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定本レッド1969-1972 ④ (定本 レッド 1969-1972)

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ムーミン2号
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全4巻。1971年から72年にかけて日本で実際に起った山岳ベース事件とあさま山荘事件を描いたマンガ。一巻あたり650~700ページほどの大部、大作である。山本おさむの『赤狩り』とともに、戦後の歴史を知るには読むことをおススメするマンガなのだけども、内容はどうにも辛い。この中で盛んに彼らが使う「総括」という言葉の意味がワタシにはどうしてもつかめない。何をどう思考することを「総括」と言うのか、どうすれば「総括」したことになるのか、それは誰のための「総括」なのか…が分からない。
0255文字
吉田あや
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「我々はすごく高い地平に来たのだ」。あさま山荘事件までに15人もの死者を出し、命からがら離脱した人、逮捕された人も続出し、残りの仲間はとうとう9名に。選民意識と狂気を拗らせながら無謀な殲滅戦へ突入するはずが、リーダーたちも逮捕され残り5名のみで辿り着いたあさま山荘。暴力は地獄しか生まないことを証明する事となった赤色連盟最後の冬は冷たく白い雪を真っ赤に染め、その咆哮は深く冷たい土の下に消えて行った。二度と繰り返さない為に、人間の一つの真実の姿として読み継がれてほしい労作。
0255文字
秋 眉雄
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no one takes responsibility. That's the Japanese style.
0255文字
うぃ
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2.0 最後まで淡々と。とりあえずぼんやりとしか知らなかったあさま山荘事件をある程度知ることができたのは良かった。
0255文字
緑虫@漫画
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★★★★ ピークは3巻か。連合赤軍(をモデルに描かれた組織)のメンバーの思想に支配された面と、思想から離れた人間的な面が描かれており、改めて人間がこのような事件を起こしたのだと思い起こされて空恐ろしい。
0255文字
H jungle with r
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650頁ほどあるが、後半はあさま山荘のシーンなので文字情報は少なくスラスラ読める。 最後のまとめは最新(2023年現在)の情報にアップデートされている。
0255文字
ジョイフル
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吊るし上げの気分の悪さ。 総括できた、できないとか暴行を加える側の胸三寸。 漫画で残酷すぎない描写で読めてよかった。
0255文字
なつのおすすめあにめ
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年表の最後が安倍晋三銃撃事件で驚いた。
0255文字
sucksuckhello
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読み切った。処刑のシーンは辛い。女性に対する暴力も辛い。物語の終わりは代表的なテロの年表が付され、この長大な物語すらワンオブゼムでしかなく、手段は目的によって正当化されるという子供騙しで人殺しが続いているのにどうしようもない徒労感を植え付け物語は終わる。だが不思議と読後感は良く、どうしようもなく面白かった。
0255文字
ドント
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完結巻。閉鎖空間で加速する「あいつはなっとらんのじゃないか?」からの死刑や総括の連続、山岳ベースはあっけなく瓦解し、落ち伸びたメンバーが見つけたのは……。でかい鉄球をぶつける映像など外側からしか観たことのないあさま山荘事件が、想像ながらも内側から描かれたことで立体的になるように思えた。あの電気釜は外側・他者とのコミットのことであるし、また「中で煮詰まっていく」ことの暗喩でもあるだろう。顔コピペやギザギザの描線など気になった部分はあれど、理解しがたい出来事の中に入っていったという点で大変な力作であると思う。
0255文字
ねこ村
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ネタバレ最終巻。楽しみにしていたものの暗い展開の真っ只中で気が進まず薄目で読んだりする。前半で残りの同志たちが亡くなり、明確に処刑された人物がいたりして、たいへんにつらい。あさま山荘に入ってしまえば仲間内の暴力はないのでへんな安心感(急に16があらわれて?ってなったりしたが)。あさま山荘はあさま山荘でやはり山場。これまでのかれらの経緯を知っているので(内面はあまりえがかれないのだけど)より思いをはせて読めるというか。逮捕後もすこし見たかったな。ラストに2022年の事件が記載されていてオッってなる。
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定本レッド1969-1972 ④ (定本 レッド 1969-1972)評価51感想・レビュー11