形式:文庫
出版社:集英社
形式:Kindle版
「運命は罪のない人間の背後から、できれば不意に襲いかかる趣味をもっている」「人は信じられることを信じるんです。信じたいことじゃない」「バルセロナは多くのことを大目に見ても、悪趣味だけは許さない」「酒は思いだすために飲み、本は忘れるために書くんだ」「政治は往々にして、凡庸で挫折したアーティストの避難場になる」「ページをめくるにつれて、取り憑いていた不安がすこしずつ消えていく。すぐに時間の感覚をなくした。この本はいつも目のまえに言葉の森をひろげてくれる」「まあ、嫉妬はスペインの国民的気晴らしですからね」
前半に出てきて忘れがたい登場人物は、フクロウ眼の門番、国立図書館長プレマス。「こちらは何を展示しているのか」というアリシアの問いかけに、にべもなく一言「忍耐です」と。それと、たまに「大胆不敵な無知に対する仰天も」と付け加えるところが見事。やがてアリシアが単なる暇つぶしではなく、探求の徒であると見抜くと、大閲覧室への利用者証を授けながらこう忠告する。「ここに来て、いい本を読むことです。わたしや誰かに“読め”と言われた本ではなく、自分の好きな本をですよ」
「真実っていうのはね、自分がなにか知ってると信じこんでるときに人が口にする戯言なんですよ」「希望を失っちゃいかんです。この悲惨な世の中で、わたしが、なにかしら学んだとすれば、運命はいつも曲がり角にいるってことです」「確信は心を丈夫にさせてくれるが、疑うことでしか人は学べない」「伝説というのは、普遍の真実を説明するために、ほどよく作られた嘘である。そして嘘と幻想が土壌を毒する場所にかぎって、伝説はよく育つ」「内戦はおびただしい数の死者を残したが、それ以上に、忘れられた者たち、呪われた物たちを残していった」
私も、ちょっとしゃべると「典型的なロンドンアクセントだね」と言われますが、現地になじもうと思って頑張った結果なのでスノッブではありません涙 フットボール⚽の話をするための英語です。
米語より英語の方が良いですよ。羨ましいです。訳無しで本が読めたらどんなに良いか。 訳す人にも、言葉の置き換えセンスってあるでしょうから。 訳者任せにしないで、自分読みできる人が羨ましいです。 そういえばクラブワールドカップでロッソ・ネロが来日したとき、品川でミラニスタに「近くに温泉はないか?」って聞かれて、案内したのを思い出しました。お互いに単語英語のやりとりだけど、通じてました。 前日には、対戦した同士なんですけどね。 フットボールは、世界語ですね。(エル・ゴラッソ読んでたら話し掛けてきました)
この機能をご利用になるには会員登録(無料)のうえ、ログインする必要があります。
会員登録すると読んだ本の管理や、感想・レビューの投稿などが行なえます