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未完の天才 南方熊楠 (講談社現代新書)

感想・レビュー
53

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Kooya
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博物学者・南方熊楠の生涯を概観し、彼の功績を論じた本。筆者が後に著した『在野と独学の近代』(中公新書)で熊楠に関心を抱き、読んでみた。熊楠の最大の特徴は、様々な分野で多くの論文を残したにもかかわらず、取り組んだテーマの殆どが未完という点である。加えて抜書といったインプットが膨大な量にのぼる一方、それをアウトプットに活かした形跡が殆どみられない。故にアウトプットが重視される世の中では、熊楠の評価は割れるが、筆者は自らの純粋な知的好奇心に従って学問に取り組み続けた熊楠の姿勢を称賛している。(コメント欄へ続く)
Kooya

私自身も周囲から「本を読んで知識を獲得することは得意なのにそれをアウトプットに活かせてないのが勿体無い」と言われることが多く、引け目を感じていたが、熊楠のような人物がいることを知って心が少し軽くなった。そのため、継続的にアウトプットを行う重要性は勿論意識しつつも、気負うことなくこれからも気ままに読書を楽しんでいこうと思った。

03/20 09:26
0255文字
J
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萬集的にあらゆることに精通している人、というイメージだったので、ある意味完璧ではなかったことや、問題意識を一貫して持っていた訳ではなかったという気付きに、少し驚きを覚えた。(神社合肥反対とかは除く。)明治以降の日本の方向性に疑問を抱いていたこと、文明進化論において江戸と明治の断絶を指摘し明治以降の文化が退化していると感じていたことが、彼の興味の方向を大きく動かしたという主張。は分かる、が、熊楠が「変化のない何も失われない世界」を望んでいたとする著者の見解はもう少し補助線が欲しかった。
J

