返事があえて1行くらいなのは、「読者の声を多く入れたかったのと、くどくど書くよりその方が響くと思ったから」らしいが、女性編集員Fの軽いようでやさしい声かけは確かにどれも絶妙の距離感の1行で目からうろこだった。やがてカリスマ総長が相談の回答者になっていったり、ビデオも出てレポーターが総長だったり(栃木・貴族院女族((きぞくいんじょぞく))総長の台湾人かおりさん、ベリーショートに赤い口紅で可愛すぎ!!!!)レディースバンドまで誕生し、雑誌が観察し、観察が新たな展開を生み出しとシュレディンガ
ーのレディースとなっていくのが熱い。登場人物たちの近況も明かされているのがうれしく、学校の先生になっていたり、パソコン教室の先生とか、行き場のない少女の声を受け止めるNPOとか、みんな社会の中で居場所をみつけているのがよかった。
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