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変わらざるもの (PHP文芸文庫 か 3-1)

感想・レビュー
24

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わたなべよしお
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 フィリップ・カー、流石に実力派。にくい構成に鮮やかな謎解き。戦後間もないミュンヘンやウイーンの見事な描写。ただ、作品の大きな要素となっているナチスドイツも遠くなった感が強い。2、30年前まではもう少しリアリティを持っていた気がする。だが、プーチンがウクライナをナチス呼ばわりするのはともかく、欧州でナチは死んでいないようなので、改めて考えるのにも良い本かも。多少古さは感じるが、面白いことは間違いない。
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いそぴ
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初めて手に取ったフィリップ・カー。ナチスがらみ、第二次対戦、戦中戦後のドイツをドイツ人私立探偵(元警官)の目線で描くなんて衝撃的で一発でファンになりました。シリーズ全部読まなきゃ!
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がんちゃん
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ベルンハルト・グンターが帰ってきた。ナチス支配時代から戦後の難しい状況を饒舌に語るハードボイルド。もう一度第一作から読もう。
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らくくわ
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時間がかかり過ぎて、なんだか内容が分からなくなったり(^^;妻のキルシュテンはどうやらインフルエンザで死んだんじゃないようだ。グンターも一番危ない目に合ったんじゃないかな。いつかまた読んでみたい
らくくわ

多分、暑さのせいもあるかと・7月全然読めませんでした(^^;

