形式:単行本
出版社:論創社
このナチの地下組織が、ガブリエルを抹殺するために雇ったのがコルシカの「英国人」。しかしガブリエルの動きを追ううちに、自分が請け負っている仕事に疑問が生じてくる。この「英国人」ケラー、うすうすそう思っていたが、コート・ジェントリー並みの「お人好し系」である。隠しきれない人の好さと、紛れもない技術と、自分の意図とは無関係に組織からこぼれ落ちてしまった悲哀がまた、グレイマンぽい。しかし庇護者にも、友人にも恵まれるこの「英国人」は、そういう意味ではグレイマンよりかなり幸せな奴である。
リンクを貼り直しておきます。 ロングバーションはこちら→https://koko-yori- mybooks.blogspot.com/2021/01/0250.html ガブリエル・アロン考察もあります→https://koko-yori-mybooks.blogspot.com/2021/01/blog-post_16.html
なんとなくお人好しな感じと、紛れもない技術と、本人の意図しないところで組織からこぼれ落ちてしまった悲哀を感じます。それを英国に繋ぎ直してあげるガブリエルの人情?も良いですけどねえ(ネタバレだ!ごめん)
そうなんですよ。ケラーにも優しさの片鱗が随所に見られるんですよね。そこがまたイイ! これで装備を無くせば間違いなくグレイマンですね。
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