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フクシマ原発の失敗 ― 事故対応過程の検証とこれからの安全規制 (早稲田大学ブックレット<「震災後」に考える>)

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syota
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あれからもう7年だ。3月11日夜の段階で原子力安全・保安院は、原子炉の炉心溶融を予測し首相に報告していたそうだ。私は「これは水素爆発で直ちにどうこう」という政府の発表を鵜呑みにし、大量の放射性物質が撒き散らされたときも戸外で作業していた。SPEEDI(緊急時迅速放射能影響予測シムテム)が実はそれなりに機能していたのに、国はそのデータを放置し(逆に米軍はこれに着目し、外務省経由でデータを入手していた)、多くの住民がいたずらに被爆させられたと知ったときの、声も出ないほどの悔しさと怒りが再び蘇った。(続く)
syota

英エコノミスト誌に「an almost cartoon-like level of incompetence(笑えるほど無能)」と評された政府と東電の事故対応。現場は優秀で勇敢だがトップマネジメントが無能で機能不全、というのは旧日本軍とまったく同じらしい。大津波の危険が指摘されていたのに想定外と強弁し、まともな原因究明も責任の所在もあいまいなまま、いつの間にか事故前と同じスタンスで原子力政策が進められつつある。本当に反省のない国だなあ、この国は…(終)これもヴェネツィアさんのレヴューで知った本です。感謝。

04/02 18:13
0255文字
ヴェネツィア
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2011年3月12日(いうまでもなく大震災の翌日だ)、テレビの映像を見ていた私たちは大きな衝撃を受けた。あろうことか、フクシマ原発1号機の原子炉建屋が水素爆発で吹き飛んだのだから。その後、2号機以下4号機までも制御不能に陥ったのである。その後、私たちはさらなる衝撃(笑劇)に向き合うことになる。すなわち、原子力安全・保安院も原子力安全委員会も、共に全く頼りにならない存在であることに気づかされたからである。さらにその後にSPEEDIが全く活用されなかったことも知る。本書の検証と警鐘をすべての人に。
いつでも母さん

それでも原発を許可すると言う・・

02/25 19:40
ヴェネツィア

いつでも母さん、そもそも日本の行政は、原発を推進することを前提にしているのですね。

02/25 19:43
0255文字
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