読書メーター KADOKAWA Group

新訳 飛ぶ教室 (角川つばさ文庫)

感想・レビュー
70

データの取得中にエラーが発生しました
感想・レビューがありません
璃桜
新着
ネタバレ何度も読んでも最高の物語だ。大人になった今、改めて読んでみても、昔の、子供の頃の気持ちを忘れていないと確認できる。 作家志望のジョニー、画家志望のマーティンが特に好きだ。この2人はきっと、正義先生や禁煙さんのような素敵な親友の関係を続けるだろう。10年後も。 ウリーの勇気もマチアスの少しの後悔も、飛ぶ教室の劇も、正義先生からのマーティンへの素敵なクリスマスプレゼントもとても大切な物語だ。ケストナーの経験した戦争はこの世から消えてほしい。戦争があったら人は自分の人生を歩めなくなってしまう。この精神を永遠に。
0255文字
みそらしど
新着
ネタバレ「図書室のはこぶね」で登場し気になっていたが、訳が分かり辛くこちらでリベンジ。クリスマス休暇が近づく寄宿学校では、リーダーのマーティン、皮肉屋セバスチャン、冷静な判断力をもつジョニー、力強いマチアス、そして臆病な自分を克服できないウリーを中心に個性豊かな少年たちが登場。近くの学校との抗争や、それによって規則を破った少年達に道を示す正義先生。また、正義先生の居なくなった友人を探す少年達など児童小説らしい展開で進む。先にはこぶねを読んでいたからか、なるほどと思う場面が多数で面白かった
0255文字
ねここここコッコ
新着
ネタバレ2023初読。子どもの頃なんとなく、そんな題名の本があったなー的なことを思い、手に取りました。子どもの悩みだからと軽視しない、膝を折って子どもの目線になってくれるこの本が大好きになりました。子どもの頃に出会いたかった。登場する大人も子ども相手だからと決して幼く振る舞うのではなく、この子達がなぜそうしたのか?を常に考える姿勢は、見習わねばと思います。
0255文字
なお
新着
ナチス政権になった1933年、エーリヒ・ケストナーによって書かれた児童文学。クリスマスを迎えるドイツの寄宿学校を舞台に5人の8年生(中学2年生)が様々な事件を起こす。5人の友情もさることながら、子ども達を見守る先生が素晴らしい。この作品にはかけがえのない子ども時代を忘れないで、正しい道を歩んで欲しいという著者の願いが込められている。ケストナーは第1次世界大戦中、先生に勧められるままに兵士になり戦死した上級生達の事や自身の軍隊での過酷な経験から、この本を書いたとあとがきにあった。他の訳でも読んでみたい。
0255文字
ピンクのヤドン@どわすれ
新着
☆3
0255文字
みうら
新着
小4娘に。ドイツの寄宿学校に通う男の子達に起きたとある冬の出来事を描いた作品。「飛ぶ教室」というのはクリスマスに行った劇のタイトル。劇の練習中に、自分達の同級生が近くの実業学校の男子に連れ去られたところから物語は始まる。男の子同士の喧嘩や友情、先生との信頼関係など、女性よりも男性の方が共感できることが多いかもしれない。海外文学は登場人物の把握が大変だが、挿絵が多く小学生向けの本として編集されていてとても読みやすい。ただ小学生中学年向けとなっているが実際は高学年から中学生向けと言って良いと思う。
0255文字
花布  栞
新着
言わずと知れたドイツ名作をはじめて読む。新訳だからか文章は読みやすかったけど、カタカナの名前を覚えるのが苦手なので何度も登場人物紹介を確認しちゃった。なんとなくイメージで、ひねくれた少年たちが大人たちに反抗する物語かと思っていたら全然違った…。子どもたちは仲間想いで素直だし、大人たちも良い人ばかり。ケストナーさんの、「大人は子どもにこう接するべき」という思いが反映されているのかなぁと思った。マーティンが一番好きかなー。
0255文字
ガーコ
新着
☆☆☆
0255文字
海と風
新着
ドイツの学校を舞台にした話は初めてだった。ギムナジウムだとか実業学校だとか寄宿舎だとか8年生だとか登場人物の名前も覚えにくいし…子ども達には馴染みのない言葉が並んで、最初は分かり辛いかなと思っていたけど、ドイツの焼菓子の名前だとか解説もついていたし、ドイツの書取りテストではスペルを書くんだーとかドイツ人にとってのクリスマスとかドイツの文化に触れることが出来て良かった。感動! 颯:ベーク(正義)先生が優しくて良かった。 海:戦いもあって先生や生徒の友情もあって、色々と盛り盛りで良かった。
0255文字
てとら
新着
新訳、いいです。 つばさ文庫の編集に、何とか子どもに読んでもらいたいって熱量を勝手に感じます。 うちの子は、つばさ文庫のかわいいイラストじゃないと読んでくれません。 それでも、いいやんって最近思うようになりました。ふたりのロッテも是非okamaさんイラストで出して欲しい。
0255文字
にく18
新着
ネタバレ名作読んでみよう、と思い立ち。でもいろんな出版社から出てるな、どれにしよう、と考えて、新訳だしつばさ文庫で言い回しもやさしかろうとこちらにしたわけですが。うん、読みやすかったです。子どもが泣くのは読んでてつらい。そこで正義先生みたいにスマートに手を差し伸べられる大人になりたいです。出版社で読み比べとかも面白そうだなぁ。
0255文字
ふらこ
新着
子どもたちの葛藤やら悲しみやら友情やらがぎゅっと詰まっていますが、押し付け感や絶望感がなく、するっと読める。見守っていてくれる大人がいるという安心感があるからでしょうか。話がすごく短く感じので、これが長い話だったらもっとドラマチックだったんだろーな、と思います。けど、児童書なんで、これくらいの長さで友情っていいな。子供のことをわかってくれる大人っていいな、こんな大人になりたいな。って思わせてくれるところが素晴らしいなと思います。良書ですね。あと付け加えるなら新訳で読んでよかったです。イラストも可愛いしね。
0255文字
マカロニ マカロン
新着
ネタバレ個人の感想です:B。12月の読書会テーマ本候補。何十年か前、マーティンやジョニーたちと同じ8年生の時に読んだのだが、全く話を覚えていなかった。表題の進行する5人の生徒と正義先生、禁煙さんのキャラが立って魅力的。両親からの送金が不足しクリスマス休暇に帰省できないマーティンに正義先生が汽車賃を快く提供するのが本書の肝だが、中二で世の中の不公平さに絶望するジョニー、背が低く女の子っぽい所があってイジメの対象になるウリ―など、ナチスが政権を取った1933年に書かれた本だが、現在に通じるストーリーだ
マカロニ マカロン

