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とりつくしま (ちくま文庫)

感想・レビュー
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館
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通勤電車とかで読むのに良さそう。奇妙な純文的な小説を最近読んでいたので、僕には物語が綺麗すぎて、もっと独特な思想、もしくは描写、比喩とかがないと物足りないなとは感じた。ずっと、「泣けるいい話」が続いた中、「ささやき」は素直じゃないし生前暴力もして来た母で悪者ではあるけど、心配ではあるという、なかなか難しい愛の形を書いていて良いなとは思った。「名前」「マッサージ」「くちびる」の描く性の描写は男性の著者だと、多分なかなか小っ恥ずかしくて書けない内容だな、とは思った。「小雪さんの胸に埋没したい」まぁね、うん笑
0255文字
キンカン
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ネタバレ感動本と勘違いして手に取ったけど、「泣ける本」「心温まるストーリー」みたいな売り出し方はちょっと違うなと感じた。山岸凉子のような生死の垣根を越えた感性で、どこかに残酷さもある気がするなと思いながら書き下ろしを読んでやっぱりそうだよね〜と確信。無理やりな感涙ストーリーにまとめようともしてなくて、あるがまま心からの言葉や風景を描き出してるのが気取ってなくて良い。プロフィール見たら歌人さんとのことでなんだか納得した。詩人歌人の書く小説は元々短い言葉で伝えるのが常だからか、表現が鋭いように感じる。
0255文字
mahalojuju
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ものにあたりちらしたことが、今となって罪悪感。 ものに命が宿るということは、こういうことだったのかと気づかされました。
0255文字
あずき
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死後、ものにとりついてそっと現世を見守れる。かえってつらそうに見える人もいれば、死後癒されたのだろうと思える人も。生が愛おしくなる。
0255文字
isutabi
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死んだけど未練があってモノとなりあなたのそばにもどってくるわ[Ⅱ]ピッチャーのロージンバッグ粉が散る/イラストのトリケラトプス愛してね/青色のジャングルジムは背が高い/白檀の扇子になって風おくる/やすらぎの図書館ネームプレートに/わがままな母の補聴器風の音/語ること語られぬこと日記帳/邪魔者のマッサージ椅子われほぐす/好きな人その恋人のリップなの/カメラやし知らへんひとと景色見る/枇杷の木にからんで枯らす宿り草[Ⅲ]やさしいせつなくちいさな物語群。
0255文字
gender
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この著者が綿矢りさの「かわいそうだね?」の解説文を書いていてよかったので、この人の本を読んでみたいと思って買ってみた。けど、思っていた内容と少しちょっと違ったかな。でも朗読会とかで使われる本だということでそれについては納得。そもそも著者が歌人なので、小説としての話の筋の面白さとかで読ませるのではなくて、「自分だったらどんなものに生まれ変わるだろう」という、感情面での共感を重視しているんじゃないかな。佳作です。
0255文字
coro
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出会い系サイトで70人と実際に会ってその人に合いそうな本をすすめまくった1年のこと(U-NEXT配信) 各回の終わりに書店員さんおすすめ本が紹介されていて、第一話で紹介されてたのが『とりつくしま』でした。 白檀、ロージン、名札、トリケラトプス、ジャングルジム、日記、マッサージチェアどのお話も優しくて切なくてじんわり温かい。映画化もされてると知り、観てみたくなりました。
0255文字
やれやれ
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とりつくしま、とはまた面白い。自分なら何になろうか…と考えながら、読了。扇子の最期の言葉と、日記がいいですね。短いものばかりで特にお涙めいたものはすくないが、日記の焼かれるシーンが印象的で良かった。
0255文字
ケ・セラ・セラ
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200ページほどで文字も大きめのため、あっという間に読めてしまう。短篇集。亡くなったあと、生きているモノ以外の何かのモノにとりつくことができるという。形を変えて、大切な人のそばへ。それは果たして幸せなことなのか。気づいてもらえず、声も届かず、ただそのモノから眺めているだけ。虚しさや哀しさが増してしまうようで辛く感じてしまう。中古カメラ「レンズ」、主人公おばあさんの望んでいたのとは違った展開が、逆に温もりある景色に繋がり良かった。
0255文字
よむ
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死後の世界なんてきっとないだろうし、死者が物となってずっと見守られてると思ったら恐ろしいけど、もし自分が死んだら何に取りつこうかと想像するのも面白い。 でもやはり死んだら何もできないので、今生きてる瞬間を大切にし、会いたい人には会えるうちにたくさん会おうと思った。
0255文字
hiace9000
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読了後に作者東直子さんの娘が監督したという映画『とりつくしま』予告編をネットで観てみた。原作は11短編、そこから4編にオリジナルストーリーを少し加えて映像化したという。柔らかでどこか切ない音楽と温かな映像に、作品世界がぐっと迫ってくる。読了直後に観たせいもあるのだろう、たかが1分弱の予告編に胸打たれ思わず涙してしまった。小説本編では『白檀』『日記』の二編のほろ苦い切なさと優しさに泣かされる。死後の「もしも…」など、おそらく―ない。だがそれに思いを寄せるーそんな人のありようはたまらなく愛しく、そして美しい。
もぐたん

