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気候危機とグローバル・グリーンニューディール

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くものすけ
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IPCC(気候変動に関する政府間パネル)の提示した2050年までに化石燃料使用ゼロという方針に従い、世界は本気で取り組まないと、地球には人類及び他生物は生き永らえないだろうことを力説。取り組み方針については4つほど提案されています。どれも莫大な費用が掛かるし、残された時間は限定的…最近人々の地球環境に対する意識は多少変わってきたがまだまだ”他人任せ”の状態だと思う。廃絶すべき石炭、石油、天然ガスに関わる産業の経営者・労働者を再生エネルギー産業等へのシフトが短期間にスムースに行くのかも大きな障害となりそう…
0255文字
Tomozuki  Kibe
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経済学者ポーリンによる啓発の書。前半半分はトランプと共和党政権・それにつながる大企業批判に徹する。後半でようやくグリーンニューディールが出てくるが…新たな提言は少ない。SDGsと重なるが、結論を上げてその方法の提示は少ない。一応4部門挙げているが、「軍縮で浮いた金を回す」とか、化石燃料産業は0になってもエコ産業が興るからいいとか、…そうなればいいですねとしか…。最終的にどうすればそうできるか、の理論が弱い。本論はインタビュー形式で読みやすいが、質問作成は言語学者によるAIなんですね。ここまで来たか。
Tomozuki  Kibe

引用先がページの多くを占めてるし、インタビューなので読みやすいは読みやすい。今何が起こっているか知りたい人にはお勧め。

09/26 09:43
0255文字
cook-pal
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ネタバレ地球温暖化という方が知られているが今は気候危機というんだな。CO2排出を2050年までにゼロにするための思索と調査に対してのインタビュー。脱炭素、原発問題、再エネへの展望、これらへのニューディール政策。国家の投資を脱炭素のための経済活動に振り向けようという真っ当な提言が書かれてた。勉強不足なんで他の本も読んでみる。
0255文字
カク
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気候変動問題に対して、過去の失敗の理由の考察、現状の理解、今後への洞察など、網羅的な整理をしてくれる本です。 ボリュームはそれほど多くなく(300ページ強)、専門用語をなるべく使わない点では読みやすいです。しかし、論文からの引用や具体例の提示などがくどく感じることもあり得えます。そのため、この分野を専門的に学ぶのでなければ、無理に読み切ろうとせずに欲しい部分だけ拾い読みしてください しかし、私のような大学で環境分野について学ぼうとしてる人にとっては基本的な理解のための最初の一冊としてとてもおすすめです!
0255文字
yokkoishotaro
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非常に興味深く読んだ。資本主義と気候問題は同じような問題意識であった。どう資本主義と折り合いをつけていくか。それが課題なのかな。
0255文字
香菜子(かなこ・Kanako)
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気候危機とグローバル・グリーンニューディール。ノーム・チョムスキー先生の著書。気候変動をとめるグリーン経済は人類の未来には絶対必要。気候変動をとめるグリーン経済なくして人類の未来はない。だって気候変動をとめないと地球温暖化で地球は人類が住めない場所になってしまうのは常識だから。ただ、気候危機とグローバル・グリーンニューディールは子供たちにとっては少し読むのが難しい内容。気候危機とグローバル・グリーンニューディールの内容をもっとわかりやすく子供たちも読めるようにしたら、それはきっと人類の未来につながる。
0255文字
日々是ご機嫌
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ネタバレ富裕層が気候危機を引き起こし、貧困層がその被害を最も受けるという悲劇。気候安定化という目標を雇用機会拡充や生活水準引き上げといった同等に大切な目標と一緒に実現していくという姿勢に共感。グローバル・グリーンニューディールという方向性についても納得。とりわけ「公正な移行」というポリシーや化石燃料からの脱却⇒原発新規大規模展開と短略的にならず、また「脱成長」や「気候関連地球工学技術」による解決など極端に方向性を振らずに構想している点には賛同する。ただ共和党や新自由主義への感情的ともいえる批判はいかがなものか?
0255文字
ミ
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気候変動対策がしたいのか、共和党批判をしたいのか、、。中国、インドの排出について口に出すなら、まず自国アメリカの対策を実現してほしい。そもそも温暖化はCO2を排出しなければ防げるのか?都市化、太陽活動など他にも要因があり、ごく一部の要因に問題を押し付けても、根本は解決しないのではないか。
0255文字
kuly
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数字が沢山出てきて難しいなと思い、時間がかかってしまった。ウクライナ侵攻がはじまり、武器がどんどん売られて、この本の前提も状況も随分と変わった。この戦争でグリーンニューディールへのヨーロッパでの動きは間違いなく後退しているし、衰退産業と書かれていりエネルギー産業は今潤っている。世の中の流れを変え、喜んでいる人もいるのだなと。地球温暖化への方策はあるけれど、そちらには進まない世界。もどかしい。
0255文字
ゆうきなかもと
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気候変動に対する具体策はあるということはわかった。そしてこれが実行されなかった場合にその後何が起こるのかというシナリオまでわかった。ロシアのウクライナへの侵攻。そしてそれを煽るように武器をウクライナへ寄付しまくる欧米諸国の有様。などなどと合わせて考えると、チョムスキー&ポーリンの具体策はほぼ実行不可能に感じた。 チョムスキーもいうように地域社会レベルでの相互扶助活動が大切になると感じた。 もちろん世帯レベル、個人レベルでの備えも必要なんだと痛感した。
0255文字
りょうた
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読んでいる間に世界情勢が大きく変わってしまった
0255文字
左手爆弾
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環境問題に対して、資本主義の枠組みや便利さを維持したまま対処する方策を考える本。まずは気候変動が存在しないという懐疑論をデータに基づいて否定する。その上で、気候変動対策を優先させるために貧困層の雇用や生活が奪われてはならないと主張される。フランスの「黄色ベスト運動」はまさにこれが現れた運動だ。貧しい人は目の前の生活で手一杯だが、気候変動問題はそれよりは長いスパンでの(しかし差し迫った)問題だからである。本書の議論の軸はおよそこの点にある。
左手爆弾

