世そのものので破壊、その側にいる佐々木道誉は芸能を保護し創造の役割があったように思える作品であった。
0255文字
都人
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道誉の諱・本名は高氏と言うらしい。それが誠なら小説を上回る痛快なことではないか。
0255文字
車はkei
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史実に忠実なのかはわからないが、尊氏、直義、師直と道誉の関係性にフォーカスし、婆娑羅大名としての生き方を物語っている。道誉が戦上手というのも自分の中では違う印象なので戦シーンが少なめな感じも良い。婆娑羅とまではいかなくても、道誉のように少し斜めに世の中を見ていきたいもの。
0255文字
TheWho
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下巻に入り観応の擾乱を尊氏の弟の足利直義、足利氏の執事の高師直の争いを軸に冷徹な足利尊氏と、それを傍観し対処する強かな佐々木道誉を語っている。日本史上特に複雑怪奇で暗い印象がある南北朝騒乱の時代を本作品では、佐々木道誉を軸に語られている所は、一面痛快でありながらルネッサンス期の欧州の様な武力と陰謀の歴史を彷彿させられた。そしてルネッサンスと同じく観阿弥や道阿弥を登場させる事により、争乱期の芸術の勃興を描いているとも思えた。魅力的な人物としての道誉を体感できる面白い物語です。
kanki

面白そうですね!読んでみます♪

05/27 05:42
0255文字
myya3286
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読了。
0255文字
フク
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#読了 冒頭から両頭体制の綻びが見え、気づけば兄弟喧嘩は誰にも止められなくなる。つらいです。 観世丸と犬王の存在が癒し。 kindle
0255文字
coldsurgeon
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佐々木道誉という武将は、一筋縄ではいかない男だ。南北朝時代という定まらない世をもつ時代を、未来を見据えるわけでもなく、世が収まる姿を思い描く訳でもなく、今まで自分が立っていた場を壊そうと生きている。それが「ばさら」なのだも知れない。足利尊氏ととの友情のような張り合うような不思議な縁に導かれ、室町幕府の基盤づくりに関わっていくのである。室町時代当初から戦国時代であり、世の中のシステムを壊して作り直そうとする気運に満ちていたのではないか。道誉の生きざまが、まさにそうであった。
0255文字
如水
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下巻のメインは尊氏側(北朝)の内乱勃発!でしょう。客観的に見てもカオス💦北朝側の武将が南朝へ…しかもあの人が…みたいな。その中で佐々木道誉は粛々と時には断固として旧体制に立ち向かう。『腐ったものには、蛆虫がたかる』→バサラと言われてもやっている事に意味が有る、それが過激に見えるだけ。この小説は尊氏死去迄の話ですが、その後は絶大な権力を誇ります。ただ辞める時はスパッと辞めたもよう。う~ん、潔い。『わしが、わしに命じた。異存があるなら、後日聞こう。ただし、心せよ…わしは、佐々木道誉だ』凄い殺し文句👍
0255文字
Nobuyuki
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北方謙三の歴史小説の登場人物の描き方に惹かれるものが有り、作品は手広く読んでいるものの、新装版が本屋に並んでいるのを見付けて南北朝三部作の中で読み損ねていたことに気付き手に取ることに。 幕府設立後の、二人の天皇が並立するまだまだ乱れている世の中で、征夷大将軍に阿ることなく自分の軸をぶらさない佐々木道誉の姿は読んでいて面白いものでした。
0255文字
Francis
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下巻では尊氏だけでなく、尊氏の子義詮も登場。義詮がここまで描かれた小説は珍しいのではないか。義詮は最近の研究では評価が高まっているので、北方氏がその辺りの事情を反映させたのかも。道誉も、尊氏も、義詮ら多くの登場人物が良く生きるのが難しい時代の中、良く生きるために精一杯自らの力をぶつけ合う。その有様が上手く描かれているのが本書の魅力。自分にはとてもそんな能力はないのだが、出来る事なら道誉公のようにばさらに生きてみたいと心から思う。
0255文字
ひで
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#読了 #北方謙三 が描く、#バサラ 大名 #佐々木道誉 。 以前、#花村萬月 が #松永弾正 を描く『弾正星』を読んだ時にも思ったが、作者(作風)と主人公のマッチングがいいね。 所々、道誉でなく足利尊氏主観の部分があるのだが、北方謙三らしく「京へ戻った。」という一文で始まったりするので、戻ったのが道誉なのか尊氏なのか一瞬混乱する。 因みに、やっぱり観◯弥だったね。
0255文字
たっじー
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久しぶりに南北朝時代の本を読んだが、足利家での争いもあるし、京は頻繁に支配者が変わるしで、激動の時代。 あとがきに、この時代には美意識がなく、皆がおのれの損得のみで動いているから題材になりにくいとあったが、敵味方がコロコロ変われば個々の感情が描きにくいんでしょうね。 そのような時代をばさら大名佐々木道誉の視点から時代を見つめていて、個人個人が魅力的に描かれ、さらに台詞もカッコよくて読みやすかった。
0255文字
たか
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北方南北朝三部作の二部。ばさらの佐々木です。時代の主体、後醍醐と尊氏を脇の視点からみることで時代をみせたいのだと思います。尊氏の不可解さを人間の部分からなんとなく納得感あるように描きます。先の見えない時代、英雄以外の普通とちょっと優秀ぐらいの人だとこういう振舞いになるのかもしれません
0255文字
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道誉なり(下)-新装版 (中公文庫 き 17-15)評価58感想・レビュー15