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清少納言,河添 房江,津島 知明(2)倉本 一宏(2)島内 景二(2)角田 光代,山本 淳子(1)橘 健二,加藤 静子,山中 裕,秋山 虔,池田 尚隆,福長 進(1)藤原 行成(1)土田 直鎮(1)山本 淳子(1)円地 文子(1)16%清少納言,河添 房江…16%倉本 一宏16%島内 景二8%角田 光代,山本 淳…8%橘 健二,加藤 静子…8%藤原 行成8%土田 直鎮8%山本 淳子8%円地 文子著者グラフ上位10名
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都わすれ
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ラジオの島内景二先生の「古典講読」を聞きながら「湖月抄」の源氏物語の名場面 (桐壺~末摘花まで)を楽しんだ。北村季吟の注釈に沿って丁寧な解説に加えて、本居宣長の季吟の注釈に対する批判や宣長説も興味深い。この湖月抄のお蔭で江戸から明治の人々は源氏物語の世界を楽しんだのだろうなぁ…。島内節が炸裂‼
零水亭

都わすれさん こんにちは。ご復帰、嬉しいです☺!

08/05 09:36
こぞのしおり(去年枝折)

都わすれさん、昔とは違う名前でまたこちらにおりますが、お帰りを切にお待ち申し上げておりました。温かなお人柄から紡ぎ出される美しいレビューをまた拝見できますことを嬉しく存じます。

12/01 00:37
19件のコメントを全て見る
0255文字
都わすれ
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武士が台頭する平安末期から鎌倉にかけて、源平争乱の世を生と死に真っ向から向き合って生きた武将たちと女性、祇王、建礼門院徳子、静御前、北条政子。彼らの和歌は朝廷との政治的交渉において重要な手段であり、教養であったのだ。本書は和歌の解釈と鑑賞に加え、人物の経歴や歌の歴史的背景が書かれているので、一首の和歌が歴史の流れの中で武将たちの生きた証のように浮かび上がる。平家物語の作者たちの創作歌や伝承された歌であろうと詠み人の心情を掬い上げ、切々とその生き様を三十一文字の世界に響かせて、美へと昇華させている。⇒続く
TANIZAKI

都わすれさん、こんばんはです。読む視点がなかなか良いですね。

06/09 20:16
都わすれ

TANIZAKIさん、こんばんは。コメントありがとうございます。源平の武将たちの和歌による平家物語といったところでしょうか。大河ドラマの『鎌倉殿の13人』の北条政子や頼朝、義経、静御前、弁慶、梶原景季の和歌を読めて興味深かったです。この時代は栄枯盛衰、無常観が漂う人間ドラマが凄いですね。

06/10 00:09
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0255文字
都わすれ
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記紀、万葉における上代の和歌の成立から二十一代集、東常縁の古今伝授まで中世和歌文学の変遷を概観して、如何に和歌が伝統を受け継いで文芸の中心にあったかを論じている。著者は中世和歌文学の碩学で、日本文学史の書きかえを生涯の研究課題とした。本書は戦前のラジオ講義をもとに新たに書き下ろしたもの。時代の厳しい思想統制の中にあって国文学者としての矜持を持ちつける苦労があったと序文で綴っている。著者の文章は古風でありながら味わい深く、今読んでも新鮮で数多の発見と課題を有している。新古今や玉葉、風雅和歌集など⇒つづく
都わすれ

奎さん、こんばんは!なんてもったいないお言葉をありがとうございます(^^;只々和歌が好きで読んでいるだけなのです。いにしえの歌人たちの練磨した言葉、その言葉を使って四季の叙景を詠い、心情を重ねて三十一文字にその世界を見せてくれる…歌の世界は連綿と続いて現代人の心を揺さぶりますよね。和歌や短歌はいつも私たちの閉じていた感情を呼び覚ましてくれるのだと思います。奎さんの短歌をいつか読ませてくださいね(*^^*)

