形式:ライトノベル
出版社:KADOKAWA
形式:Kindle版ライトノベル
逃避劇。そんな中、姉である黒音に追いつかれ、小白は家族との確執に向き合う事に。今巻は小白の成長具合が観測出来てより一層彼女への共感度が高まりましたし、それに伴って少しずつ幸せへの道を進む二人の行く末を見届けたい気持ちがますます強まる話でした。 家族と向き合う事を決めた小白と対称的に未だ家族から逃げ続ける紅太。彼が抱える悩みもまた根深いものであり、易々と解消できるものではありません。ただ、守るべき人が出来た彼が、そんな彼女の勇敢な姿を見て何を思うのか。そしてどのように行動するのか。次巻以降彼がどのような道→
を辿るのか、今からとても楽しみな作品です。 それにしてもここまで関係が深まった二人ですが、学校では関係を隠したいとの事。いやいや、無理でしょうそれはとツッコみたくなるようなイチャつきっぷり。早々に、そして盛大に学友達へ暴露される展開を期待しています。
そしてヒロインが姉、母親と立て続けに向き合うのだが、母親のあまりにもアレな態度に更に怒りが増したのでそちらはさておくとして、薄々感じていた姉の真意は非常に良かった。これまでの関係を取り戻すかのように密な交流を始める姿は良かった。ただ、1巻で描かれていたような逃避による緩やかな停滞から、状況が目まぐるしく変わっているので、早くもまとめに入っているような気がしてならない。更に、今回も蚊帳の外にされた義妹ちゃんの扱い……この対応は悪手なんじゃないかな。次巻で爆発しそう。
それでもWeb版よりはいいと思うけど、やはりラノベにとって第2巻は難関だな。にしてもここまで進展させたことになると、そろそろ完結の匂いがする。
まあ本題は『ここから』ってのが本編上重要なところなんやが、とりまそこまでの過程は駆け足やったが無事着地した。いやまじで展開早いな、エピローグ①で小白√全て済ませるとは思わんかったわ。義妹ポイントまだ必要数9割以上残ってるのに、キャライベント消化し切って大丈夫かこれ?行けるところまで行っちゃえって書いてあったから作者を信じるしかねえ
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