形式:新書
出版社:小学館
ヤマカガシの抗毒素製造の章には、公的な支援の重要性を感じました。作ったとしても未承認薬なため基本的に研究どまりであり、ベトナムから要請が来たのに輸出許可が下りず、2歳の女の子が亡くなったというエピソードには胸が痛みました。
個人で飼育している人たちが起こしたトラブルのせいで保護されるヘビたちのエピソードは、保護犬・猫と変わりません。いまも飼い主さんとよい関係が続いているという子の話はほほえましかったですが、掃除も行き届いていていないホーディング現場で、冷蔵庫内のヘビの死体を発見するエピソードからは研究員さんの怒りが伝わってきました。
毒で恐れられる一方、古来より水や天候を司る存在としても神聖視されてきた。また脱皮をすることから再生の象徴とされている。救急車にアスクレビオスの杖のマークあるのはよく知られている。狡猾なキャラクターとして位置づけられる事が多いが、無駄なエネルギー消費を省いた生態が人間にそういった印象を与える要因になっている。肺などの内臓も片方だけにして細長い体型になる事を特化(そこは巻貝と似ている)体のほとんどは胴で尻尾の部分は少しだけ
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