形式:コミック
出版社:小学館
「致死量の恋心」は草
アームズ、シザーズとか、こういう形で使うのは反則のレベル(ユニコーンも使ってましたが、こちらは今までドーパントの登場は無)そんなスクリームドーパントに、ついに〝不死身”の照井も…と思ったら、まさか、家族の仇である井坂先生に地獄から送り返されるとは…(巻末インタビュー、存命だったら檀臣幸さんだったんだろうなぁ…)事件後、心強い味方が出来た一方で、ときめの行動に不穏さがあるなぁ…(続く
巻末インタビューは 「風都探偵」で、翔太郎とフィリップを演じる細谷佳正、内山昴輝さん。内山さんが<あまりドラマ版を意識しすぎると 菅田さんの引力に引き寄せられてしまいそうな気もしたし、同じものは再現不可能だと感じた>と語っており それが上手く作用したんじゃないかなと思いました。
漫画版は1巻1エピソード構成。アニメは1エピソードを3話で構成してるので、今クールは漫画版4巻まで。このままじゃ3クールで消化しちゃう。早く続きが観たいような、じっくり良いアニメを作り続けてほしいような、複雑な気分。
「別に好きな言葉でもなんでもねえがよ」「たぶん あんたと照井のその違いを・・・」「『正義』って呼ぶんじゃねえのか」ハーフボイルドのくせにいいこという!
GM職員さん、こんばんは。所長が所長、て発言は、すっごいよくわかります!
ホシナーたかはしさん、ありがとうございます!役者さんは別のかたなので声はもちろん違うのですが、雰囲気というかノリというか、所長が所長であることの安心感みたいなものを感じています。
むしろ前巻巻末予告の「照井竜死す」というフラッシュフォワードを如何に嘘をつかずに達成するか、というスリル、そこからの逆転の方策の方がプロットの組み立ての巧みさを感じさせてくれる。頭部切断だの腹部貫通だの心臓に悪い場面での引きを多用しながら、いずれも無理のない解決法でよろしかった。珍しく五条一葉が万灯雪侍による処刑を受けず存命ENDだったので、次巻以降ようやく裏風都の謎に少しは迫れるんだろうか(続)。
配信中のTVアニメ版について。スタジオ櫂による端正な作画、特にダブルのつぶらなツインアイと細面のクラッシャー部など実写スーツよりは石ノ森漫画版とでも言うべきアレンジ、2Dの手描き作画では動かすのに難儀しそうなデザインを縦横無尽に殴って蹴って飛び跳ねさせて魅せる(監督自ら「仮面ライダー作画監督」を兼任)充分以上な濃密な絵作りが何より有り難い。声優による新規キャストもそれほど違和感は無く、優れた映像化だと思う。配信がU-NEXT独占なのは痛し痒しだけど、それがこのクオリティを産んでいるならやむ無しだよ(了)。
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