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潤一郎訳 源氏物語 (巻2) (中公文庫 (た30-20))

感想・レビュー
52

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なの
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読書会に向けて「明石」の部分のみ。光源氏という人が分からない…。
ポプラ並木

なのさん、こんにちは!感想会楽しみにしています~

03/09 11:37
みあ

私も分からないです。感想会で話し合いましょう!

03/09 13:49
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katashin86
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「須磨」から「胡蝶」まで。都を退去した源氏が復帰し、六条院を構え、そして玉鬘登場。
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yokkoishotaro
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須磨と明石はとても大変だったのだと思うけれど、むしろ後半に盛り返していくところは、まさに人生というか、普遍的な栄枯必衰のテーマを感じた巻であった。
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訪問者
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須磨、明石と京を離れた源氏の生活が描かれる。このあたりが、これまでで一番面白いかも。しかし、読んでいて光源氏のお相手が誰だか分からなくなることが度々である。それでも物語は進んでいくのだが。
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源次/びめいだー
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面白いです。
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uchiyama
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ところどころ主語で迷子になるので、読むのにめちゃくちゃ時間がかかるのですが、この、何かといえば歌を詠み涙する、違う文化と感情、道徳を持ち、別の宇宙の話かとすら思える本を、ことさら、現代の感情生活や、物語の時代が帯びるイメージへと、安易に当て嵌めるような方向には流さずに、言語の機織りめいたリズムにこそアクセスしていく大胆さが現代的で、原文との見事な二重奏に感じられる語りを読んでいると、(しれっとした嫌味がかなり怖い…こともあり)心理を描けるのは、心理に対する即物的な冷徹さを持つ者だけなのだ、とも思います。
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Rosa
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まったくもう呆れるほどに君のマメだこと だから皆"私のこと思ってくれるのね"と慕ってしまうのね 忘れた頃に六条御息所へも使いを立てたりなんかするんだもの 参りました それにしても明石の御方とのなんて甘美で切ない時でしょう お別れには私も"涙がほろほろと零れ"そうになるほどでした ヤキモチを妬きながら浮気な君と仲睦まじくいる紫の上の逞しさも愛おしいけれど プライドを持ちつつ分をわきまえた明石の御方に憧れてしまいます 六条院での雅な日々に時の移ろいを感じながら…巻三では次世代の活躍がみられるのかな 楽しみです
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ナギサ
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とても面白かった
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こうすけ
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谷崎源氏、第2巻。めちゃくちゃ面白かった。源氏は一回流されて、また戻ってくるのか。公私ともに全盛期を迎え、ハーレム御殿を作り上げる。嫉妬する紫の上がかわいい。なぜか醜女・末摘花をバカにしつつ優しい。個人的に、玉鬘の巻がベスト。政治的な変動も大きく、かつての味方が敵になってゆく切なさ。世代交代も行われ、昔みたいな振る舞いをしようとする光源氏がちょっと気持ち悪がられるのも面白い。色々と、物語上のターニングポイントを迎えた源氏。これ以上面白くなれるだろうか。
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Tai
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光源氏自身が恋に悩み心を煩わせていたものが、年を重ねて女性を惹きつけることが難しくなってきたことを自覚しつつ、権力者として影響ある人たちの心を読んであれこれと再配するように。登場人物が様々な背景を持ちながら絡み合い、面白くなってきた。
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めまい
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須磨・明石での不遇を乗り越え京へ戻る源氏。「絵合」でその苦悩を見事に昇華させる→六条院の造営・完成、という流れは単純すぎるかもしれないけれどやはり綺麗。藤壺の死、冷泉帝の真実の露呈など物語の基点が少しずつスライドするように、次の幕へ引き継がれていく。それだけに、ちょこちょこ嫉妬する紫の上の姿が可愛らしく書かれていたり、末摘花など昔の女が出てきたり、という細やかなシーンにいつのまにか胸を動かされる。
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tokko
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第二巻は須磨、明石と源氏の不遇な日々からスタート。しかしここから明石の君と出会ったり、夕顔の娘である玉鬘が登場したりと人物が複雑に入り乱れてくる。正直、だんだんと頭がこんがらかってきて「これ、誰だっけ?」となってくる。
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眉毛ごもら
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須磨から胡蝶まで。須磨に隠棲した源氏の君は無実の罪だとか言ってましたが帝の妃になる予定の朧月夜に手を付けた上に入内したあとも関係続けてたからアウトじゃないかな?と思いますた。末摘花のいじらしさと一途さを見習えと蓬生を読んで思った。末摘花はボロカス言われてるのだがなんかこう見捨てられないそんな存在。明石の君は身分が低い(でも再従姉妹)ので産んだ明石の姫君と別れる羽目になるとか源氏ひでえなと思いつつ紫の上が育てたので正解だったので身分制強いなぁ。玉鬘に言い寄ってドン引きされたり大臣なっても変わらぬのでした。
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鎌倉
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ネタバレ須磨から見事期間した源氏。さては反省してないな。初音、胡蝶辺りは着物の描写とか庭の様子が華やかで美しい。ただ私にあまり知識がないので何とか染めの細長とか言われてもたぶんなんかきれいな着物ぐらいにしか思い描けないし、山吹が水に写ってとかあっても春のお花が沢山咲いてるんだなと貧相な想像しかできない。恐らく平安時代の知識があればあるほど楽しめる。この時代って恋の定義が現代と違いちょっと異性に興味を持つことを恋って書いてある気がする。
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FA743
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1回目
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syota
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第2巻は「胡蝶」まで。ここまでの『源氏物語』は”源氏を取り巻く女たちの物語”と言っていいと思う。光君が、女と見ると理性も立場も忘れてしまうしょーもない男にしか見えないのに対し、女たちは光君との関わりを通じて各々の性格や生き様が浮き彫りになり、陰影のある生身の人間として読み手に迫ってくる。普段は笑いものになっている末摘花でさえ、「蓬生」では逆境に健気に耐えるヒロインとして、読み手に感銘を与えてくれる。そう考えると光君は、真の主役である女たちを登場させるための”狂言回し”の役目を担っているようにも感じられた。
syota

