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それから (ワイド版岩波文庫 273)

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至
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『三四郎』は読まずに『それから』を読んだ。 30歳で学業を修めているものの働かず、親の仕送りで生活する代助。人の金で生活するだけでなく、人に金を上げたりするから、なかなかに太い人物である。 平たく言えば不倫の話だが、「自然」に従わなかった事で復讐されているのだという理屈の告白は真に迫るし、三千代も髪型を変えたり百合を持ってきたりする。 代助が告白すると三千代は覚悟を決めたのか一瞬強さを見せる、一方で代助はやはり思案するもので、男女の違いか面白い。嫂梅子「知らないわ。馬鹿らしい。好きな人がある位なら、
至

始めっからそっちへ行ったら好いじゃありませんか」 結局タイトルの『それから』の「それ」とはラストの時間軸からという事か。 読んでる時は、代助と自分が似ているとは思わなかったが、 自分も仕事を退職して読書・筋トレ・水泳に明け暮れる穀潰し生活をしていた時期があり、その最中で女の子に告白した事があるので、 案外同じ気性なのかもしれない。

04/29 10:47
0255文字
メイロング
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たぶん一番おもしろかったのは新聞連載当時。そこからハガれ落ちたものを注でおぎない、漱石ブランドで支えて丁寧に読んではじめて物語に手が届く。もう「おっくう」って言っちゃいけませんか。見終わった後で残念なため息しか出ない、どちらかといえば芸術指向の邦画みたいな感じ。漱石と相性悪いなあ、私。
0255文字
朱鷺
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3部作としらずにこちらを最初に読了。主人公の代助は高等遊民で、働かずに親にお金を貰って生活している。書生の門野とのんびり暑い夏を過ごすシーンが良い。身内に結婚の催促をのらりくらりとかわす代介は、友人の奥さんを好きな気持ちが抑えられなくなり、そこから物語は動く。それまでが退屈でなかなか読み進めれなかったけど終盤は面白かった。学生の頃から片想いしてたのに友人の気持ちを優先して我慢してしまったが故のことがけど…うーん辛い。
0255文字
西野西狸
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ネタバレ代助は駄目ニートだが、不幸な結婚生活を送っている三千代に対する愛情は三四郎にも通底する。ただし、職に憑かない言い訳は最低だし、家族への弁解もひどくすべてに対して肯定などできない。「僕の存在には貴方が必要だ。どうしても必要だ。」という台詞に代助の一途さを感じる。
0255文字
たむらんちょ
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歯ごたえのある文章。三四郎、心もいずれ。
0255文字
神楽岡
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森見とか読むヒマあったらこっちを読んだがいい。
0255文字
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