本書は2012年の出版で訳も分かりやすく、「かわいい男の子と動物の絵がとくいな、新進の女性イラストレーター」pattyさんの挿絵も良くて、ウリ―やマッツの魅力が伝わってきた。本作で心に響いたのは、正義先生の「わたしも罰をうけるべきだろう。きみたちのあやまちの原因は、わたしにもあるわけだから」とクロイツカム先生の「どんな悪いことも、その責任はおこなったものだけではなく、、それをとがめなかったものにもある」という先生(リーダー)の責任に触れる発言だ。ナチスの台頭を止められなかった作者の自省の言葉であろうか?

03/27 22:54
0255文字
meichun
新着
ネット情報によると感動するらしい…ということで読んでみたかった。出版社は多数あって迷ったが、表紙がかわいいこちらにしてみた…が、失敗したかな。漫画みたいな挿絵のおかげで、人物像に深みがなくなってしまったような気がした。自分の脳内で想像したキャラクターの方が好きになれた気がして、これからはこういう漫画みたいな表紙の名作は買うのやめようと思った。
kikiみみ

一番最初の高橋健二さんの(訳)が良いです。多少読みにくくても世界観がよく伝わります

02/24 20:38
meichun

kikiみみさん、コメントありがとうございます。検索してみたら、本当に初期の頃の本に高橋健二さんのが多いようですね!ぜひ図書館で借りてみたいと思います。

02/24 20:46
0255文字
つきこ
新着
主役は子ども達なんだけど、正義先生はじめ、大人達の優しさとか子どもを見守る姿が印象に残る ケストナーが子どもの幸せを願っていたのを感じる
0255文字
藤宮はな
新着
ネタバレじんわりくる小説。ウリーのはしごからの飛び下り事件の際にセバスチャンが語る、自分もいくじなしであることや、ウリーは勇気を出したのではなく恥を知っていたという話。そしていくじなしだと他人から言われたら自分も殴るだろうから、彼はそうじゃないと証明した。またマーティンは切符代がなく家に帰れないのを必死に耐えて夢でまで泣いちゃ駄目だと言っている。訝しんだ正義先生が堪らず切符代を余分にポケットに突っ込む。子供の純粋さを忘れないこと。その誠実さを忘れず大人になれば世界中がもっと平和になるはずという作者の思い。
0255文字
ぺんぐぃん
新着
タイトルだけは知っていたけれど、初読。ギムナジウムという環境や、ヨーロッパ人のクリスマスに対するこだわり等、別世界。読みやすいイラストがいっぱい入っていて、小学生にはおススメかも。ただ、私自身は話について行けず、置いてけぼりを食ったような気分だった。うーん、いつまでも子供の心を持ち続けて、本の世界に没入するのは至難の技なのかもしれない。
0255文字
ええやん!朝活!
新着
#読了 クリスマスということで。中学2年の男子っていつでもどこでも変わんないなーと懐かしい気持ちに。この訳はかなり読みやすかった。
0255文字
ぜんじー
新着
もう一回読んでもいい。
0255文字
サラサラココ
新着
クリスマスの時期に、小1読み聞かせ。なんかもう、親の方が楽しんだかもしれません。
0255文字
みく
新着
0255文字
レスポア
新着
学校図書館で司書をされている方のブログで、岩波のケストナー少年文学全集版が2010年から一度も借りられておらず、つばさ文庫版は2012年に受入をしてから121回借りられているという記事を読んで、衝撃を受けたので読んでみた。私にとって『飛ぶ教室』といえば高橋健二訳の岩波版だが、こちらもとても面白かった。日本の子どもにわかりやすいように注を入れる、登場人物の性格や個性がはっきりとわかるように訳すなど、たくさんの工夫がされている。挿絵の親しみやすさも含めて、まず本を手に取ってもらうことが大事なんだなと痛感した。
レスポア

