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くみん
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クロワッサンで山田詠美が紹介しており。故郷を離れ果敢に生きていく人の自伝だった。日本にも来ており三島、安部公房、川端、遠藤周作、大江の名。空港でマザーテレサに遭遇、知り合ったばかりの人に招待される夕食、実家の思い出とともにあるマフェ、最高の羊のナヴァラン、人生の記憶は人であり食であり。イスラエルによるガザ侵攻、彼女らはずっと前から考え続けていた問題なのだなそんな場面も、何も考えず過ごしていた自分が情けない。黒い肌に生まれたことであらゆる差別も経験した沢山の国駆け回った人、昨年90歳で亡くなっていた。
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 本の紙魚
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読み応えばっちり、濃厚な人生と料理の関りが堪能できる一冊だ。マリ―ズ・コンデもグアドループも知らなかったのに、読み終わるころには彼女のファンになってしまう。故郷で人と料理との関り、パリに出てきてから、結婚と執筆の開始と離婚と…。アメリカはでアフリカ系の人からは排除され、インドでは白人の夫の横にいるだけで現地人に大笑いされる。アイデンティがどこにあるかをずっと悩みながらも突き進んでいくところはいかにもフランス的だと思ってしまう。日本料理についても触れられていて「唯一アレンジを考えなかった」という点が面白い。
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PukaPuka
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50を過ぎて今も昔も人生はうまくいかないと、しばしば苦しむが、そんな時この本は何か、一つの人生のレシピ(などと評したら作家に失笑されるだろうけど)、しかも複雑で、おいしさの中に突然の凄まじい不味さを見出したり、その逆だったりするものを、章ごとに違う未知の料理を味わうように、楽しめます。若い人が読むと、どういう風に受け取るのかも、興味深いです。
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sayar
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大学でお世話になった先生が訳されたので手に取った。著者の傍にはいつも最愛の夫と料理が寄り添っている。文学の世界ではこんなに世界中でフェスティバルが開催されていて、いろいろな場所に行けるんだな。行った先々で出会った人や起こったこと、そして食べたものを、正直に、どちらかと言えばネガティブに評していて、彼女の人生観を垣間見るような気がした。こんな風に自由に感じていいんだな!と、読んでる方はポジティブになれたりして。それらの経験を文学に結実させた彼女の小説を、ぜひ読んでみたくなった。
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みゃんぱ
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料理をテーマにしたエッセイは、飽きてしまうかと危惧していたけれど一つ一つの章が美味しい料理のように読み応えがあり飽きずに最後まで読んだ。前半は、彼女が作家として身を立てるまでどんな出会いと影響と衝突があったのかということが書いてあるのを特に興味深く読んだ。 後半以降、彼女の作家としての地位が安定してからは、大体どっかに招かれて、そこで講演して、美味いものと出会って、というお決まりの流れだったが、愛情に溢れた料理と宴席の様子を想像するだけでページを捲れた。
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moti moti
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旅と料理に関するエッセイ。コンデの料理に対する姿勢は変幻自在で融通無碍。言葉は率直で裏表がない。気取らない訳文も個人的には好み。元来繊細だけど思ったことを言わずにはいられない、竹を割ったような性格とは、著書のような人のことを言うのだろう。
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tom
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書名も表紙のポートレートも魅力的。本屋にはめったに行かないのに、行くたびに目に入る。でも、著者の名前も作品も知らない。気になって仕方ないので図書館に注文。著者はフランスの海外県グアドループ、カリブ海の群島出身のクレオール。有名な小説家らしい。この本は、著者の人生の流れに併せて食べ物が登場する。でも、知らない名前ばかりで、どんな味なのかすらイメージできない。サツマイモがしばしば出て来るのが不思議。若いときから老いさらばえるまでの人生は波乱ばかり。なにやらしみじみした気分で読了。彼女の小説を読まなきゃと思う。
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HH
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「本物の文化を創りあげるには抑圧とそれに対する抵抗が必要だ」
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みみみ
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ニュー・アカデミー文学賞受賞のカリブ海文学作家が,自分の人生とその時々の料理を絡めて書いた自伝的エッセイ.料理にさいているページは少なめで料理エッセイと思って読むと肩透かしを食らう.アッパーミドル出身のエリートかつ超インテリで,自分にも他人にも厳しい人なのではないだろうかと思わせる内容と文章であった.
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Erinelly
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ものすごく知的な人柄がうかがえるが、知的という言葉のエリートなイメージとは裏腹に、泥臭い生き方をしてきているマリーズ・コンデが大好きになった。 彼女の小説の事は知っていてずっと読みたいと思っていたが、まさかのエッセイを先に出会えて、読めてよかった。
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ウェイ
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ネタバレクレオール文学の第一人者の口述筆記に拠る自伝。著者が文学と共に愛しているのが料理。出てきた料理。ブランダード、フランココ、ブーダン、シクターユ、アグラ、ドンブウェ、ドーブ、アンドゥイエット、ナヴァラン、パパダム、サモサ、ルサラチキン、パヤサム、ベニエ、エトゥフェ、ゴンポ、フィレ、ブラーイ、ファルシ、イニヤム・パカラ、バラムンディ、グリッツ、ブレゼ、フリカッセ、ラコモデ、エンバナーダ・アルピノ、コック・オ・ヴァン、コボシボラ、ファール、マフェ、チンザノ
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