この作品、好きですー😊温かくて、胸が一杯になります。

01/17 17:16
hiace9000

もぐたんさん、ほんとよかったです。1時間ほどで読めてしまうのに、切なくて温かい人の情に泣かされてしまいました。

01/18 11:32
0255文字
みけ
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ネタバレ[一緒に食事をするということは一緒に充たされていくということだったのですね。恋などというものにうつつを抜かす人々は一緒にメシを食う、と。そういうカラクリだったのですな]
0255文字
REI
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ネタバレ死んでしまった人がこの世に遺してきた人への想い・・・触れたい、声を聴きたい、見守りたいetcを、身近なモノにとりついて叶える11の短編集。「とりつくしま」となったモノは、ロージン、マグカップ、ジャングルジム、扇子、名札、補聴器、日記、マッサージ機、リップクリーム、カメラ。愛する人と再び触れ合う場面はそれが指先1本でも艶めかしい。どのお話も味わいが異なるが、一つ読み終わるごとに余韻が残り、そっと目を閉じる。『日記』は、ラストの一言に涙。そうだよね、遺された人の人生は続いていくからー。切ない。私だったら―。
🌿 la brise*@mistral 🐰⤴︎♡

R E Iさん♪こんばんは~☆彡 共読が増えて嬉しいです♡ その時にならないと分からないけど💦想い遺しは、それぞれ色々にあるのかもしれないね…。一番大切な人に伝えきれなかったこと…「伝えたい」、「見届けたい」そんなふうに強く思えたら?叶うかな…🤭 映画もとても良かったので、楽しんできてね。

01/13 22:48
REI

ラブリーさん♪ 映画のこと、教えていただき、ありがとう😊 観る前に原作を読まなきゃ、っていう気持ちが背中を押してくれたよ😊 でも、もっと早くに読め読めば良かったな〜🤔 ステキなお話でした。想い遺しは無いに越したこと無いけど、そう上手くはいかないよね…🍀日頃から、大切な人には感謝の気持ちを伝えておかなくちゃね😉 映画、楽しみ🎶

01/13 23:12
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しま
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無生物にだけとりつける死者達の短編集。『白檀』は切なくも美しい物語で余韻に浸っていたら、続く『名前』のスケベな爺さんには思わずツッコミを入れたくなった。でもいい話。かと思えば後味が悪い短編も収録されており胸が詰まった。生者とコミュニケーションできない、物に閉じ込められた死者。なんて残酷な運命なのだろう...と、帯に書かれた「感動」とは逆の感想を抱いてしまった。
0255文字
ヨシ
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この世に未練を残して死んだ人が、物にとりついて存在することができる世の中。若くして死んだ妻は愛する夫のマグカップに、子どもは大好きなジャングルジムに、弟子は尊敬する師匠の扇子にとりつき、愛する人を見守る。なかでも、マッサージチェアとなって家族を見守ろうとしたお父さんの話は絶品。世のパパ族は滂沱の涙を流すことでしょう。それも14ページの中で違う種類の涙を。自分だったら何だろう?夫がよく見るテレビか、愛犬の首輪か悩むところです。
hiace9000

読みましたよ、ヨシさん! 映画では、「トリケラトプス」「青いの」「レンズ」「ロージン」の4編が取り上げられているんですね。登場人物の死の受け止めはいたって冷静。だからこそ“憑りつく”ではなく、“とりつく”なわけで、優しさやいたわりの温かさ、それがあるゆえの切なさが胸打つ10短編でした。番外編だけは、ちょっとだけ憑りつき感、でてましたけどね。