化石燃料を扱う企業に環境税などを課すと雇用や市場の活気が奪われて結果的にうまくいかない。だからこそ、グリーンエネルギーに対する世界規模の投資が必要になる。アメリカの電力需要を満たすためには、国土面積の1%があれば十分である。こうした投資を通じて雇用を創出できれば、化石燃料への依存を減らしながら、経済上の混乱を避けることができる。また、脱成長による環境問題へのアプローチは、日本のような国でGDPが減ったところでCo2排出量が減っていないことを見ると、あまり現実的とはいえない。

04/30 15:08
左手爆弾

全体的に、気候変動を止めるための「大人」の議論の仕方だと感じた。これは同時期に齋藤幸平の『人新世の資本論』を読んだせいかもしれない。チョムスキーはグリーン・ニューディールが結果的に資本主義を長びかせる可能性があることもわかりつつ、現状でとれる最良の道としてこちらを選んでいる。様々な数字が提示されているのも、実際にエネルギー政策に関わる政治家や企業人を説得する上でも重要だろう。もちろん、理想は別なところにあってもよいと思うのだが……。

04/30 15:13
0255文字
川原 健太郎
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2022-4/1
0255文字
hironob
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気候危機の対処にはグリーンニューディール!という主張の本。どうせ脱成長、脱資本主義みたいな感じの本なのかなと思って読んでいたら、現行資本主義の枠組みで、全世界のGDPの2%をグリーン投資を進め、火力・原発からグリーンエネルギーに移行、その過程でグローバルサウスや旧エネルギー産業の人々が窮地に陥らないように主要国が支援しよう。 資金は炭素税、軍事費からの移転、グリーン債、火力発電への助成金の移転でなんとかしよう みたいな、割と現実的な提案の本で好感が持てた。 まぁ、めちゃ難しいし無理な気がするけど。
hironob

脱成長については日本を例に出して、25年成長してないけど1%も二酸化炭素減ってないじゃんって書かれてて笑った。仮にリーマンショックの4倍成長が止まったとしても排出量への影響は10%程度しかなくただ経済的に貧しい人たちがもっと貧しくなるだけじゃないとだいぶ手厳しい主張。 そして93歳!になってなおチョムスキー先生の西欧諸国(特にアメリカ)のグローバルサウスの搾取の歴史を切る、みたいな語り口は相変わらず健在だった。リベラル仕草に勤しんでいた自分の大学生時代が蘇った。

01/19 14:56
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chiro
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気候変動が世界に齎す危機は共有されている事実であるという認識とそれを回避するための活動との齟齬は様々なステークホルダーの思惑で各論での認識の違いを露呈させている。こうした中でも状況は全く好転せずに時間だけが経過している。この下状況下で今提示されているグローバルグリーンニューディールを具体的に展開することの必要性とそれが現在の環境下でより具体的に進展させるための現実的な方向性について言及されている。一つの方向性としての「脱成長」が現下のcovid19の下でその実現性に疑義を呈した事を考えると現実は厳しい。
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