谷崎は、源氏物語の中で最も好きな巻に「蓬生」を挙げている。本筋から離れた単発のエピソードだが、言われてみるとここだけで起承転結揃っているし、ハラハラ・ドキドキで最後はハッピーエンドという物語の王道を守っている。とかく自分勝手な光君も、ここでは白馬の王子様役をきちんと務めて好印象。高校の教科書でも、陰湿なイジメの「桐壷」などではなく、読み手を幸せな気持ちにさせてくれるこの巻を取り上げたら、と思うのだが。

06/04 18:20
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八百蔵
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金のあるダンディなエロオヤジに周りの女衆が振り回されて、あれこれ悩むお話。都落ちしても、第2夫人となるいいオンナを引っ掛ける。経済的な面での面倒見は完璧。出世を極めて多少落ち着いてはくるが、なお、元カノの娘に毒牙を…。フランス書院も顔負けで。夫人につつかれて「またそんな邪推を…」とペコペコするのがかわいい。この作品、何しろキャラ立ち抜群で、女の心の襞を詳細に綴る。谷崎潤一郎の流麗な訳と相まって飽きることがない。千年読まれるだけのことはある。ま、その陰で農民は苦労してると思います。
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okadaisuk8
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権力闘争で劣勢となり須磨・明石に引っ込むが、割にあっさりと復帰してその後は順風満帆。光源氏を頼り女性がどんどん周りに増えていき、彼女らをどんどん内裏に送るなどして権勢を強めていく。ただ、挫折を経験したためか、あくまでマイルドに周囲から望まれる形で地位を固めていく。年を重ねても、気になる女性へのアプローチは欠かさないが、拒否されるとあまり無理に押しはしなくなってきているのが年齢を感じさせる。
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トマス
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巻ニは「須磨」から「胡蝶」まで。一度は都を下った光源氏だが、時流の転換に助けられ栄えていく。たくさんの女性と契りを交わす源氏だが、昔の理想に縛られた恋慕ばかり。心から満たされた幸せとは言い難くて業が深い。夕霧や玉鬘が登場しており次の世代も楽しみだ。
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都わすれ
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巻二、須磨、明石から初音、胡蝶まで。谷崎の格調高い筆致が高雅で敬語使いが原文を読んでいるように錯覚する。その上に至る所に白氏文集などの漢詩を踏まえた言葉が頻出して紫式部の「漢才」が冴えている。舞台は右大臣家に権力が移り惹かれて光源氏自ら須磨明石へ流離し、侘び住まいを余儀なくされる。寂寥とした風景に琴の音が響き源氏の寂しい心を表しているようだ。明石の地で明石入道の娘への親心は千年経ても変わらない。やがて時が移り、源氏の隆盛の時代を迎え六条院では四季の花が咲き乱れ華麗な女君たちの描写が典雅だ。紫の上の憂悶、⇒
都わすれ

