形式:新書
出版社:岩波書店
形式:Kindle版
形式:その他
出版社:Audible Studios
そうなんですね。勉強になります。
井出英策先生の「ベーシックサービス」論は。近年の社会問題解決のキーワードだと思います
(2)制度資本のバランスの上に健全な経済が成り立つという観点で見れば、現在の日本の、あるいは世界の状況は、相当にこのバランスが崩れた状態にあり、それが社会の閉塞感にかなりの影響を及ぼしているのではないか、ということも感じられた。環境と制度資本である教育,医療の危機に対する対する手当を二の次に、相変わらず道路、鉄道、電力といった企業利益誘導型のインフラ開発にひた走ってきたことが、日本経済、日本的資本主義の特徴であり、その付けが現在の社会状況に反映しているとも言えるのではないだろうか。→(3)
(3)制度主義という言葉は、本書によってはじめて知ったが、このような現在の状況、さらには社会主義,資本主義の行き詰まりを克服する可能性のあるものとして期待し、注目してゆきたい。
この本、ジャンルとしては「エッセイ」じゃないか?
基本的にこの人の言うことは支持してるのよ。ただ、我々にはないもの・数字で武装させてほしかったのだ。
この本、ジャンルとしては「エッセイ」じゃないでしょうか?数理経済学には入らないように感じます。
ナイスありがとうございます。「自動車の社会的費用」の堅持のはずです。堅い、孤高の方。見るからにそのような人だったと思います。
一方で著者は「社会的共通資本は官僚的な統治や市場的条件から独立し、職業的専門家によって管理・運営されなければならない」と論じている。私もこの考えは賛成だが、実行は容易ではない。そのため、個人的にはオランダの経済政策分析局等を参考に政治との兼ね合いといったバランスを考慮して枠組みを構築するのが良いのではないかと思った。
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