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陰の季節 (文春文庫 よ 18-1)

感想・レビュー
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Kira
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ネタバレ電子。四篇の短編を収録したD県警シリーズ。表題作は、天下り問題に直面する人事担当者二渡の苦労を描く。この二渡調査官は、四篇のいずれにも出てきて存在感がある。四話目の「鞄」は、罠にはめられた怖さが最後に迫ってくる。警察官も出世競争に明け暮れ、互いの足を引っ張り合うのは会社員と同じ。女性警察官に対する男性警察官の、あからさまな差別と偏見も見苦しい。その偏見に押し潰された女性警察官を描いた「黒い線」が悲しかった。
Kira

guinness mamaさん、明けましておめでとうございます🍀今年はドラゴンの他に、どんなお祭りをなさるのか楽しみにしております。テレビですが、いつのまにか見なくなり必要ないので持たなくなりました。

01/05 10:20
guinness mama

私以外も息子も含めて誰も見ませんがまだ持ってます。ネットの時代ですね。吸血鬼モノは読み始めると思います。後はお祭りより、幅を広げる為、狂犬ヒーローと少し読んでみたいです。

01/05 19:29
6件のコメントを全て見る
0255文字
BB
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知人のおすすめで初著者。刑事ものではない警察小説?一般常識がまかりとおりそうにない警察官の世界が少し理解できた気がします。これもやはり作者の経歴が成す技でしょうかね。
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ちくわ
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ネタバレ刑事がメインじゃない警察小説。警察が組織なのだとあらためて認識させられる。警察はまるで会社のようで、でもどこかちがう特別な組織なんだと思わせる。事件捜査しない人たちの正義を知ったり野心ありまくりだったりとても面白かった
0255文字
いと
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ネタバレ4篇の短編を収録。D県警シリーズ1冊目。『64』を先に読んでいて、二渡はなんて掴みどころのない人物なんだ……と思っていた。しかし表題作「陰の季節」では、急に天下り先を辞めないと言い出した大物OBに人事パズルを崩され、キレたり焦ったりする姿が見られて ああ、ただただ冷淡な人じゃない、よかった、と彼のイメージがいい方向に変わった。「地の声」と「鞄」が真実が早く知りたい!と特に面白かった。どの話も刑事ではなく警察内部の部署が舞台になっているから、未知の仕事内容を知れる面白さがある。それにしても警察組織って厄介。
0255文字
ふう
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刑事ものではない警察小説。こういうのも面白い!
0255文字
kenitirokikuti
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図書館にて。熊木淳『フィクションのなかの警察』(2024)は横山秀夫以降の警察小説を論じたもので、そちらから昔読んだ横山秀夫を再び手にした。本書は25年前の90年代最末期の刊行。いま読み直すとジャンル小説史との関わりよりも単純に2000年前後のあれこれの方が印象深く感じる。退きつつある「団塊の世代」な上司たちの像は私の話ではないので共感は少なかった(なお、おもしろくなかったという意味でないです)。さて、『半落ち』も借りてきたが、こちらも既読なので、未読の『64(ロクヨン)』に進もう
0255文字
dynabook77
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D県警シリーズ第1弾で短編4本 めちゃくちゃ面白かった 警察の警務部な人たちが主役で人事、監察、婦警、秘書課議会担当とか捜査畑なお話しじゃないけど謎?(事件?)が解けた時の満足感高すぎ 「64」未読で積んでます もーしわけございません😊
0255文字
てるてる
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面白かった。警察にはこんなことをしている人たちがいるんだなと、刑事ものばかり読んでいたので、次のを読むときにはその裏に思いを巡らせることができそうだ。
0255文字
mint
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2024-43
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^o^っpe
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D県警シリーズ第1弾、短編4作。どれも意表を着く終わり方で面白いが、やはり表題作が秀逸。「エース」二渡の活躍をもっと読みたい。
0255文字
ちゃびたん
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★★★★☆
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アルミ
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天下り先のポストを辞さない元刑事部長の真意を探る表題作から始まる4篇の短編集。D県警シリーズ1作目。所謂刑事ものとは違い、警察の裏方、管理部門にスポットライトが当てられているのが面白いです。起こる出来事は派手ではないですが、丁寧に心理を描写してくれるので読み応えがあります。其々の物語の結末はハッピーエンドとは言えないものが多いですが、警察組織は何事も無かったかのように回っていくのがリアルだと思いました。
0255文字
キジネコ