はるまさん、おはようございます。ぜひ本格的訳文に挑戦してみてくださいね。与謝野訳、寂聴訳、橋本治訳、林望訳、色々あって楽しいですよ。光源氏を取り巻く女君たちはそれぞれに個性が光ってがいますが、はるまさんならタイプの女君がお好みでしょうね…。

05/12 11:48
はるま

はい ぜひ いつか挑戦してみます 光源氏に憧れますね

05/12 19:31
12件のコメントを全て見る
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紫草
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潤一郎訳源氏物語巻二は「須磨」から「胡蝶」まで。物語的には源氏が出てこないところの方がおもしろかったなあ。源氏出てくるとその身勝手ぶりにイラつくし。玉鬘かわいそうに。かわいそうなのは玉鬘だけじゃないけど。そりゃあおとうさん怒るわ。解説見たら「玉鬘の出現が頭ノ中将との対立に油を注ぐことになった」って書いてあったけど、怒るでしょう、これは。おとうさんは。「明石」くらいまでは、断片的に読んだり、女の人とのエピソードだけをどこかで聞いたりしていたけれど、もうこの辺は未知の世界なので次巻の展開が楽しみ。
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いろは
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『絵合』に、「故院のお側にいらしった親王たちや内親王たちは、いずれもそれぞれに、諸藝をお習いにならなんだお方はありません。」という文章がある。この文章を読んだとき、ふと思った。今話題の、秋篠宮眞子内親王と、佳子内親王はどうなのだろうかと。天皇は、日本の象徴である。故に、皇室の方々にも、我々の手本となるような人間であってほしいと願う。私は、眞子内親王と佳子内親王には、幼少期より色々な芸事に嗜み、知性と品格を持った憧れの女性であってほしいと願う。しかし、宮様方も、皇室である以前に、それぞれが一人の人間である。
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TrueColors
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亡き桐壺帝や明石の入道の親心にキュンときた。朝顔は、歳が近く育ちも似るいとこなので、文通相手が一番ふさわしいと思う。光源氏が親子2世代にわたって愛するし、義兄(前:頭の中将)も奔放に恋をしていたようだし、財力あってのスケール感。脇役や花を意識したら読みやすくなった。内容をつかむために他の本の読まざるを得なくて悶々としたが、平安時代の知識が増して読む力は向上した。次は力を抜いてゆったり読みたい。与謝野訳を併読。
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sou
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谷崎源氏(全5巻)の2巻目。須磨から胡蝶まで。光源氏がどん底から栄華まで駆け上がる。「乙女」の恋物語でホッとしたのもつかの間、光源氏の女タラシでどうしようもない性分は相変わらずで…。玉鬘と紫の上がかわいそう…。また、六条院の描写が華やかで、人気の画題だったのも納得です。
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彩
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美少年だった源氏も巻が終わる頃にはアラフォーに。地位もあがり、もう若い頃のようなやんちゃはしないよ、と言いながらもやっぱり天性の女たらし。良い悪いは別にして、全員に対して嘘ではなく本気で言葉を贈っているから、一度目をかけた女性へのマメな心遣いは流石。誰よりも愛され、近くにいるからこそ辛いことも多い紫の上よりも、つかずはなれず、でも信頼されている花散里あたりが勝ち組な気がします…(゜-゜)
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namoken
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都の外に舞台を移した「須磨」「明石」「玉鬘」が面白かった。玉鬘に地方の有力者が言い寄るくだりとか、なかなか可笑しみがある。現代の価値観ではあの男の方がバイタリティも生活力もあって、源氏よりだいぶ上等だと思うけど。
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moi
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紫の上の気の強い性格が垣間見えました。この巻でも数々の女性が登場するのですが、紫の上との間には子供ができないというところがポイントですね。
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zoros
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1巻よりも格段に面白くなった。 谷崎訳、素晴らしい。 個人的には「少女」が好きです。 夕霧と雲居の雁の恋が可愛らしい。 夕霧の『私を恋しく思ってくれますか』の奥ゆかしいセリフに打たれた。 1000年前なのに、好きな人と離れるときは同じように感じるんだね。
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shou
