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強いビジネスパーソンを目指して鬱になった僕の 弱さ考

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Ryo_Boulangerie
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近時話題になった本を巡りながら「強さを求め続けること」の道すがらに起きている事象を拾い集めた良書。このストーリーに載る本(引用文献)が最近多く発刊されていること自体に、示唆があるように思う。「本能が人を差別するよりも、理性こそが人を排除するのでは?」という問いは今の世相にもフィットした投げ掛けだと感じる。
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mokumoku
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いやー、最近これは辛い、でも成長だ…!なんて自分に言い聞かせてて、でもやっぱり辛いよなあと思ってたところだったので刺さりに刺さった。ビジネスパーソンとしてかくあるべしというのを内面化し、自ら苦しめてるんだよなあ。逆算して無駄なく過ごすことの辛さ、そしてなぜそれが辛いのか。気がつけばビジネスパーソンとした刷り込まれていたことを、それを当たり前と思わなくてもいいんだよということに気づかせてくれた。
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nbhd
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あまりに素晴らしかったので、ベストセラーになってほしい。ウツをわずらったnewspicks出版編集長が書いたビジネスパーソンのための「弱さの哲学」。去年から200冊くらい資本主義関連本を読み漁っていて、心情的にいちばん感動した。マジで超感動した。というのは、著者の「書く」という行為が、そのまま「生きる」ことに繋がっている凄みを感じたからだろう。おそらく大規模言語モデルは、こういう表現力を、まだ持ってないはず。この本を起点に、いろいろ読みたくなったり、考えたくなった。ベストセラーになったら、世界は良くなるわ
nbhd

僕が学んだケアの考え方や僕自身の経験を通して考えたことは次のようなことだ。ピンチになったら、まず誰かのせいにした方がよい(外部化)。井上さんは、日本の歴史や文化的土壌が、そもそも現代資本主義にそぐわないと話を展開する。このとき、参照する典拠に根拠があろうとなかろうと、まずは誰かのせいにできれば良い。誰かのせいにすることができて初めて、自身の内部の問題とすることができる。井上さんの書き筋は、加藤典洋さんの「敗戦後論」や國分さんの「中動態」の議論が、そのまま実現されていると思った。

03/17 17:35
nbhd

まず、誰かのせいにした方が良い、と書いたものの、究極の「誰かのせい」が陰謀論だなと、はたと気づいた。だいたいこの世界の不条理は、ディープステートが仕組んだことだし、となってしまう。そうね、反社会的な宗教にも近づくかもしれないし。さて、、今のところの考えとしては、差し当たって死なないためには、陰謀論や反社宗教でも良いのかもしれない。うーん、これは難問だ。

03/17 17:48
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ちびちび
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著者のありのままの心情や哲学を吐露している感じがして、とても共感した。多くのビジネスパーソンは、たぶんそんなに強くない。自分自身の生存戦略として強く見せたり、振る舞ったりすることもあるが、人それぞれの最適な生き方や頑張り方があるはず。現場にいると、自分自身や組織、社会を俯瞰して思考することを忘れがち。立ち止まることも時には必要だし、画一的なビジネスパーソン像だけが正解ではない。人生という時間軸で自分の生き方を考え続けていくことが大事なんだと思いました。
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