06/06 23:04
都わすれ

銀ねずさん、コメントありがとうございます!共読嬉しいです。この本は戦前に書かれたにも関わらずほんとに素晴らしい内容で中世和歌の真髄を見せてくれるようでした。銀ねずさんも書かれているように正岡子規への挑戦だったのでしょうね。大岡信の貫之の復活の系譜に繋がっているのでしょうか…。久保田先生の解説も秀逸でしたね。本書をもっと早く読めばよかったなぁと思います。そういえば恋歌がカットされていましたよね。今度、岩波から出る朔太郎の『恋愛名歌集』が楽しみです♪大好きな玉葉和歌集や金槐和歌集も復刊を期待したいですね!

06/06 23:34
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都わすれ
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日本文化や日本人の精神文化に多大な影響を与え、無くてはならなかった漢詩。現代は漢詩を読むことが少なくなった。祖先たちが心の栄養として愛誦してきた有名な漢詩を滔々と流れる北の黄河や南の長江の大河に例えて、時の流れに沿って懇切丁寧に説き明かしてくれる。中国三千有年の興亡の歴史を俯瞰しつつ、堯舜、夏、殷から生まれ出た伝説や童謡、周代の民謡風の詩経、楚辞から漢代、魏晋南北朝、隋、そして長安の春を詠う唐代、心の宋代、動乱の元、明、清代至るまで悠久の時を感じながら詩人たちの心象や詩情を味わうことができる。⇒続く
都わすれ

やはり漢詩の醍醐味は心地良いリズム感や遥か古の詩人たちの心情に想いを馳せることだ。五言、七言の美しい字面を眺めていると何となく詩文の意味が解るのは東アジア漢字圏の共有する財産なのだろう。唐代の艶麗な漢詩や閑適詩は特に好き。陶淵明、李白、杜甫、王維、白居易、杜牧は馴染みが深く心に響く漢詩が多い。白文、読み下し文、現代語訳、解説が付いた漢詩入門に最適な好著。『雲に衣装を想い/花には容を想う/春風檻を払って露華濃かなり/若し群玉/山頭にて見るに非ずんば/会ず瑶台月下に向いて遭わん』楊貴妃を讃える歌、李白

05/23 02:29
0255文字
都わすれ
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古典案内とその本からイメージされる甘いケーキや香ばしい焼き菓子に思いを巡らす愉悦の読書時間。著者はふと本棚に手を伸ばして一冊の本に時を経て再開する喜びと読書。古典は『時の流行は時に洗いながされる。…時間を味方につけて次第に真の姿を現してくる。それが古典の底力だ』。色々な価値観が氾濫する現代において、繰り返し読まれ人生の時々に新しい発見と感慨を生む。著者は古典を深い読みと解説で愉しく読む時間に変えてくれる。その後のほっこりとするお茶の時間に美味しいお菓子のレシピで心の豊かさを読者にお裾分けしてくれる。⇒続く
かふ

古典とケーキという組み合わせは、面白いですね。プルースト『失われた時を求めて』だとマドレーヌが鉄板になってしまうけど、漱石はトーストとジャムというのは英国時代を感じさせます。実際には『草枕』でクリームやゼリーのような洋菓子は好まず羊羹(黒光りする羊羹)と書いていたのを思い出しました。

05/22 08:42
都わすれ

かふさん、コメントありがとうございます。この本、甘い香りに誘われて読んだのですが、著者の読みが深くて読み応え十分でした。仰る通り!プルーストは何と言ってもマドレーヌですよね。漱石も英国留学時代がイメージされますね。著者の豊富なイメージから湧くお菓子を楽しみました。レヴューには書かなかった『嵐が丘』はヨークシャーのお菓子で、ジンジャーパーキンよいう黒蜜をたっぷり使った焼き菓子でしたよ。『草枕』の羊羹も食べてみたくなります。『坊ちゃん』のお清の食べていた越後の笹飴や笹団子も美味しそうですね。