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組織には大なり小なり、上昇志向や妬み嫉み、水面下で蠢く権謀術策、内部政治の綱引きがあるんでしょうねえ。警察人事考課の管理官の目が捉える不正や隠された正義、4篇の物語。面白かった。以前県警や海保に仕事で出入りを許されていて馴染みになった担当者や事務方や署内の空気、信念やその綻び、彼らの生の部分を思い出しました。昇進レースの行方?引退後の天下り先の確保?組織で生きる人間にとって保身の課題は小さくない。複雑な社会の治安の守護者である彼らに100%は望むべくもない。彼らは警官である前に一人の生活者でもある。
0255文字
しば
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警察の管理部門の話だがすごく面白かった。警察ではなく、まるで会社。組織を円滑に回すために裏方が必死に動き回る。警察にもビジネスマンがたくさんいることがわかった。勉強になった。
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ダビデ
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良い
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鍵ちゃん
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警察一家の要となる人事担当の二渡真治は天下り先ポストに固執する大物OBの説得にあたる。にべもなくはねつけられた二渡が周囲を探るうち、ある未解決事件が浮かび上がってきた。4編からなる短編集だが、今までかなり警察小説を読んだけど、こんな警察組織は知らなかった。組織を支える裏方がしっかりしないと巨大組織は成り立たないなと感じる。以前「顔亅を読んだけど、中の「黒い線亅を先に読めば話が繋がっていて、この作品が原点になっているのだなと感じました。
0255文字
momo yama
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警察組織内で発生した事件を描いた短編作品です。同じ警察署の各課に所属する人間を中心にそれぞれに物語が進んでいきます。 警察官と言っても感情がある1人の人間なんだと感じさせらますし、また知らない所で実際に起こっていても不思議ではないリアルさを感じました。
0255文字
じん
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単行本の初版は1998年。26年ほど前。これくらい前の作品の方が、本質がすっきりと頭に入ってくるんですよね。警察のお話の短編4作ですが、刑事物ではなく、管理部門小説。すごく没入して楽しめた。朝の通勤電車のウォーミングアップにちょうどよい。事実や意向は細部に現れるってことでしょうか。なんとなくすっきりとストーリーがつながらない違和感、また逆につながり過ぎてるちょっとした違和感、何かにとらわれると、ちょっとした誤魔化しをしたり、自作自演をしたり。でも、シンプルに事象を見て気付く人もいるかも。二渡さんみたいに。
0255文字
都人
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表題作を含む四編の短編集。何れの作品にもD県警が登場するが捜査畑の人は脇役として登場。前に読んだ赤川氏の作品と比してこちらの方が本格派という印象。
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smelly
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ネタバレAudible 127冊目。実は再聴。横山秀夫御大、大好きなD県警モノです!いやぁ、このシリーズ好きだわ。4篇から成る短編集。どれもこれも本当に良くできてて、全く飽きさせず、且つ、没入感がすごい。警察モノではあるんやけど、主役は全部刑事ではなく。人事やら監察やら鑑識やら。そしてストーリー終盤で明らかになる真相!これが気持ちいい!2回目やねんけど止まらんかった!フタワタリさん、無理したら身体壊すで。頼むでエース!笑笑
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チャウ子
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再読ですが私の場合ほとんどストーリーを忘れているので 最後までドキドキしながら読めました。 保身、出世欲いろんな人間の欲が描かれていて興味深い。
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YUSUKE
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64を先に読み、読んだ。やはり面白い。現実の警察内部もきっと同じような世界で、同じような権力闘争が行われているのだろう。小説だとその当人達の心の声を知ることができる。まさに読み手は、神様の立ち位置。だから小説は面白い。最高の娯楽なり。
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バジル
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この緊張感はスゴい!それも刑事vs犯人などではなく、警察官同士での内輪もめ、出世を賭けた手に汗握る心理戦。短篇とは思えない完成度の高さ。どこをとっても申し分なしです。しかし警察官の方々、本当にこんな苦労をされているのでしょうか汗。
0255文字
まーみーよー
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D県警シリーズ第一弾。『64(ロクヨン)』だけは過去に読了。警察小説といっても、事件を追う刑事の話ではなく、警察組織の中の人事担当だったりする人たちが主人公なのが面白い。組織の人間模様がリアリティーがありそうで良かった。
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Takesta
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最後のタイトル名の「鞄」はどんなストーリーなのか気になりながら読み解いていくと最後は納得出来ました。横山さんの作品はいい意味で重たさがあり読み応えがありますね
