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騎馬民族国家 改版: 日本古代史へのアプローチ (中公新書 147)

感想・レビュー
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(ま)
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物議を醸した仮説 梅原猛を読んでるみたいな牽強付会的強引さを感じて 騎馬軍団も羊もいなかったような...
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金平糖
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C+。
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じゅう
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現在では騎馬民族王朝征服説はほとんど否定されているということを知った上で懐疑的に読んだ。文化的な類似に関してはその通りだと思える。ポイントは古墳時代の前期から後期にかけての文化の変化は急激なのかというところだろう。あとさまざまな事項に対し「騎馬民族的だ」という見解はいささか大雑把なように感じた。
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matsu
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ネタバレ東洋史学者の江上波夫氏が、考古学の発掘成果と『古事記』『日本書紀』などに見られる神話、さらに東アジア史の大勢を検証し、大和朝廷の成立過程を推論した1967年の著作。東北ユーラシア系の騎馬民族が朝鮮半島を支配した後、4世紀後半から5世紀に長期間かけて日本列島に入り、大和地方の在来の王朝から主導権を奪い、大和朝廷を立てたという。日本の古墳や出土品等から大陸の騎馬民族と類似する点を挙げて根拠としているが、もともと多くの渡来人が大陸文化を伝えて来てたのだから当然では?と思った。素人にはよくわからん。
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あったろう
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衣装や武具などの専門用語には少し疲れましたが、いかにもという説得力のある記載で本説がいまだに広く受け入れられていることに納得できました。ただ、指摘されていることは騎馬民族の侵略がなくても当時の密接な交流から生じた可能性は十分に考えられ、この点が通説にならない理由と思いました。
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kk
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14年ぶりに再読。前に読んだ時のこと、何も覚えてなくて、フレッシュな気持ちで堪能できちゃったりしました。それはさておき、かつては一斉を風靡した観もあった騎馬民族征服説、いまはすっかり忘れ去られてしまったかのようです。が、改めて読んでみると、構想の大きさと着眼の非凡さに、畏れにも似た感情とともに、古代への憧憬の念を掻き立てられてしまいました。内容的にも尤もらしく感じてしまうのは、kkが古代史の門外漢だからなのでしょうか。ぼちぼちといろいろ読んで、もうちょっと掘り下げてみよーかな。
金監禾重

事実誤認や手法の誤りなどから結論はほぼ完全否定されたと言えると思いますが、ちくま新書の『考古学講義』では着眼点と一部は真実を掴んだこと、その後の研究進展を促した起爆剤としての価値が評価されていました。未読でしたらお薦めします。