01/17 15:02
ヨシ

そうそう。みなさんすごく冷静なんですよね。たしかに、ひらがなのとりつくですね。

01/18 09:57
8件のコメントを全て見る
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takka@ゲーム×読書×映画×音楽
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読書会で紹介していただいて気になった本。死んだあと「とりつくしま係」によって無生物に取り憑くことができる。そのような設定もあってモノ=死者の視点から描かれている珍しい物語。解説でも書いていたが、視点を描いた絵画を知っていたこともあって、芸術的だなと感じながら読んだ。
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はんぺん@ヒト×コト読書会
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もし、大切な人をそばで見守り続けるために、何かに憑りつくことができるとしたら――。 「とりつくしま」とは、思いを残したままこの世を去った人が、もう一度生の世界に戻って魂を宿すモノのこと。11の「とりつくしま」を通じて、大切な人との絆のカタチを描く短編集。1話あたり長くても20頁ほどのコンパクトな物語で、亡くなった当人のことも断片的にしか知ることができない。それでも、切り取られた場面の行間やセリフ、そして物語が描かない余白が読み手の想像を広げ、深い余韻を残してくれる。
はんぺん@ヒト×コト読書会

「もし自分だったら何をとりつくしまに選ぶだろう?」と考えてはみたものの思いつかなくて、むしろ「どんなふうな最期を迎えたいか?」を考えたいと思った。先にあちらで待っているよ、と旅立てるように(超理想)。あなたなら、何を「とりつくしま」に選びますか?

12/22 15:26
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ひめぴょん
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「大好きな人に今すぐ会いたくなる本No.1! 読後、最初に思い浮かんだ顔があなたの一番大切な人です」と紹介文があった。死んでしまったあと、モノになって大切な人の近くにいられるとしたら……。あなたは何になりますか? という問いかけの紹介文。 自分が見ている世界というのは自分が存在している。それとは違った自分が存在しない世界は違う顔をしている。そんな世界を見たいだろうか? 見るとしたら、何になって、どんなものを見たいだろう? スマホという選択をする話がなかったのは意外だった。そして、案外と恋愛絡みが多かった。
0255文字
Λ
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またいつか読みたい
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MIKI
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設定が面白いなと思って読み始めたが、総合的に私にはあんまり合わなかったみたい。 「日記」はつらい終わりで苦いものが重く残った感じがした。
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まつり
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初読み作家さん。とても品のある文章を紡ぐ方で、シチュエーションや人物像もそれぞれで面白く、短編映画にしたくなるのもわかる。かといってほんわかとした感じだけではなく、生きていた時からの関係性というのがシビアに出てて、死んでからもこんな辛い思いをしなきゃいけないのかという話もあった。人生いろいろという見本市のよう。自分がいない世界でその人が何を思いどうしているかなんて、神のような心でないと見てはいけないのではないかと思った。その人を前にしての顔というのがあるし、知らない顔を見るのもいいことばかりではない。
0255文字
きょうりゅう🦕
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ネタバレ図書館本。死後、1度だけ元の世界の物を「とりつくしま」にできる…。私なら何を選ぶだろう?なるべく長く、家族の近くにいれるものを熟考すると思います。本書に出てくる人々は、野球のロージン、リップなど、すぐに消えてしまうものを選んだりしていて潔い。マッサージチェアのお話は心があたたまったけれど、日記のお話はつらかったです。前に進むために過去を振り切る必要がある時もあるけど、こんなに大事な思い出、いいのかな…。1つ1つお話は短く、多くが語られないから味がある部分もあれば、もっと知りたいと思う部分もありました。
きょうりゅう🦕

作者の東さんのあとがきによれば、はじめに「最後の台詞」が思いついて、そこから話を考えていったとのこと。作家の方って本当にすごいですね。また、「とりつくしま係」の見た目がなかなか想像つかないけれど、白い顔に穴がぽっかり、のような感じだったので、「変な家」の雨穴さんのような感じなのでしょうか。みなさんの頭に浮かんだとりつくしま係も、感想を読む中で知れたら嬉しいです。

