形式:文庫
出版社:新潮社
出版社:文藝春秋
形式:単行本
言葉は作者の創作なのか。こんな気持ちで兄は自分をも一緒に沈没させようとしたと。(お前はバカか。ギャンブラーでもないのに、勝ってどうするんだい..博打は負けるからこそ面白いんじゃないか。弾丸の最後の最後まで撃ちきるからこそ美しいんじゃないか 369)この破滅志向は戦争体験の影響が強いのか、生来の性質なのか。森田童子の歌とちょっと共通するところがある。(兄さんの歌には、過去の思い出ばかりがあって、将来への夢がない 348)これも森田童子の歌と共通するところだと思う。97年発表のこの本には姪の事は書かれてない。
(私は、愛というものに自分がもっと盲目になれるものと思っていた。世の中の古くさい価値観などに拘泥せず、ひたすら愛に忠実に突き進むことができるものと思っていた。が、実際にその場になってみると、腰抜けもいいところだった。打算的で俗なものの考え方を嫌ってはいるが、気がつけば自分こそがエゴの塊だった240) 作者はこの最初の女に対して強い慚愧の思いがあって。洋子が「南無阿弥陀仏、南無阿弥陀仏」とつぶやきながら(私)のあたまを両手で撫でている場面。
そうだねー、退屈しなかったのは確かだね。童子はそんな父と叔父のやりとりにうんざりしつつも創作意欲の源になったかも
童子のジャケット黒に赤色や青や、黄色の星型のステッチがあったね、あれは心象風景だったんじゃないか?と思う。声を出さず笑う癖のある人が近くにいたんじゃないかなぁ。良く笑ってたんじゃないかなぁ
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言葉は作者の創作なのか。こんな気持ちで兄は自分をも一緒に沈没させようとしたと。(お前はバカか。ギャンブラーでもないのに、勝ってどうするんだい..博打は負けるからこそ面白いんじゃないか。弾丸の最後の最後まで撃ちきるからこそ美しいんじゃないか 369)この破滅志向は戦争体験の影響が強いのか、生来の性質なのか。森田童子の歌とちょっと共通するところがある。(兄さんの歌には、過去の思い出ばかりがあって、将来への夢がない 348)これも森田童子の歌と共通するところだと思う。97年発表のこの本には姪の事は書かれてない。
(私は、愛というものに自分がもっと盲目になれるものと思っていた。世の中の古くさい価値観などに拘泥せず、ひたすら愛に忠実に突き進むことができるものと思っていた。が、実際にその場になってみると、腰抜けもいいところだった。打算的で俗なものの考え方を嫌ってはいるが、気がつけば自分こそがエゴの塊だった240) 作者はこの最初の女に対して強い慚愧の思いがあって。洋子が「南無阿弥陀仏、南無阿弥陀仏」とつぶやきながら(私)のあたまを両手で撫でている場面。