10/10 13:10
kk

金監禾重さん、お薦め、どうもありがとうございます。読んでみて、論争のその後をフォローしてみたいと思います。

10/11 00:30
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魚京童!
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農耕民族なんて所詮奴隷だからね。騎馬民族こそすべて。私はそう思うよ。酔っぱらっているから。それでいいと思うんだ。騎馬民族。馬に乗れないけど。牛に乗ってやる。それでいいと思うんだ。それで支配さえすれば。なかなかできない。続かない。だっていろんな場所に行きたいから。領土を広げたいから。このくらいの畑でどれだけ取ろうとか考えない。相手から捕れば、奪えばいいのだから。勝手に作ってるものを奪いに行こう。これからもそれは思う。返り討ちに合ったらしょうがない。奪えないなら死ぬしかないのだ。
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Hiroki  Nishizumi
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隙のない構成で、これを読むとそうだその通りだろう、と感じてしまう。ただ状況的証拠は問題無いが物的証拠が無いため今でもケンケンガクガク議論は続いているが。
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牛タン
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70年代ごろ一世を風靡したという「騎馬民族日本征服論」。前半で、匈奴や突厥などの中央アジア騎馬民族の社会、軍事、文化を紹介。後半で日本の古墳時代後期との類似点を明らかにする。古墳や埋土品などの考古学、日本書紀・古事記に関する神話研究、日朝の情勢を加味した歴史学的の三点からの論考。面白かった。
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富士さん
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再読。とてもおもしろい。要は日本と任那との関係はイングランド王国とノルマンディー公国のようなものだということなのだと解しました。著者の歴史学方法論の本でもあり、前半は遊牧民国家の解説に充てられているのでいろいろな切り口から楽しめる一冊です。よく新聞下の新刊広告欄に“古代史の謎か解けた!!”みたいな訳のわからない本が載っていますが、それも含めて本当の事は誰も知りません。固定観念なく想像すればいいと思います。なんちゃって歴史学かどうかは、如何に誠実に裏付けを行い、坦懐に批判を受けることに尽きると思います。
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おらひらお
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1967年初版。僕が持っているもので1990年の51版。前半の騎馬民族の歴史的紹介が面白い。
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naoto
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中央アジアの騎馬民族に関して知りたかったけど、後半は日本の天皇家との絡みになってしまって、ちょっと肩すかしを食らった感じ。まぁ、これはこれで面白いんだけどね。騎馬民族が歴史を動かしてる部分も結構あるはずで、世界史ではそこが見落とされてるから、もっと知りたいな。
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fseigojp
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とにかく馬が朝鮮由来であることは間違いないようだ であるなら朝鮮に馬をもたらした民族も重要な考察対象となる
fseigojp

ただしくはモンゴルから朝鮮経由ということです

08/23 19:16
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マイチ
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騎馬民族国家論を一言で表すと、大和朝廷は北方ツングース系の子孫である天皇氏と地元豪族との連合政権である、ということである。特に重要な天皇として「崇神・応神」があげられており、崇神天皇は筑紫を制圧し、応神天皇は大和への東征を行ったとしている。
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しんすけ
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本書の初版が発行された時、ぼくは学生だった。敗戦から20年になろうとする時期だ。今のように暴力団が為政者になる時代が来るなどは予想すら出来ない時代だった。当時、ぼくは古代史に興味を抱いていたから、井上光貞、上田正昭、護雅夫と並んで著者の名前が記憶に残っている。時代の空気として騎馬民族国家を受容は容易かった。今となっては「北方騎馬民族=古代日本人」という図式でなく、日本民族の一形成期として再度見直す必要がある。しかし、右傾化してしまった現代は、それすら受け入れる空気を亡失したのでないだろうか。
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左近
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かつて一世を風靡した騎馬民族征服説。残念ながらその後、旗色は悪くなってしまったけど、日本の古代史を専門に学ぶ者として、一度は目を通して置かねば…と思うだけで時間が経ち、この度ようやく手に取った。歴史は一国だけでは成立しない。アジアの中の日本であり、世界の中のアジアなのだという、ついつい忘れてしまいがちな基本的事実を意識させてくれる、知的好奇心がバンバン刺激される一冊。
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讃壽鐵朗
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さすがに幅広き知識の総合結果としての説だけあって、説得力は抜群である。 これに比べればやはりいわゆる在野の研究者のものなど子供じみている。 歴史とは総合解釈であって、考古学、文献学両方からでなくてはならないことも確認。
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くまきん
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騎馬民族が大挙して日本列島にやって来たとは思えないが、その血統を持つ民族が大和朝廷の中心になったのは間違いないと思ふ。
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kiji
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「大和朝廷=北方騎馬民族」説は現在否定的らしいですが、読んでいる最中はやけに説得力を感じ本当ではないかと思ってしまいました。最新の説を知りたいです。歴史物はミステリーの謎解きに近く、楽しめました
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可兒
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むかし一世を風靡した騎馬民族征服王朝説の話。個人的には手塚治虫の「火の鳥」で採用されていて印象的だったが、今となっては韓国起源説の謗りを免れないと言ってもよいのではないか
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レイノー
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改版前1967年刊。著者は東京大学名誉教授。◆日本の古代国家は遊牧騎馬民族による征服王朝が建国した。この説を大々的にフィーチャーし、戦後、一大論争を巻き起こした見解を一般向けにまとめた書。◆事後の反論、例えば、古墳埋葬物、食生活などの文化的側面、弥生期流入者・渡来人の遺伝的特徴(分子遺伝学)から、現在、江上説自体はかなり分が悪い。が、こういう希有壮大な発想そのものに感服。古代史学の研究進展にて、多くの議論を巻き起こし、考古学的知見を含む様々な立場からの論証を呼び起こした著者の業績は否定されるべきではない。
レイノー