11/15 08:00
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読書家さん#4rk4SO
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ネタバレ「あなた、とりつくしまを探しているでしょう?」死んだあなたは、死後の世界に行き、とりつくしま係にこう言われる。現世で魂の無いモノにとりつくことができる。モノから見た、あなたのいなくなった世界。 めちゃくちゃ泣けて辛かった。最近身内を亡くしたので。特に子供の話は超辛い。でも物から見た目線という発想がおもしろい。最初の話なんて野球でピッチャーが使う粉「ロージン」にとりつくから、「私が舞った」とかSFチックな表現が出てきてすごい。若いうちに読む方が感じるものが色々あるかも。私は死が身近なので身につまされすぎる。
0255文字
眠れる森の怠け者
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番外編の物語は少しホラー要素もあって、気味悪さが残るような感じがした。青いのや日記は切なさがあり涙してしまったが、マッサージは最後クスッとなる意外な終わり方。個人的には白檀が好き。
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雨の音
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映画を観てきた。この本の不思議さ、温かさがちゃんとあった。「日記」の哀しさよ…死というお別れの後、また来たお別れ。日記にとりついた夫は、日記を閉じられるとひとりの真っ暗な時間。どんな感情も時間を置くと変化してゆくもの。そして、相手の幸せを心から願えたり喜べるのは、それもまた愛なんや。哀しいけど爽やかで軽やかで、夫はすうっと”あちら”へ行ったんちゃうかな。「びわの木の下の娘」短いながら、なんなの、この深さ。復讐?時空を越えての恋?「気が済んだ」んやと思うな。どうとも受け取れる感じも秀逸。
0255文字
🌿 la brise*@mistral 🐰⤴︎♡
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映画化されていると知り、積んでいた本作を読んでみました。とりつくしま…そういうことでしたか。この世に想いがあれば?何処かでそっと残っていたい気持ちもあるかな…? モノになって、もう一度?この世に…それは、思いもよらぬモノかもしれません。ジーンとしたり、クスッとしたり、ドキドキしたり…それぞれの想いに、もし自分だったら?と気持ちを重ねて…さて、我が身がそうなったとき、何に取り憑くか?その時々で変わるとは思うけど💦本作の「ロージン」のようにいつか消えてなくなるものがいいかな。今在るものも大切にしなくては♡
REI

ラブリーさん♪ 映画を観に行くことにしたので、延ばし延ばしにしていた積ん読本をようやく読めました😆映画を教えていただき、ありがとう〜💞 すごく良かった❢私も、もっと早くに読めば良かった〜😅 『ロージン』、母親として涙が出ちゃうね…💧

01/13 14:16
🌿 la brise*@mistral 🐰⤴︎♡

R E Iさん♪こんばんは~☆彡 映画…先に原作を読んだ方が楽しめると思う😊さり気なく?原作の小さなエピソードが出てきて「あ!」と気づくシーンがあるから🤭 鑑賞後にまた、ゆっくりお話しできると嬉しいな~♪