年をとって久しぶりに読んだら、クロイツカム先生がかなりツボだった(笑)。

01/21 15:58
0255文字
アイリーン子
新着
クリスマスは過ぎてしまったけれど、今年もこの時期に読めてよかった。児童文学作家の那須田さんと翻訳家の木本さん夫妻が訳されているので読み易く、また表記が「正義先生」だったので私の中ではかなりポイント高かった(くだらんこだわりだけど気になるのよ…)。改めて、これは少年たちの勇気の物語なんだなぁと。信念のために戦う勇気、自分の中の弱さに対峙する勇気、恵まれない状況(身寄りがないことや貧困)に屈しない勇気。がんばる少年たちも素敵だし、見守り必要なときに手を貸す大人もまた素敵だ。私もこんな大人になれているだろうか。
0255文字
おりがみ
新着
ネタバレ何度も翻訳、出版されているお話なので、きっと面白いのだろうと思いつつ、今まで手に取らずにいました。数日かけて読了。クリスマスの頃のお話。寄宿舎で生活する子どもたちの生活と友情、他の学校の生徒たちとの抗争、クリスマスのイベントと帰省を心待ちにする生徒たちの様子。 不思議に思ったのは、正義先生がマーティンが帰省しないことにぎりぎりまで気が付かないところ。宿舎に残るなら、そのように届け出を出すものなのでは?食事の用意もあるでしょうし。舎監の先生がその報告を受けていない様子なのは、おかしいような気がしました。
0255文字
チルチルミチル
新着
寄宿舎で過ごす少年たちの生活。 子どもの頃その呼び名と家を出らるのに家出でない、そんなどこかあこがれの生活が垣間見れてよかった。 寄宿舎のある学校の選択肢があったらよかったのにとつくづく思った。
0255文字
那
新着
再読(再再読?)。毎年この時期になると読みたくなる作品。飛ぶ教室は何作か読み比べているけれど、やはりこの新訳がいちばん読み易い。子どもに寄り添ったケストナーの目線から語られる少年たちの生き様がとても素敵でした。同じ学校に通う同い年の子どもたちだけれど、彼らの境遇や価値観や悩みは彼ら一人ひとりのもの。そして、「子どもの涙がおとなの涙より小さいなんてことはない」。少年たちの友情はもちろん、彼らをやさしく暖かく見守る、「かつては子どもだった」おとなたちの存在も、この作品の魅力なのでしょう。
0255文字
るみえーる
新着
ネタバレドイツの昔のギムナジウムで勉強する生徒たちの話。実業高校との喧嘩とか劇の練習(女装あり)とか、立派な先生の大切な友だちとか、貧しくて家に帰れない優等生とか、いろいろある。佐藤紅緑が少年倶楽部で日本を舞台にして書いててもおかしくないような話だった。生きるためにだいじなのは勇気とかしこさ。はがねの誓い(アイザーン)! 昔読んだときはなんか萩尾望都っぽいイメージだったんだけど、新訳のほうは文が軽くて邪魔にならない程度の漫画っぽいイラストで、実にいいな。ケストナーの他の作品も読んで感想書くよ。
0255文字
Ayah Book
新着
娘に買ったのですが、またしても読んでくれず、自分で読む。。。初読みですが素晴らしかった。あまりにもまっすぐな、まさに名作。美少年テオドアがかわいい。そして娘は何故本を読まないのだろう。こんなにおもしろいのに。
0255文字
テツ
新着
「子どもの涙がおとなの涙より小さいなんてことはない」ケストナーは大人になってもこどもの心を想うことが出来る人間だったってのがこれだけで解る。毎年クリスマス間近になると読み返す飛ぶ教室がこんなライトな表紙に。ギムナジウムでの少年たちの生活。それぞれの抱く夢や小さな絶望。彼らを見守る優しい大人たち。ありとあらゆる全てをクリスマスは癒し励まし祝福してくれる。現実世界では必ずしもそうではないからさ。せめて物語の中だけではこどもたち全てに祝福を。
0255文字
kikiみみ
新着
飛ぶ教室ブーム。これは児童文学でも定評のある那須田淳さんの訳。読みやすくても物語として上手くまとめてあり良かった。でも、この絵があまりにもキャラを限定していてとても残念です。まず手に取ってもらうには仕方ないのかなぁ…
0255文字
豆田
新着