色んな学問の中で自分の琴線に響くものをひたすらディグして、投稿して、というのが楽しかったんだろうなというのはインターネット時代の民から見た共感のかたち

02/17 23:37
0255文字
軍縮地球市民shinshin
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博物学者・南方熊楠の知られざる一面を描いた新書で結構面白い。プライドが高く、そして合理主義者で神仏や妖怪を信じていないというのが驚きだった。著者は長年にわたって熊楠を研究しているだけあって情報量が圧倒的に多い。熊楠は学者としては研究を完成させる(=論文や本にまとめる)ということは興味が薄かったということがわかった。そのくせ論文を書くとなると英文で書いて海外の学術雑誌に投稿して国内は相手にしていないというポーズをとるというのもなんだかにくらしい。
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みのくま
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本書はかなり俗人的な熊楠像を提示している。プライドが高くコミュ障の合理主義者であり、神社合祀問題は自分の研究フィールドが破壊されるから反対し、キノコや夢の研究は一生楽しめるからやっていたらしい。しかしそれはあまりにもこの知の巨人を現代人に引き付けて考えすぎではないか。本書巻末にあるように、熊楠は明らかに近代アカデミズムの範疇を超えている傑物であって、むしろ江戸時代の知識人と比較すべき人物ではないか。成果を出す為に研究をしていない彼は全ての研究において哲学的な命題を解こうとしていた哲学者であったのではないか
0255文字
ヴェティ
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2
0255文字
dexter4620
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南方熊楠の研究者が、熊楠の業績や魅力について記した書。本を転記するという過去の勉強法ながら、幅広い分野で知識を得て活躍した事が本書を通してよく理解できる。当時の研究者としては異質だったのだろう。著者もそうだが学びに卒業はない。ただし目や手が衰える前にやっておく必要はある。それを再確認できただけでも本書を読んだ甲斐があった。
0255文字
白山手賀
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勉強の仕方が和漢三才図絵を移すところから始まる。
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BLACK無糖好き
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南方熊楠は頭抜けた天才との印象があったが、とりわけ記憶力が桁違いだったようだ。百科事典など膨大な量の文献を書き写して知識を増やし、どこに何を記したかを自在に思い出せるという。書くことによっていくつもの語学にも挑戦したとのこと。ただ、南方熊楠はいくつかの分野の研究に没頭はしたものの、どれも未完に終わっている点に著者は注目している。何かしらの研究成果を求められる立場でもなかったようだが、そもそも研究には終わりがないということなのだろう。「未完」という言葉にある種のロマンを感じさせる。
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masanari
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南方熊楠はジャンルを超えて探究した知の巨人のようだが、一体何を考え、どんな思想を展開したのか気になり読んだ。限られたページで広く紹介したため仕方ないのだろうが、南方の魅力がいまいちわからない。膨大なインプットをし、メモ魔であったが、アウトプットにはあまり活かさず、熊野にこもって自分の好きな研究に没頭した在野研究者。他人に無関心かと言うとそうでもなく、自己プロデュースするし、都合の良い嘘を書くし、本を出さない。「未完」であるから神格化されてる中途半端な印象。彼の著作を読めば、印象は変わるのだろうか。
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西野西狸
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ネタバレ色々なことをしていて結局、南方熊楠は何者だったのかと言われると難しいが、環境、語学、生物、民俗と章ごとにそれぞれの活動が整理されており、いわゆる南方伝説の実相も明らかとなっている。当然、記憶力は抜群であったのだろうがそれ以上に執念と努力がものすごかったのだろうと思うし、アウトプットが求められる時代において大量のインプットをした人物の生涯を追うことで、現代の価値観を相対化することができるように思える。
0255文字
on_the_road1980
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優秀なんだけど、不思議な人。自分にも似たところがあって、自分はその部分が嫌いだったけど、この本読んで、こういう部分があってもいいんだなと思えた。最近ははみ出てると辛い世の中なので、ワクにはまらない人のことを知ると安心する。読んで、知れて良かった。
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ヒョン吉
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私は「未完の凡人」ですが、熊楠の性格や学問への取り組み方には、共感できるところがあるなと思いました。 未完でも良いから何かに真剣に取り組めたら、熊楠のレベルに到達するのは難しくても、一定の楽しさや満足感は得られるんですかね。
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アツシ
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名前だけ知っていながら詳しくは知らなかった南方熊楠について書かれた本。この本を読んでも南方熊楠の全容は分からないが、呼吸をするように情報をインプットし続けた人だと言うことが分かる。 定職に就くこともなく、組織に取り込まれることもなく、一生ただやりたい事をやり続けた生き方に途轍もない強さを感じます。
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浅香山三郎
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南方熊楠についての研究は、年々深化し多様化してゐる。熊楠の手記類を細かく分析し、その記憶術の形成(おもに書写による)、漢文など近世の教養世界といふ基盤を明らかにした本書のやうな研究もそのひとつ。熊楠自らも誇張された熊楠変人・超人伝説を面白可笑しく流布した嫌ひがあり、そのことが独り歩きしがちな人物像を改めて一次資料によつて腑分けし、完成を目指さなかつた熊楠的な学問の様相を示してゐる。オカルトを嫌ひ、夢などの現象を記録し合理的に理解しやうとしてゐた点など、独学者・科学者としての熊楠の知のあり方が興味深い。
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昏良川暗渠
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熊楠は18ヶ国語を理解出来たといわれているが、ネットや本を探してもほとんどソースがなく、実際のところはどうだったのだろうという疑問を以前から持っていた。本書では一章を割いて熊楠の語学力について考察していて、この章だけでも一読の価値がある。文献の書写により語学をマスターできたという伝説がある熊楠だが、本書からは誘惑と戦い、語学の習得に悪戦苦闘する人間・熊楠を垣間見ることができた。
0255文字
あきあかね
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 語学の天才、エコロジーの先駆者と呼ばれ、民俗学、人類学、植物学など文理の垣根を超えた多様な分野を対象とし、ネイチャーなどへの論文の投稿によって国際的にも名を馳せた南方熊楠。その研究の多くは「未完」のままであったが、膨大な抜書に見られるように、インプットの尽きせぬ情熱には驚かされる。完成したアウトプットのみを重視し、細分化された狭い分野での論文執筆に追われる現代の学会の風潮とは対照的に、広く万物を知ろうとする、真の意味での「博物学」を追い求め、自由に知の空間を泳いだ熊楠は、まさに知の巨人と言えるだろう。
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本屋の孫2号
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人間臭い素の熊楠を知ることができた。
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ABAKAHEMP
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本書を読めば、熊楠に魅かれていた理由が、彼の思想にあるのか、それとも彼自身にあるのか、きっと自問するはず。彼は最後まで「仕事を完成させなかった」と言われる。長年の研究を一つの著作や論考に結実させる事はなかった、と。一方で、卓越した記憶力、無数の言語を操り、多方面に渡って活躍した天賦の才人と評せられる人物像も、近年の研究でいくつかの伝説が否定されてきている。本書では、そうした虚像を剥いだ等身大の姿が示される。人付き合いが苦手で引きこもりだが、天才ぶりのアピールには余念がない男。ロンドン帰りを鼻にかけ、日本の
ABAKAHEMP