05/22 20:02
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0255文字
都わすれ
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思わず「かわいい」と声を揚げたくなる琳派のかわいい作品たち。丸みを帯びた曲線的でほのぼのとした表情を描く動物たちや道の辺に楚々として咲く草花。デフォルメと単純化されたデザイン。小さな命を愛おしむように描く蝶や虫の姿。色彩はカラフルに表現し、洗練された構図や洒落た遊び心のモチーフは観るものを虜にさせる。尾形光琳に影響された宗達、神坂雪佳、乾山、抱一、光悦、其一、芳中など江戸後期から琳派と呼ばれたその魅力を「かわいい」という感情的視点で読み解いてくれる。⇒続く
玄趣亭

都わすれ様。神坂雪佳の絵は梨木香歩『家守綺譚』の装丁で知りました。美術館の琳派展で何度か拝見しています。金魚を真っ正面から捉えた絵を見た時は館内なのに思わず笑ってしまいました。子犬の図案の手ぬぐい持っています。京都で購入。お気に入りの一本です。

05/14 14:05
都わすれ

玄趣亭様、こんばんは。コメントありがとうございます♪子犬の図案は可愛いですよね。京都で買われたのですね。わたしは絵ハガキを何枚か持っていて大切にしているんですよ。神坂雪佳の絵は、何か長閑な雰囲気が漂っていて温かみがあって良いですよね。丸みがある線で描かれているからかもしれませんね。私も梨木さんの装丁で知りました!金魚のデザインもユーモラスで大好きです。洗練された優しい色彩のひっそりと咲く草花の絵に心惹かれます(^^)

05/14 23:26
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0255文字
都わすれ
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山紫水明の京都で染織の仕事に携わって植物染めを用いた日本古来の伝統色の研究と復元に生涯を費やした染師、吉岡幸雄。古典文学に精通して、特に源氏物語を精読して物語の中に表現される襲色や色彩の表現を現代に蘇らせた作品は実に美しい。本書は四季折々の移ろいを色彩鮮やかに植物染で表現して見せる色の歳時記。春夏秋冬の歳時記に込められた意味やその由来の歴史的考察を綴っている。源氏物語の原文を引用して、日本人が古より育んだ繊細な季節感や色彩感覚を読み取ることができる。源氏物語の原文や和歌と季節の色が調和して優雅な雰囲気を⇒
sheemer

新門前通りのお店で藤色のスカーフを妻に買いました。

05/02 15:51
都わすれ

sheemerさん、こんばんは。コメントありがとうございます!新門前通の吉岡さんのギャラリーで購入されたのですね!奥様のために紫のゆかりの優雅な藤色を選ばれたなんて素敵ですね~!奥様もきっと喜ばれたことでしょう。私もギャラリーへ行ってみたいな~(*^^*)

05/02 21:16
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0255文字

読んだ本
1047

読んでる本
1

積読本
204

読みたい本
553

ユーザーデータ

読書データ

プロフィール

登録日
2015/08/23(3535日経過)
記録初日
2008/08/30(6084日経過)
読んだ本
1047冊(1日平均0.17冊)
読んだページ
241974ページ(1日平均39ページ)
感想・レビュー
789件(投稿率75.4%)
本棚
21棚
性別
自己紹介

2015年10月より読書記録として登録。

日本の古典文学を偏愛。特に古典和歌が好き。俳句、詩歌も。

歴史分野、民俗学、古典芸能、(能、文楽、歌舞伎)絵本、児童書、美術書にも興味があります。

好きな作家
堀辰雄・遠藤周作・福永武彦・井上靖・辻邦生・泉鏡花・谷崎潤一郎・梨木果歩・白洲正子・志村ふくみ・竹西寛子・幸田文・田辺聖子・堀江敏幸・須賀敦子・大岡信・折口信夫


★建礼門院右京大夫、立原道造・三好達治・リルケ・エミリーディッキンソン・陶淵明・クリスティナロセッティ・李賀




珈琲とともに読書することが至福の時間です。


《さくら花ちりぬる風のなごりには水なき空に波ぞたちける》

(読メには気が向いた時に書きます)



















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