形式:コミック
出版社:講談社
形式:Kindle版
霊媒・城塚翡翠がもたらした「証拠にならない」霊視による証言をもとに、推理作家の香月史郎は論理的な推理を構築し、事件を解決へと導く。ミステリランキングの5冠を達成した原作を漫画化!完結3巻には、翡翠に目を付ける連続殺人犯との対決を収録!1巻冒頭からの、すべての出来事の意味が、反転し、回収される。感嘆すること間違いなしの、怒涛の展開を、是非ご覧ください。
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この辺り、良くも悪くも多様な搦手多めのミステリにそれなりに触れてきていた為に逆に前巻までで自分は疑いを持ってしまった。端的に言って香月史郎が城塚翡翠にとってのワトソンとしてあまりに「理想的過ぎた」事が大きい。かえって「この理想的過ぎる関係性に何かしら引っ掛けが有るのではないか」と思ってしまった。描かれている本筋から、と言うよりややメタ視点からの推測なのでアンフェアかもしれないが、まぁ一つ許して欲しい。こちらもそれなりにミステリに関しては擦れっ枯らしなのだ(続)。
とは言え、翡翠も香月に対して全く何ら思う所が無かった訳「ではない」事がやんわりと挿入されるエピローグの切なさが本作に一欠片の清涼感を与えているので、読み終えて変に胸糞が悪くなる事もない。常に推理を含むあらゆる面で香月の上をいっていた彼女とても、人に深入りする以上、ただで済むと言う訳でもない、と言うのはそういう意味でも上手い落とし所だと思う。終盤の転調からの適切な巻き返しが出来ているからだ。出来ればこの「前提」を踏まえて次のコミカライズも読んでみたいな。面白かったよ(了)。
清原さんの画でコミカライズしてもらいたい作品が次々頭に浮かんできますね❗️僕は『方舟』の“あの人”を見てみたいです😁
わたしも多くて、困りますが「方舟」は怖いですね・・・(後「暗闇の囁き」もですかやぬ)😱😱😱。この月に読んだ作品なら、服部まゆみさんか、「電氣人閒の虞」が似合いそうです(「涜神館」はやばい😱😱😱)。
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