図書館本。教科書に紹介されていてずっと前から気になっていた本です。クリスマスのわくわくドキドキふわふわキラキラした雰囲気や気持ちが文章や挿し絵からとっても伝わってきました!この本はもう一度、クリスマス前に読みたいな…すごく面白かったです!!
0255文字
へたれのけい
新着
いいなぁ、ケストナー。エーミールが大好きですが、これは泣ける。  うん、ケストナー、いいです。
0255文字
混沌工房
新着
岩波書店版、光文社文庫版と読んできて、本書。イラスト豊富で注釈も多く読みやすい。いまどきケストナーを読む子どもはいるのか…とも思ったが、奥付見たら初版は2012年でわたしが読んだのは2016年5版。意外と健闘してる? 内容は言わずと知れたギムナジウムの少年たちの友情。他校生とのケンカ、度胸試しに飛び降りる等、男子っていつの時代もオバカだな~と苦笑しつつも微笑ましい。いつ読んでも最後にうるっとしちゃうのだけど、感動ではなく、彼らが大人になれたか、明るい未来を見られたか…とか考えちゃうから。
0255文字
カヤ
新着
ようやく読めた飛ぶ教室。ギムナジウムの話って聞いていたから、暗い閉塞的なのだと思い込んでいて今までてを出さなかったけど、そういうわけでもなかった。前半はどっちもどっちで苦手だけど、後半おもしろかった。あとがきで登場人物の性格や個性がはっきりわかるように訳したというだけあって、読みやすい。
0255文字
おとのぎ
新着
二冊目の『飛ぶ教室』は、絶対に挿絵が可愛い角川つばさ文庫、と決めてました。訳も読みやすいし、みんなの個性がよく出てて、とても良かったです。
0255文字
花浅葱 藤袴
新着
訳者は普段はドイツに住んでいる人で、授業教わった事もある人なのですが、とても読みやすかった。5人のキャラ付けがよく出来ていて誰が誰だか分からなくなることも無かったし。あとイラストが可愛いので併せて楽しめると思います。何回か別のを読んでますが、私はこれが1番かな、と。正義先生と禁煙さんの話が大好きです。
0255文字
歩月るな
新着
2012年の新訳。光文社古典新訳のほうが2006年、大人が読むと面白い、からちょうど六年たって子供の為の児童書としてまた出て来た一冊。ちょうど今時分クリスマスの時期のストーリーである。ドイツ流儀についてまったく無知であるので、解りやすい注釈つきで大きなお友達にも大変ありがたい一冊。「正しく子供の心を持った大人」が登場する。子供のまま大人になる事は必ずしも素晴らしいことじゃないと言う事を我々はもう知ってしまっているけれど、忘れてはいけない事が一つ。だれもが昔はこどもだったのだ。そして、親は選べない。決して。
0255文字
はこちゃん
新着
小学校図書館蔵書。図書だよりで季節柄クリスマスものをオススメすべく読了。私は講談社文庫で読みましたが、最初は正直「お国柄や時代背景にそぐわないかなぁ?」と思いました。それでもラストは引き込まれ読んでよかった作品。魔法の力や不死身の身体ではなく、子どもが目の前の困難に向き合い、身の丈に合った成長を手助けする物語。そして理想の大人が登場すればなおよし。この物語はそれらの条件を満たしています。思春期の子どもはどうしても現実の大人には逆らいたいものですから、物語の中に素敵な大人が出てくることはとても大切なんです。
ヒロミ

表紙にビックリしました…∑(゚Д゚)なんかすごい…。

11/13 21:12
はこちゃん

ユウロさん、イマドキ児童読み物はこんな感じです。私もようやく慣れました(^^;

11/23 20:35
7件のコメントを全て見る
0255文字
kat
新着
他の翻訳で既読済み。娘の読書感想文に付き合って、こちらも読了。娘が図書室で借りて読んで気に入って、また読みたいと言ったので買ったのだけど、このお話はやっぱりいいなぁ。禁煙さんと正義先生のことはよく覚えてたけど、今回読んで面白かったのはクロイツカム先生だった!(笑)
0255文字
優日
新着
「子どもの涙がおとなの涙より小さいなんてことはない」
0255文字
全70件中 1-40 件を表示
新訳 飛ぶ教室 (角川つばさ文庫)評価93感想・レビュー70