村一番の祭りは稲の収穫を感謝する秋に行われるが、みかんは12月から3月、梅なら6月に収穫される。つまり、収穫祭と連動していた祭りの意義が、収穫時期のズレによって薄れてしまうと、村の生活サイクルが崩れ、神への感謝の気持ちにも影響したのだ。また、南方熊楠は現在「エコロジーの先駆者」と語られることが多いが、彼の神社合祀反対運動は非常に新しかった。信仰の拠り所を失う危機感からではなく、鎮守の森という生態系の機能が失われることへの恐れに端を発していたからだ。希少なモノだけの保護を訴えたのではない。

03/07 19:45
ABAKAHEMP

ありふれたモノも含めて全体を保護すべしと考えたのだ。何かが欠けたら、たちまち全体が崩れ、けっして復元しえないのだから、と。「世界にまるで不要なものなし」なのだ。エコロジーだ、社会運動だといっても シュプレヒコールを挙げたり横断幕を掲げて練り歩くのではなかった。出不精なので、現地にも出向かない。ただ助けてくれという村人の訴えを聞いて、伐採承認の印を求めてきた役人を接待し酒を飲ませて、期限切れまで粘れとアドバイスを送るのだ。

03/07 19:49
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0255文字
tuppo
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人間味があっていいなあ。理想のひとつではある
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Cantare
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面白さはよくわからなかったが、神道に対する若干の興味に繋がった
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いさお
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郷土の偉人を知りたくなったので購入。事実と考察が入り混じった読みやすい本であった。未完をテーマにしているがゆえ各項目を掘りすぎることなく、南方熊楠の人物像をぼやっと把握するのに役立った
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Cinita
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audibleにて。「何十ヵ国語にも精通していた」「森林保護活動の先駆者だ」「百科事典を暗記して書き写せた」等々の伝説を、最新の研究を踏まえつつ平易な文章で解説していて、熊楠の多才と先進性(とちょっと難儀な人柄)がよく理解できた。/古今東西の名著をノートに書き集め、膨大な標本を採集していたにも関わらず、それらを論文に活かすことがなかった熊楠。研究を完成させるよりも、抜書・採集といったインプットや終わらない思索の探求を楽しんでいたのではないか、という結論は、スケールの大きさを感じさせて好きだなあ。
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takao
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ふむ
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J.T.
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Audible
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しずかな午後
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南方熊楠、キノコや粘菌の研究者にして、和洋漢にわたる博覧強記の人類学者として知られる。しかし、そうした知の巨人でありながら、まとまった著作は少ない。本書は、そんな熊楠を〈未完〉というキーワードで眺め、その学問がいかに進められていたかを明らかにする。とても面白かった。その学問の基礎をなしたのは筆写だが、とくにロンドン留学時代に、大英博物館の図書室に通い詰め、朝から晩までヨーロッパや中国そして日本の書物を書写し続けたというのは、熊楠自身が言うようにとても幸福な時間だったろう。著者の熱意も感じられる良書だった。
しずかな午後

