形式:Kindle版
出版社:ジュリアンパブリッシング
その上、何とか国民達に溶け込もうと努力しても報われない、一条の光が見えたと思ったら叩き落とされる。ヒーローが彼女の手を取ったのは本当にギリギリのタイミングだったし、きっとあれを逃してしまえば、一生の蟠りが残ってしまったんだろうな。理性で理解しても感情では許せない。同じように大工も自分のせいだと分かっていたし乳母もヒロインに責任を負わせたかったわけではなかった。ただ大事な人を失ったり壊された怒りや悲しみを身の内に抑えきれなかっただけ。
それを真正面から受け止め、心折れそうになりながらも、王族として在るべき姿を問い続けているヒロインが本当に立派だった。最後に怒涛の溺愛も見れて良かった。
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