形式:新書
出版社:筑摩書房
形式:Kindle版
面白かった章。「第5講 国家社会主義と満州事変」 「第6講 転向」「コラム4 昭和の科学思想・技術論」「第8講 昭和の日本主義」「コラム9 一国一党論」「第13講 国家総動員論」
国家総動員がどちらかといえば「軍から戦争を取り上げて国全体でせんそうをする」方策で、戦前日本でも大正期までは軍より資本家や政府の方が前向きだった……というのは面白い。永田鉄山が生きていればどうにかなったのかな。あと「東亜」の理念が日本帝国の暴走で破綻し、ほとんどまともに顧みられることもないまま現代まで来てしまったというのは、大損失だなあと思う。もう一度大東亜連邦をやらないか?
国家総動員が民主制がしっかり整ってないと長期的には成立しないって話もおもしろかった。デモクラシーが発達したからこそ総動員論が叫ばれでいたという、従来の国家総動員についてのイメージをひっくり返す話。
この機能をご利用になるには会員登録(無料)のうえ、ログインする必要があります。
会員登録すると読んだ本の管理や、感想・レビューの投稿などが行なえます
面白かった章。「第5講 国家社会主義と満州事変」 「第6講 転向」「コラム4 昭和の科学思想・技術論」「第8講 昭和の日本主義」「コラム9 一国一党論」「第13講 国家総動員論」
国家総動員がどちらかといえば「軍から戦争を取り上げて国全体でせんそうをする」方策で、戦前日本でも大正期までは軍より資本家や政府の方が前向きだった……というのは面白い。永田鉄山が生きていればどうにかなったのかな。あと「東亜」の理念が日本帝国の暴走で破綻し、ほとんどまともに顧みられることもないまま現代まで来てしまったというのは、大損失だなあと思う。もう一度大東亜連邦をやらないか?