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決闘の辻 (新潮文庫)

感想・レビュー
18

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jima
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久しぶりに藤沢周平さんの作品を読んだ。短編5作品、どれも良かった。
0255文字
まぬー
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藤沢周平の作品は久しぶりに読むけどやっぱり良い。どちらかと言うと時代小説は苦手なんだけど先生の作品は文章がすぐ頭に入って来て読みやすい。歴史上名高い剣豪達の話しが五つで、どの作品も決闘の場面が鮮やかで、主人公がどこか人間臭いのがいいと思う。
0255文字
都市
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聞いた事のある剣士に心ひかれ、文章の妙に心ひかれ、文章が何時か観た景色や情景を思い出させてくれた。作品であった。
0255文字
inahiro020
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渋すぎる! 人間を良くみてますね。 この本を味わえるのは幸せなことだ。
0255文字
クー
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再読だが、武蔵の話しか憶えてない
0255文字
Book & Travel
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【海坂藩城下町 第9回読書の集い「冬」】 宮本武蔵、柳生宗矩ら、実在の剣豪を題材にした5つの短編。いずれも戦国~江戸初期のまだ荒々しい時代を描いていて、著者には珍しい部類の作品だ。何と言っても迫力ある剣術シーンに細やかな場景描写、謎めいたストーリー展開と、短編と思えない程の読み応え。剣豪たちの強さではなく、老いの苦しみや狡猾さ、悟りの境地を中心に描かれている所に奥深さを感じた。特に良かったのは愛洲移香斎を追う若き剣士を描いた「飛ぶ猿」。「二天の窟」の老いた武蔵の振舞いも少し違った意味で印象的だった。
Book & Travel

後書きで書かれる安部龍太郎氏の藤沢氏への思いも興味深く読んだ。

01/25 07:43
0255文字
優希
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面白かったです。歴史上名高い剣客たちを静かに優しく、時に鋭く描いた連作短編集。テンポよく、ユーモアを交えて描かきながら哀切を感じさせるのに引き込まれました。
0255文字
こに
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ユーモアや恋心、人としての苦悩を織り交ぜながら剣に生きる男たちの心が臨場感豊かに描かれます。 藤沢周平さんの文章の質の高さゆえの読み応えのある短編集でした。
0255文字
すずゆい
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【ブックカルテ 選書】 静かだがどこか鋭さが隠れている、そう思わせる作品。「夜明けの月影」と「師弟剣」が何故か印象に残る。「ニ天の窟」は卑怯ととるかプライドととるか。
0255文字
Makoto Yamamoto
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武蔵は老い実感しながらの決闘も、従来と同じくさくを弄して立ち向かい、伊藤一刀斎は老いを感じ跡継ぎを思案し、小野派一刀流の礎となる剣士を指名し、秀忠の時代までの話になる。 柳生宗矩が剣を兵法まで広げたのは武蔵の五輪書の影響か? 島原の乱での予見は素晴らしい。 残り二編は剣士にかかわる女性の生き方の方に興味を持ってしまった。 二人の願いが叶うと良いと思う。
0255文字
迷人
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ネタバレ①武蔵は蜂谷助九郎に付き纏われ勝負を受けるが、形の上では引き分け。が、両者とも勝者は分かっていた。案じた武蔵は策を弄し待ち伏せる…。②老いた伊藤一刀斎景久は、跡継ぎを誰にするか思案する。神子上典膳に向かって囁く「善鬼か、お前か」。兄弟弟子は死闘を繰り広げ…。③坂井出羽守の騒動に入れ知恵した柳生但馬守宗矩を恨む小関八十郎が、宗矩を襲う。その十数年後、果し合いの申し込みが…。④諸岡一羽斎の一番弟子・兎角は江戸に出て道場を開き、微塵流を名乗っている。小熊と泥之助はどちらが先に兎角を始末するか籤を引く…。→(続)
迷人

⑤愛洲太郎左衛門(移香斎)を父の仇と教えられ、住吉波四郎は仇を討つために旅に出る。日向の山奥で波四郎は真剣で立ち会うも、愛洲の境地には及ばず…。/一流の剣客も衰えはやってくる。武蔵の行為を卑怯とみるか…?将棋には「待ち駒」というのがある。マイベストは③。また、いずれの話にも女性が登場するが、①のおふさは助九郎の相手をさせられ、②の小衣は勝った方への賞品扱い。③の18歳の縫は66歳の宗矩の夜の玩具だ。④泥之助を引き留めるおまんさまと⑤波四郎の帰りを待つおふくには、願いを叶えてやりたい。 2022-125

05/08 23:59
0255文字
じいじ
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日本の歴史に名を残した剣客5名を、藤沢周平が料理した剣豪小説は、藤沢らしい優しさが滲み出てなかなかイケます。登場する5人の剣豪たちは実在の人物なので迫力があります。私は間近の死を腹に収めた、晩年の宮本武蔵を描いた【二天の窟】好きです。愛蔵の枇杷の木剣も重い、と自分の「老い」を嘆きます。また、藤沢さん解釈によると、武蔵は女色には淡白だったようです。これまで、知らなかった晩年の武蔵の心境が面白く描かれています。
じいじ

故・安倍龍太郎(2012年9月『等伯』で直木賞受賞)が「心が洗われる充実感を味わうことが出来た」と解説で述べているのに合点がいきました。

04/19 17:11
0255文字
才谷
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久しぶりに藤沢作品に触れるが古さを感じなく面白く読めた。年老いた宮本武蔵が己の剣の腕が落ち評判を落とされるのを嫌って闇討ちする話は卑怯と取るか、わずかの隙も見せてはいけない剣の道の厳しさと取るか。
0255文字
Ichi Koma
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短編集。どれも面白いけど宮本武蔵、柳生宗矩、良かったかな。
0255文字
CMYK
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未読だったので、新潮文庫に入ったのを機に読んでみた。これまで読んできた藤沢作品とは毛色が違っていて面白い。剣に生きる者たちを描く5篇。凄絶な斬り合いの世界だが、恋愛や青年の成長譚もあり。武蔵や一刀斎を弱気にする老い、柳生宗矩の策士ぶりなどが読みどころ。史伝的な記述も随所に。時代背景はいずれも戦国から江戸初期であり、どこか殺伐感が漂う。神子上典膳(後の小野次郎右衛門)の若き日を描く「死闘」、愛洲移香斎を追う青年剣士の旅話「飛ぶ猿」がよかった。安部龍太郎氏の新解説も、作者への敬意が滲んでいて麗しい。
0255文字
えぬ氏もわるよのぉ
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有名な作家だけにやはり上手い。剣豪を主人公にした短編集だが、最初の2篇では剣豪の老いが描かれている。自分ももう若くないから身につまされる。
0255文字
オールド・ボリシェビク
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宮本武蔵や柳生宗矩ら、いわゆる剣豪たちを主役に据えた五つの短編を収めるのだが、そこは藤沢周平、通り一遍の剣豪小説にはしていない。誰もみな、脂ぎっていて、悟りなど開いていないのである。藤沢周平円熟期の作品。リーダビリティー、内容ともに秀逸である。
0255文字
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