形式:新書
出版社:集英社
形式:Kindle版
p121 楽しさは「他者」との比較から生まれるものではない。「自分」の中から湧き出るものだ。どうしても比較がしたいのならば、「他者」ではなく「自分」と比較しよう。昨日の自分よりも今日の自分は何が違うのか。去年の自分に、今年の自分は勝っているか。そういう風に考える方が健全だ、と僕は思う。 そっか、そうやんな。考え方を見直します。
マテリアル「『それ、君らしくないね』などという言葉は、それを言う人間の思惑どおりではない、というだけの意味で使われる」「自分、自分と、あまり考えない方が良いかもね。それよりも、周囲の人たちを見て、周囲のものをよく知って、気に入ったこと、嫌でないことをすれば良いと思うよ」「道ばかり歩いていると、ついつい道しか歩けないと思い込んでしまう」「金のかからない楽しみを目指す人は、金がなくても楽しめる」
ケイン樹里安の「マジョリティは、社会に不公正・不平等があるという問題を、そもそも気付くことができない。もしくは気付いたとしても、スルーできる、立ち去ることができる」という言葉を思い出した。
本人が自認する「普通とは違う」という人間性から生じる視点なんだろうな。この一冊は区切りのないひとつの長文として12時間で書き上げたらしい。それでも時間がかかってしまった方とのこと。垂れ流す思考が全部整然としているのかな。研究者にしてもすごい。
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