つまり、かような江上ワールドに一度は耽溺するのも悪くないと思うし、ともかく読んでてワクワクさせられたのは間違いない書である。

10/19 23:14
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i-miya
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2006.06.23 P007 西南アジア乾燥地帯 P008 遊牧騎馬民族  内陸ユーラシア乾燥地帯  西南アジア乾燥地帯  細石器ー新石器時代  P010 内陸ユーラシアの原始  騎馬民族  牧畜的新石器文化   西南アジアが起源  羊  山羊  牛  馬  BC1000年紀  突如として好戦的に (1)農耕経済の発展 (2)都市文化成立 (3)物質文明 P014 騎馬戦術  青銅で轡作る  直接人間が騎乗  スキタイの住車 P017 農耕地帯、貿易路目標に襲撃 
i-miya

人間を集める必要性  国家化 P022 ユーラシアにおける騎馬民族  (西方)スキタイ フン  (中央)月氏 (東方)匈奴      鮮卑  突厥  ウイグル  契丹 蒙古  (東北)農主牧副民族  または半農半猟系 夫余 高句麗 スキタイ 世界史上初の騎馬民族 8c世紀イラン高原侵入

12/21 23:10
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やす
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読んだのははるか昔。20世紀だった。高校ぐらいかな。もう、天皇家はモンゴルから来たんだと信じ切っていた。最近はDNA鑑定もあるから簡単に否定できるし忘れ去られた学説なんだけど、ロマンがあったなあ。突然それまでになった馬具がでてきたら、征服王朝だと思ってもおかしくはないよね。まあ朝鮮半島や中国からの文化流入があったことは事実なんだろうけどね。読友書評から懐かしい名前が見えたのではるか昔の感想を書いた。
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ymazda1
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小さい頃、父親の書棚の古代史本を漁ってたとき、この本もあったけど、背表紙だけ見て日本古代史の本とは判らずにスルー・・・それから、だいぶ時間が経って、この本を読んだけど、新発見があるたびにコロコロ変わる水掛け論的な古代史本よりも、これくらいマジメにブッ飛んだ本の方が、読んでて楽しい。
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i-miya No2
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i-miyaで読了 i-miya(H27.05.23リライト) 2006.06.23 P007 西南アジア乾燥地帯 P008 遊牧騎馬民族  内陸ユーラシア乾燥地帯  西南アジア乾燥地帯  細石器ー新石器時代  P010 内陸ユーラシアの原始  騎馬民族  牧畜的新石器文化   西南アジアが起源  羊  山羊  牛  馬  BC1000年紀  突如として好戦的に (1)農耕経済の発展 (2)都市文化成立 (3)物質文明 P014 騎馬戦術  青銅で轡作る  直接人間が騎乗
i-miya No2

 スキタイの住車 P017 農耕地帯、貿易路目標に襲撃

05/23 04:30
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くろち
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それぞれの騎馬民族の知識を蓄えたらまた読んでみたい
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キムチ
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日本一国史観にざっくりと切り込みを入れた一冊。思えば60年以上前に発表した訳だから、その後の学会の変容を思うと隔世の感がある。私も初読みは学生時代だから、わくわくドキドキで読み、井上靖・平山郁夫と共に刺激を頂いた。「騎馬民族が日本を征服し支配と至った」と今でも思う人はいないだろう(韓国は別として)水耕民族が九州・近畿から支配を広げていく家庭は今なお発見され続ける歴史の驚きでどんどん修正が掛って行き、江上氏も草葉の陰でじっくり見据えているだろう。
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