形式:単行本
出版社:新潮社
➂闇社会の発想と金融業界の発想が似通っている(儲けがすべて)。➃中小企業・個人向け融資におけるスコアリングシステムが大々的に普及。金融マンの与信管理能力の衰退。⑤「黒い眼の外資」(平成バブル崩壊で破綻した金融機関の行員崩れ)の暗躍。⑥フロント企業の利益、金融機関からの融資で得た財を投資マネーとしてつぎ込む。インサイダー取引や仕手戦など(ライブドアの某くんのような利益の得方)といったあたりが暴露。◆かつての住銀や三和などバブル期の在り様からすれば、小粒とは思うが、アングラマネーの(新型)金融商品への流入。
ベンチャー企業(経営者)の一部に見受けられる心性、すなわち、どうにも理解に苦しむ倫理感の欠如した拝金主義心性(「稼ぐが勝ち」)の勃興・蔓延・風潮が、平成バブルの悪しき落とし子のような気がしてしまうのだが…。◆補足。闇経済が投資マネーとして、多様な投資商品(ベンチャーのみならず、REITなど)に多額が流入し、その価格の擾乱要因であることは注意すべき。
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