形式:新書
出版社:岩波書店
異教徒。
自分とは関係のない人。
神と祭り上げられてしまってカワイソ~て、、自身は宗派を持たず、神は人間派なので厳格なクリスチャンの話を聞きたいと思った。 宗教にすがることで孤独から解放されるならまあ悪くはないなと。人間社会を考える上で宗教や信仰は不思議と身近なものなんだなあと。 精神病と包含する部分があるというのには驚きというか思いもしなかったので
補足というか修正
目新しさはあしませんが、ベテランの精神科医の考えることとして、興味深く読みました。キリスト教のところで全然ユダヤ教に触れないなと思ったら、前編にあたる「民族という名の宗教」に書いてるようです。読む順番を違えてしまったかな。
話は逸れるけれど日本では一般的な「キリスト、イスラムに仏教の3大宗教」っていう表現を使ったら、おめめをまん丸にしたインド人に、「何を言っているんだ君は?それはキリスト、イスラムにヒンドゥでしょ」って言われたんだけれど、「3 major religions」ってググると「ユダヤ、キリスト、イスラム」って出てくる。ま、どいつもこいつも利己的で視野の狭いこと...。神様や仏様の教えをちゃんと聞いて心を広く持たないと。
だから戦争が起こるだよね(≧∇≦)
どういう結論になるか、というフィクション(多分…)。両者は精神科医という設定。//入信と家族(死んだ時に同じ場所に行けなくなる…僕にとってかなり重要事項、親は浄土真宗だし)・キリストはキリスト教を知らなかった。(信者にとって教義ってどんな存在か…なるほど)・ムハンマドは戦争に勝って部族社会(=多神教的)をひっくり返す必要が無くなったから生活指導的、キリストは部族社会の常識をひっくり返す必要があったから反常識的(精神療法的観点から始祖らを読み直す。)・ 始祖の死後弟子たちの犯した最大の過ちは?・キリストは二
元論に頼らない・「二千年前からの人類の退行分析」が秀逸・原点主義(←なんかエリアーデみたい「時のはたらきを癒すためには遡源し、世界の始まりを見出ださなければならない」)・付箋5,16,19,21,26,46,87,94,99,104,110,126,138,141,156,165,179,180,186,192,200,202
1929年東京生まれ。53年慶應義塾大学医学部卒。フランスの留学の後、慶應病院神経科や国立療養所久里浜病院などに勤務する。とともに、小説、エッセイ、評論を発表。現在、作家・精神科医。著書、「権威と権力」「民族という名の宗教」「アルコール問答」ほか多数。
そして、最後の方で、精神医療自体も宗教ではないか、と著者が議論を展開していくのも、とてもいい。希望をもつということはどういうことなのか、人間が恢復しようとすれば、どうして希望をもつことが必要で、それはどのような持ち方なのか、と。
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