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敬語まみれでありながら流れるような文体にも慣れ、代名詞の読み取り方が分かってくると、本当に優雅で雅やかな世界が見えてくる。この独特の文体でなければこの品の良さを常には保てない。
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ムカルナス
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若い頃は義母の中宮や神に仕える斎宮、人妻etcとの禁断の恋や身分違いの恋に燃えた源氏も30代半ばになり当時ではもう立派な中年。自邸の六条院に恋人たちを住まわせ我が世の春を謳歌。しかし女好きは相変わらずで夕顔の忘れ形見の玉蔓を自分の娘として引き取ったのに自分を抑えられず言い寄る一方、玉蔓に求婚する男達を観察してニヤニヤ・・・今や見苦しい好色オヤジ。一方、ヒロインの紫の上は美しく性格も良く、という設定だがイメージが湧きにくい。末摘花のイケズな叔母とか玉蔓の田舎者の乳母の方がいきいきと描かれているように思う。
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R
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読みにくさになれてくると,谷崎の力と源氏の力とで,なんと美しく切ない物語かと思うこともあった。ただ多忙の中読むには,この本は集中力を必要としすぎる。集中して読むことができれば,一気に引き込まれる。集中力がなければ,全然入ってこない。読書は体力勝負だね。
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りぃ
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ようやく読了。私的に読んでいて楽しかったのは、少女ですね。夕霧と雲居の雁の可愛らしい恋(*´꒳`*) あとで一緒になれるからね。
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あくび虫
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序盤の嫌悪感はどこへやら。ここまでくるとすっかり馴染んでしまって、各々の謎な言動にもさして疑問を抱かなくなります。全体的にテンポが早いので、あっさりと流し読めます。ものすごく読者を意識している印象。――政治については書き込むのに、女性の心情は詳述しないことが気になります。なんのこだわりなのでしょう。
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トネリコ
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須磨、明石ときたところで約1ヶ月ほどのインターバルができてしまった。初めから意気込みすぎたので、歌の注訳はあまり気に留まらないものはささっとナナメ読みにしたらスイスイと読み進めることができるように。だんだんと物語がうねりを帯びて面白くなってきた。ところで、紫式部は光源氏には激甘だなぁ。
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Rika
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再読。谷崎源氏がもっとも雅やかで美しく、この巻では「絵合」「玉鬘」が特に好き。「昔の例に徴しましても、年が若くて高位高官に昇り、世に抜け出るような人は、長くは保たないものなのです。自分は今の御代では分に過ぎた待遇を受けた、中途で一度零落して、沈んだことがあったけれども、そういう苦労をした代りに、今日まで存命しているのだ、この後栄華を貪ったら、命のほどもおぼつかない、これからは静かに引き籠って、後世の勤行を励み、かつは齢を延ばしたいとお思いになりまして、山里の閑寂な土地を卜して、御堂をお造りになります。」
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フク
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須磨、明石から玉鬘、初音、胡蝶まで。初音や胡蝶は、平安貴族のきらびやかな様子が夢のように立ち上がってくる美しい箇所。映像で再現されたらどんなに見事だろう。それにしても、よからぬ好き心で痛い目にあったはずなのに、やはり女性にマメすぎる源氏。明石へやる乳母にまで「田舎に遣るのが惜しくなった。」と口走ってしまうのだから。
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かごむし
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世上流布されている源氏物語のイメージはだいたい1巻までのようで、2巻は大河の流れを思わせる大文学の感があった。丹念に貴族社会が書き込まれているからこそ、人間の姿がありのままに映し出されていて、作中の人物のかすかな、なかなか言葉として表現しにくいような複雑な心の動きがビンビンと伝わってくる。すごい作品だなあと感嘆しながら読み終えた。読むのに体力は確かに必要だけれど、訳文はもう現代文とそんなに変わらないくらいに慣れてきた。3巻からどんな物語が綴られていくのだろう。期待に胸が膨らむ。ここまで読んできてよかった。
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潤一郎訳 源氏物語 (巻2) (中公文庫 (た30-20))評価85感想・レビュー52