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可制御の殺人(Kindle版)

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ひのじ
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推理小説新人賞最終選考作。九大理系作者のデビュー作。短編が繋がって集結するパターン。そこに共通するのは、人の心を制御する鬼界という謎の人物。トリックより、この本の仕組みを知れた時から設定そのものに惚れ込んでしまう。多分作者も設定にドヤなんだろう。
0255文字
らきむぼん
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工学部の院生という設定と、それに基づく犯罪計画、そして意外な綻びと結末。作者の実力を十分に示す倒叙ミステリとしても秀逸な表題作が印象的。続く二話以降の展開も群像劇形式をうまく活かしていて多彩で飽きさせない。本格の香りを思わせる二編目や、謎解きが印象的な三編目などは単作としても面白い。常に背後に見える謎の人物・鬼界の不気味さも魅力的。どこか機械のようでもあり、同時に神のような振る舞いもするこのトリックスターの正体に迫っていく連鎖がまた心地よい。終盤にかけて明かされる意外な様相は見所だ。
0255文字
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可制御の殺人評価57感想・レビュー2