熊楠についての本は、一般書にしても難解なものが多いが、本作は熊楠という人物の魅力を分かりやすく見せてくれる。熊楠という、理系/文系そして東洋/西洋の枠にとどまらない学問の幅がよく分かる。

12/14 19:03
しずかな午後

なお、商家の息子だったが大学の予備門で語学力の基礎をつけたとか、一生紀州に住みながら海外の雑誌に郵便で投稿していたとか、熊楠の活躍には大学や郵便といった近代の制度が関わっている。

12/14 19:06
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てとら
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沢山の方が、熊楠という才人の功績を研究してもしつくされないとは、どんな狂気の沙汰でしょう。目的ではなく好奇心と本能で突き進む自由な才能は、一つの生き方を示唆してくれるなぁ。人は面白い生き物だな。と、思いました。
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minono
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師事していた京都大学川島昭夫教授が熊楠資料整理に関わっていたことから、著者志村真幸氏(院生)は旧邸の遺品の目録作成に携わる。高等植物、シダ職場の標本調査は後藤岳志氏(南紀高校教諭)、土永浩史氏(南紀高校教諭)、土永知子氏(田辺高校教諭)。貝研究は土永知子氏、髙田良二氏(西宮市貝類館学芸員)、吉村太郎氏(東京大学大学院、慶應大学協定研究生、日本学術振興会特別研究員)。
0255文字
jackbdc
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ネタバレ未完という表現は、熊楠が難しい仕事に挑戦してそれを完結させずに死んだから。私は熊楠を聖人視するような記述ばかりこれまで読んできたけれど、本書は人間的な側面を見事に描いた作品だった。失敗とか承認欲求とか。晩年、夢を記録して分析しようとしたいた話が興味深い。私自身、夢の分析を試みることがあるがホント良くわからない。現代の最先端デバイスやらデータベース技術でなんとかならないものか。まあ脳研究自体が底なし沼的な部分もあるから難しいだろうが。紀伊の熊楠系二館に行きたい。子孫の会社作っている熊楠に因んだ酒も気になる。
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guanben
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最新の研究成果を踏まえつつ南方熊楠の足跡を辿る。研究分野の幅、知識量に比して、体系的な研究発表は極めて少ないことに驚かされる。「未完」の答えは、知の吸収には終わりがなく、ゴールはないと感じていたからではないかとのこと。研究を生業としなかったからできたことでもある。ちなみに実家は裕福な商家というオチ。
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スプリント
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常人ではないエピソードが多い熊楠。 柳田国男との邂逅など交友関連に興味が惹かれた。
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Gokkey
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よく知られた熊楠の超人的な逸話のいくつかは修正を迫られる事になるが、それでも人間的な魅力は色褪せない。何がそこまで熊楠を駆り立てたのか?彼の目的は何だったのか?という視点から展開されるが、この辺りの深堀りの不足感が否めない…新書に求めるのは酷か?熊楠は典型的な博物学者のように思える。目的も終わりも無いのだ。集め、比較し、また集める。アリストテレスやダーウィンのようにそこから帰納的に演繹的に何かを導き出す事もしない。ただ集め、記載する。それが熊楠の喜びであったのだろう。なぜか荒俣宏氏がチラチラ浮かぶ。
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道楽モン
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国内の学会に背を向けた孤高の研究者・南方熊楠の概要を知るには恰好の入門書。明治25年にイギリスに渡り、大英博物館を根城に、膨大な文献を手書きで写し取り、膨大な知識を獲得するに至った。当時、論文誌『ネイチャー』での最大の寄稿者となり、日本と中国の専門家として確固たる名声を築いていたことに驚かされる。しかしながら熊楠の巨大な勉強に対するエネルギーは、論文を仕上げ、大学にへの求職を目標にしたものではない。純粋な知識欲と好奇心を原点に、一生を研究身を委ねた、まさに孤高の人。この人生は後世に希望と影響を与えるのだ。
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蕎麦
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一通り読んだが、読前と読後とで南方熊楠に関する印象が変わったかといえば、特に変わらず。筆者にとっては一生を掲げて研究する対象なのだろうが、その熱量に若干置いてけぼりにされた感がある。もっと南方熊楠の直筆文字を掲載して欲しかった。現代のなんでもログが取れて、デジタルドキュメントを無限に保存し取り出すことができる状況は、南方熊楠にとってパラダイスに映るだろうか、それともヘソを曲げてふて寝してしまうだろうか、といったことを考えながら読んだ。
0255文字
chietaro
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生きにくさや、人としての不器用さを感じながら読みました。第三者から見て完結していなくても、彼から見ると完結していたのかもしれません。彼が思う完結に近づくことができるか、今後の研究に期待です。妖怪の話は面白かったです。妖怪の存在は信じないけど、その話が出る背景に関心を持つ考えが、研究者として素敵だと感じます。
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美東
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熊楠入門書。「未完の天才」とは言いえて妙。 研究三昧 幸せな人生
美東