01/13 22:17
9件のコメントを全て見る
0255文字
モエミ
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自分が死んだ後のことを想像してみたけど、思いつかなかった。これだけバラエティに富んだ物語を紡げる発想力が素晴らしいと思った。
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Uc0
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ネタバレひとつひとつにキラリと命の輝きがあって、大切な人との向き合い方とかお別れの仕方に吟侍を感じた。 子供がとりつくしまにジャングルジムを選んでしまうところ…夜の公園のさみしさや、いずれ大人になっていくお友達との別れを想像して胸がしめつけられた。 夫のマグカップに描いてあるトリケラトプスに宿った女性のなんと可愛らしく色っぽいことか! 朗読によく使われると、あとがきに書いてあったけど納得。声に出して読みたい短編集。 私なら、どんな物に取り憑くだろうとじっくり考えてしまう。
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オリオン
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こんなに沢山の付箋を貼ることになるとは。映画の宣伝をSNSで見かけとことをきっかけに文庫版を初読。著者の作品は詩集を読んでおりましたが、こんな素敵な小説も書ける方なんですね。それぞれのお話が素敵でどれも素晴らしいのですが個人的には「白檀」「名前」「日記」。本作を読んだ大多数皆さんが考えると思いますが自分が亡くなったら「とりつくしま」は何かしら。そうだな…。
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蓮水
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凄く簡単で分かりやすい内容で、読後に自分の考えを発表したくなる作品。もしもの先の世界を覗くことで想像力が育てられるから、小中学生の国語や道徳の時間に扱うのも良いかもしれない。例えば、自分が死んだときのことを想像して一編物語を書いてみるとか。もっと膨らませて、そういう「声」が聞こえる人が出てきたりしても面白そうだ。
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基本部屋干し
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死者から見た世界だけどとてもいきいきしていた 死後の知らなくていいことを知ってしまう苦しさ 生前までの記憶でもいいと思わされた、けど良いことも悪いこともあるから難しいな、やっぱわたしもとりつきたいかも さまざまな素敵な愛のかたちが存在した
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てばさき
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誰かが買ってきて家にあった本。昔少し読んだ気もするが、改めて全ての話を読んだ。 死んでしまった後、モノになってもう一度この世を体験できる。何をとりつくしまにしますか?とりつくしま係にそう問われた時、わたしだったら何にするだろうと考えてしまった。 その人それぞれの人生があり、とりつくしまも人それぞれ。大切な人とまた共に時間を過ごせたら…とりつくしまを選んだ人も残された人も、同じ想いだったと思う。 10年前に亡くなった祖父も何かをとりつくしまにして、私達と一緒にいるかもしれないなと思うと、何だか嬉しくなった。
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ふぅママ
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映画が話題になっていたので、完読。短編集。どれも短さの中にその人の人生が映し出されている。文体が読みやすいと尾いたら、作者の東さんは歌人なのですね。亡くなったあと物にとりつく。私だったら、、と考えてしまいました。親子の物語は泣きました。お嬢さんが監督をされた映画もぜひ観たいと思っています。
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eyemu
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2018年間に読んでたのか。 全然覚えてなかった。 6年ぶりに文庫本で読んでみた。 基本はほんわかなんだけど。 ところどころに、ちょっとだけブラック要素のある毒…(だと言い過ぎかな) 淀み?(こんな感じかな)みたいなのがあった。 基本的に死から話が始まる本は、感動系か恐怖系だけど。 この作品は前者。 感動系は感情移入して読みやすい。 いずれ夏休みの課題図書になってもおかしくない気がする。
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ゆたぺ
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前から気になっていた本。物にとりつくっていう発想が面白い。読後感が何とも言えなかった。「ロージン」と「日記」「レンズ」が個人的にはよかった。読んでよかったなという本でした。
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Ikutan
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映画を観に行く前に再読。とりつくしま係が、死んでしまった人に問いかける。『もし未練があるなら、なにかモノにとりつくことで、もう一度、この世を体験することができる』と。ちょっとシュールで不思議な設定。死者が主人公なので、切なさもありますが、湿っぽくならず、意外な展開にくすりとしたり、温かな思いに包まれたり。何度読んでも味わい深い作品ばかり。『ロージン』『トリケラトプス』『あおいの』『レンズ』が映画では、どう描かれるのか楽しみ。『マッサージ』と『日記』もお気に入りなので、こちらもいつか映画化して欲しいですね。
Ikutan

Tomoちゃん、記念の共読1000冊が大好きな本で嬉しい💕東さんの作品の中でも、一番人気で、私も大好きな作品てす😊

09/08 22:12
Ikutan

うさみんさん、そうなんです。娘さんの監督で四つのお話が映画化されたようです。面白い切り口の作品ですよね😊https://news.yahoo.co.jp/articles/ecbdaaf702657a15a4e5dd542ebea62e6daf2910?page=2

09/08 22:16
4件のコメントを全て見る
0255文字
ぱん
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『日記』『トリケラトプス』 『名札』『マッサージ』 が好きでした。 わたしだったら、なににとりつくだろう。 大切な人のそばにいられるモノ。 そこまでしてそばにいたい人たち。 そんな人が思いつくだけでも、今充分幸せなのだなあ。と思った。 とりつく、と言うけれど、 暗い感情はなく、じんわりとした温かさや救いを内包するような少し切ない読後感が残る。 あとがきで、作者の東さんは、どの短編も、まず全て最後の一言を思いついて、そこから着想を得て描いたと。 もっと東さんの著書を読みたくなった。
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いと
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☆☆☆☆
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なっさん
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死後に現れる「とりつくしま係」によって、現世に未練があれば何かモノになって戻ることができるという短編小説集。モノにとりついたら身動きは出来ず、登場人物たちがそれぞれの子供・親・恋人などをただ見守るだけのシンプルなお話です。 1つ1つのお話はシンプルですが、温かい気持ちになったり、少し寂しくなったり、短いお話でもとても心が動かされました。 個人的には身動きできずに現世をずっと見ているのは途中でしんどくなりそうと思ったので、壊れたり消滅することが確定しているモノにとりつきたいなと思いました(笑)
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emiko
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公開予定の映画の中にエントリーされていて。あれ?これ原作ある...?と思ったらやっぱりあった。気になってて読んでなかった本。ほっこりしたり、ニヤッとしたり。私が未練を残して死んだら、誰の何にとりつくのかなぁ?なんか救われる。
0255文字
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