形式:ライトノベル
出版社:KADOKAWA
形式:Kindle版ライトノベル
自分が高校に入学する2年前に交通事故で1ヶ月意識不明の生徒が学校祭の花火の時間に亡くなったということがあったらしいけれど、そういうドラマチックなことも実際にあるんですね。
方法は「約1ヶ月後に開催される青陵祭で部誌100冊販売」という実績作り。そんな状況でただ1人逆境に燃える律子は、元副会長の望月に対し起死回生の一案を打ち出す。それは、同じく廃部の危機に立たされている演劇部との合同演劇開催。演目は『竹取物語』。もちろん脚本と台本を作成は律子が担当。秋の文化祭に向けて、唯一の演劇部員でもある望月は、元生徒会長・森をかぐや姫役に、望月自身を帝役とすることで律子からの提案を了承。ある日ビラがばら撒かれたる事件が起きて、ビラの中身に動揺するナオ。終盤の全て覆るようなラストの展開に
驚きが隠せない。ナオとアキとはまた別のレプリカの人生と、その終わり方の不条理さにレプリカであることを突き付けられるナオ。ナオとアキには幸せになってほしい。
が突き刺さる。それはそれとして、ここからは1巻に続き我儘タイム。レプリカって何さ?をそろそろ定義付けて欲しいなと思い続けています。どうしてもこの部分がふわふわと地に足ついてないので読んでる時に常に気になってしまう。想像したりするのも楽しいから良いのですが世界観により浸る為に欲しい。何でレプリカというSF現象が起こるのか。何で他の人も認識できるのか。確かな個性の違いがあるのに気づく人が殆どいないのか。気になって気になってしょうがない。性格悪いかもしれないけれど今巻の結末でこの謎現象が周知となりかけていて、
この先の展開に期待が高まってしまう。すずなの事、リョウのことこういう結末は好みでは無いのだけどこの結果誰しもの心に何故?が生まれたはずでこの謎を放置できる人も少ないと思うし、逆に放置されるとしたらそこにも違和感があり、どんな物語に繋がるのか楽しみしかない。
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