第四章 語学の天才と、その学習法 91頁 ”熊楠が英語を勉強しはじめたのは和歌山中学時代だが、成績はあまりよろしくなく、南方熊楠記念館に残る卒業時の定期試験成績表を見ると、卒業した七人のうち、英語は下から三番目であった。”  これは意外! 熊楠は「語学の天才」ではなく「努力の天才」だった。

10/09 19:49
0255文字
式
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◯全体像をさらっと掴める良い本。記憶力の秘密=抜書き書写の力。孫文とは書写仲間。ロンドンでの転向。語学力の秘密=対訳本と抜書、酒場で聞き耳。熊楠のエコロジーは本来の意味。結論を出すことよりもインプットやデータベースの構築に重点を置いた、未完という価値。◯『和漢三才図会』を記憶して書写したのではなく、借りてきて地理以外の半分弱を書写し、どこに何を書いたかを記憶していた。「本を五度読み返すならば代りに二度写筆せよ、そして毎日必ず日記を怠るな」ブリタニカを愛用。自らの天才アピの機会を逃さないタイプ。
式

◯膨大な田辺抜書、妻の実家の蔵書などから27年間、特に幕末の民間風説留「彗星夢雑誌」を熱心に書写したが論考にほぼ使わず。指の痛み・筆・目薬。◯英文論考は無賃で貧乏、「ネイチャー」が自然科学系に傾斜すると熊楠は「N&Q」に熱中。1924年からライバル佐藤彦四郎の投稿、鰻の話の原書、外来語論争。◯突然来訪した柳田と一度きりの対面、話が全然通じず。双方で書簡は大切に保存。河童にはドウマン(朱鼈)、カシャンボなど無数の形状と名称。妖怪の実在を疑う。山人は熊や狼少年だとして実在を否定。柳田は庶民へ方向転換して絶信。

10/01 00:18
式

◯牧野のような徹底的な収集の執念はない。リスター父娘に送って新種認定。種類の少ない変形菌からキノコに重点を移したが、ちゃんと発表せず。◯夢日記をつけて熱心に研究。1933年で英文論考は引退。

10/01 00:18
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0255文字
nora_juonn
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著者のちょっとした本音がユーモラス。
0255文字
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未完の天才 南方熊楠 (講談社現代新書)評価84感想・レビュー53