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zero
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Audible。再読。警察組織の内、刑事以外の部署にスポットライトを当てた短編集。登場人物一人一人に魅力があり、話の筋も予想できないような展開で面白いが、そもそもこんなに全員が出世をするために潰しあっているのか?と疑問に思うところはあった。前に読んだのはもう10年以上前だが、結局印象に残っているのは、警察官としての執念を感じるような生臭い描写だった。
0255文字
shiai
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「64(ロクヨン)」が素晴らしかったので「陰の季節」「顔」と続けて読んで横山秀夫にハマった。 陰の季節は4編だが人事屋のニ渡が主役でハナシも繋がっている。短編というより4編合わせてて長編を読んでいるようだった。スジが見えないサスペンスであると同時に、警察内での確執、妬み、葛藤等々ドロドロの人間模様に止められない。
0255文字
基本読書は昼休み
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D県警シリーズ1作目。 天下りポストの期限が切れても辞めないと言い出した大物OBの思惑とは『陰の季節』、実直だか昇進してない警部にタレコミが『地の声』、真面目な似顔絵捜査官が行方不明になる『黒い線』、政治家が議会で警察に爆弾質問をするというが内容が分からなくて…『鞄』の4話。
0255文字
Kーazuki
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刑事物のサスペンス好きですが、犯人がいて捕まえるという内容ではありません。警察内部の人事や議会対応などちょっと今まで読んでいた内容とは違っていました。うん、面白い。こんな視点でサスペンスありだな。短編で4つの内容でしたが、サクサク読めました。
0255文字
mochiomochi
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D県警シリーズ第一弾。面白くて一日で読了してしまった。松本清張賞受賞作品ということもあってか、松本清張っぽさがふんだんに感じられる。ノンキャリエリートの主人公・二渡が中心になる短編集。横山氏の警察組織の描写は本作でも卓越しているが、時代背景だろうか、警察組織は今でもそうなのか、パワハラ・セクハラのオンパレードが若干古い気がする。しかし、テンポよく読めてしまう作品。
0255文字
yumcha63
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短編集苦手かもなぁ、内容とか登場人物はいいんですが、一気読ならいいのかも。
0255文字
敷島シットパイカー
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出世は男の本懐だ
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たかみ〜
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数年ぶりに第三の時効を読んで改めて横山秀夫作品の面白さに平手打ちされた感があったので、県警シリーズを全部読もう!ということで再読。短編でありながら各キャラの物語にぐぐっと引き込まれる。
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ふかみどり
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ネタバレD県警シリーズ第1作で横山秀夫のデビュー作。事件を追う刑事ではない警察内部の仕事を描く面白い警察小説だった。短篇ではあるものの描かれたキャラクターが何度か登場するのも良かった。
0255文字
綾
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最近警察もの続き。本作は、大矢博子さんの書評を読んで。警察の内部を舞台にした連作。こういう警察ものもあったんですね〜。どの話もいつの間にか引き込まれて、あっという間に読了。64も読みます。
0255文字
うにゃ
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D県警。警務課メインの中編4作品。人事異動に絡む腹の探り合い。誰が信用出来るのか、人間不信に陥りそう…。動機や人間関係は殺人事件の方がよっぽどわかりやすいが、こういうのも悪くない。読みやすくてサクサク読めた。二渡真治がお気に入り♪
0255文字
赤かぶ
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面白い。なんでこんなに警察官の描写が上手いのか。
0255文字
けん
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ネタバレ管理畑の人の洞察と苦悩。組織を守る、、、確かにやりたくてやっている仕事じゃないんだろうなあと思う。
0255文字
uehachi
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ネタバレ警察の短編小説だが、主人公は、人事の素案を作る警務課、賞罰の情報を集める監察課、議会対策の秘書課、婦警担当警務課と捜査担当ではない人なのが面白い。女性蔑視が残っていたり、出世のために同僚を罠にかけたりと、泥臭い人間ドラマになっている。
0255文字
今野琢
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D県警警務部警務課調査官の二渡真治は、警察一家の要となる人事担当である。二渡は「任期三年」という暗黙の掟を破り、天下り先ポストに固執する大物OB尾坂部の説得にあたるが、にべもなく撥ねつけられてしまう。周囲を探るうち、ある未解決事件が浮かび上がってきた 。 鵜飼県議が、県警を揺るがす不祥事に関する爆弾質問を出すという情報が入る。『議会対策』を担当する警務部秘書課の柘植は、質問内容を調べるために東奔西走する。(「鞄」)など全4篇。
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