08/02 17:16
ふみっち

確かに、この暑さは尋常ではないです。脳が沸騰しているのかもしれません・・・

08/02 18:47
3件のコメントを全て見る
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あられ
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『一万円選書』カタカナの人物名がすっと入ってこず、休み休みの読書になった。第二次大戦前後のドイツを舞台にこれでもかこれでもかと主人公は騙され、最後にこんな感じで抜けきっちゃうの?と結末を迎える。そのなんとも不思議な物語に、でも、当時生死を分けたのはこんな不思議だったのかもしれないと妙にすとんと納得した。今世界中がおかしい…この本の主人公は、戦争で撃ち合うのはいいが、殺すために撃つのは嫌だという。私は戦争も嫌だが、ギリギリその通りだと思う。シリーズの4巻だという、前作もぜひ読みたいと思った。
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k.kishida
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ナチと私立探偵という珍しい設定のミステリー。グンターシリーズを前にも読んだことがあるような気がしていましたが調べてみたら勘違いでした。何というかミステリーとしてよりもノンフィクション的な読み方をしてしまいました、知らなかったことが色々。例えば、ナチの残党が南米に逃れたということは知っていましたが、その逃亡の手助けをカソリック協会が組織的に行なっていたとか、ユダヤ人の私的復讐部隊が組織的にドイツ人捕虜の大量殺人を行なっていたとか。ちょっと色々勉強してみたいと思わされた知的刺激を受けたミステリーでした。
0255文字
CCC
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グンターが還ってきた!(解説より) 帰ってこないほうが主人公にとっては幸せだったかもしれないけれど、ナチ狩り話は面白かった。続刊も続々出ているらしいが、今後もこの調子で酷い目に遭い続けるのだろうか……。
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てっちゃん
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第二次大戦後のドイツの複雑な社会情勢の中で、次々と襲いかかる危機を機転をきかせて回避するグンターがカッコいい。口がへらないのが欠点だが、信念を持って生きる姿が清々しい。
0255文字
takao
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ベルリン三部作の続編。 物語の前半部分と後半部分が繋がったところから加速します。 でもラストでグンターをハメタ奴らはどうなったのか⁇ 続編、静かなる炎に期待です(^^)
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YT
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【一万円選書】目次で目に入った解説の題が「あのグンターがかえってきた!」で、どうやらこの本の前に3部作があるらしくいきなりハードルが高い。WW2後のドイツを舞台にしたミステリー小説。500頁の分厚さのうち450頁ぐらいはなんのことない探偵小説なのかな(主人公の斜に構えた口調が気なるが)と淡々と読んでいた。それが一転、最後50頁でこれまでの伏線を回収していく快感が気持ちいい。ミステリー小説の面白さを知った。 ドイツ人の愛称は「酢キャベツ野郎」らしい。
0255文字
mamezo
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◎ 個々の出来事につながりが見え始めたらもう読むのを止められない。歴史上の出来事、人物と上手く絡めてあって興味がつきない。そして次は南米へ舞台が移っていくのだろうか。楽しみ!追いついてしまうのがもったいない気も。
0255文字
Coders
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ベルリン3部作で終わったものと思っていたが、10数年ぶりにグンターの復活。教科書にはない戦中・戦後のベルリンやドイツの市民感情や状況がよくわかる。それにしてもグンターはこんなにモテるタイプだっけ。
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なめけん
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三部作に続く戦後の話。続編も読んだ。グンターは相変わらずモテモテなんだが、今回はひどく痛めつけられる。
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西村章
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 あのベルリン三部作の巧みな作風を期待して読んでみたら、まさかこんな展開に転がっていくとは、ね。三部作中の第二作『砕かれた夜』も重いテーマを扱っていたと記憶しているけど、今回の作品では、さらに重く救済のない場所へと進んでいくようにも見える。そういう意味では、巻頭の箴言―神よ、われらに徳を授けたまえ。変えられない物事を心静かに受けいれる徳を。われらに勇気を授けたまえ。変えるべき物事を変える勇気を。そして、そのふたつの物事を見分ける知恵を、われらに授けたまえ―が、読後はとくにずしんと響く。
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kanamori
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☆☆☆★
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天晴草紙
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あのグンター復活! ということで期待して読んだのだが、言いたい放題の主人公は健在で読ませるものの、結末はどうも。どうしてもグリーンの「第三の男」と比べてしまうと・・・まだ続編があるようなので、今後の展開に期待して次の翻訳が出るまでに、あの傑作ベルリン三部作を読み返しておこうと思う。
0255文字
emitaku
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シリーズ物とは知らずに読みはじめ(あとがきに前作のあらましが書かれているので助かった!)、ぐんぐん引きこまれていった。時代背景がものすごく興味深く、グンターさんの減らず口も楽しかった。こんなにひどい目に遭う主人公も珍しいよね。満足の一冊。続編が出たら読みたいです。
0255文字
うみ
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最初読みづらかったが、読んでいくうちについていけるようになった。 第二次大戦終了直後のドイツという、とても複雑な状況の一端がうかがえて面白い。アメリカの占領下にすっぽり入った日本と違って、分割統治された中で、ナチスの残党とカトリックが結びつく地下組織の状況など想像を絶する状況。主人公の良心のあり方も、納得できる。 ところで、1990年ごろ出た前作の『ベルリン・レクイエム』など3部作、タイトルに記憶があるが詳細は覚えておらず、いやはや……
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HiRo
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まさか、ベルンハルト・グンターの話をもう一度、読めるとは思わなかった。長編なのと久しぶりの海外物で、読み終えるのに時間がかかったが。しかし、久しぶりのグンター、結構悲惨な目にあっていますね。このあと、シリーズは続いているようなので、そちらも期待。戦時中のベルリンもいいけれど、向こうも好きなところなので。
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三門 優祐
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何もかも変ってしまった、あるいはそう信じたい世界の中で、変わらざるものとは何か。
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Steppenwolf
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舞台は,ナチ勃興当時のベルリンから敗戦後のミュンヘン,ガルミッシュパルテンキルヘンに変わる。グンターは,ホテル経営者から再び私立探偵に戻る。そこで受けた依頼から元ナチの南米逃亡やナチ時代の人体実験に巻き込まれていく。しかし彼の妻までもが犠牲者なのである。相変わらず減らず口だが結構ミスが多く敵につけ込まれることの多いグンターである。日本の731部隊とその後という形で日本の小説にも出来そうな設定である。 原本をベルリン滞在時にフーゲンデュベルで買い,放棄していたところ翻訳が出て早速読んだ次第である。
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uritaro
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ひさしぶりに翻訳もののミステリを読んだ。舞台は第2次世界大戦後のドイツ、人名も地名も団体名も馴染むまでに少し手間取ったが3分の1あたりまで来ると「いったいこいつは何者!?」「主人公グンターは一体どうなるのだ!?」とぐいぐいぐいーーっと引き込まれ、ゆっくり楽しみながら読むつもりが、深夜まで一気読みして読了してしまった!! ストーリーの最後は本当に本当にホッした・・・。良かった、グンター! 続きが読みたい。そしてあいつらがその後どうなったのかも、次作の中でさりげなく知らせてくれないものだろうか。
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hit4papa
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『偽りの街』から始まるベルリン三部作の主人公ベルンハルト・グンターが活躍する新シリーズです。ナチスの戦犯狩りがおこなわれているドイツを背景に、ユダヤ人の復讐部隊やCIAが暗躍する壮大なスケールの謎解きミステリとなっています。一見、無関係に思われる出来事が、すべてジグソーパズルのピースになっていて、クライマックスでは、完成したパズルを前に思わず唸ってしまいます。歴史小説としても楽しめる贅沢な作品といえるでしょう。
hit4papa

長文の感想を書いてみました。https://lepee.jp/2020/09/02/philipkerr-theonefromtheother/

09/02 07:11
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