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名探偵に薔薇を (創元推理文庫) (創元推理文庫 M し 1-1)

感想・レビュー
1172

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あず
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ネタバレ賛否両論、好みも然り。 ただ読んでみてほしい。 そして叶うなら、本を閉じる瞬間、 表紙を見てほしい。 私は好き好き、大好きな一冊。
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Ant
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2部構成の小説。第1部、小人地獄の登場、解説が第2部に効いている。個人的にはもっと小人地獄で遊んでほしかった。
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ちゃこかんな
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ネタバレバッドエンドはなはだしい 第一部は金田一みたい、毒薬製造現場の地獄さでどんより 第二部は名探偵呼ぶために大量に毒ぶち込んだのかなーとかは思ったけど、その辺より名探偵の苦悩に救いがなさすぎて苦しい
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やまもとゆいこ
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2部制で全く形相変わる感じ面白い!そして名探偵の色もあって終始くっっっらい。暗い頂点みたいな、本当に心が明るくなる瞬間が平時でもないような小説だなという印象。まず「小人地獄」の方はかなり猟奇的な印象が良く、トントン進む展開と言葉数の多さが退屈せず、短いが登場人物かなり際立ち2部が楽しみになる。「毒杯パズル」はしっかり最終展開があり楽しく、1部がありきの内容だし、マジで暗かった。総じてかなり読みやすいし、ミステリーが好きなんだろ?って言われてるようなザって感じが良かった
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中華三昧
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面白かった。読みやすい。
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みみみ
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リアリティには欠けるのだが二部構成が成功している.重苦しく救いのない結末はやりきれないが,二転三転する展開は面白かった.
sanosano

懐かしー.内容は覚えてないけど面白かった記憶はある.

01/29 20:07
みみみ

ずいぶん昔の作品なんですね.有名な方なのでしょうか.海外ミステリ村にいると全然知らない名前でした.

01/30 09:13
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みゆ
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初読み作家さん。「小人地獄」という摩訶不思議な毒薬を軸に猟奇的な連続見立て殺人の一部、その数年後に起こった小人地獄を使った不可解な毒殺の二部。一部はグロさが先立ち現実味がなく名探偵の瞬時の推理に「はぁそうですか」と( ゚д゚)ポカーン それが二部に入ると二転三転する多重推理と名探偵の痛恨の過去と引きずる苦悩。鮎川賞最終候補作と言うのも納得の読み応えでした(o^^o)
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オフィーリア
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2部構成の本格ミステリ。 1部では童話に見立てられた猟奇殺人を名探偵が鮮やかに解決する。そして第2部、二転三転する状況下で名探偵の前に現れるあまりにも美しい真相とホワイダニットに心が抉り取られる。探偵である事の苦悩と業をこれでもかと描き切った名作でした…!
オフィーリア

これ本当に衝撃でした!めちゃくちゃ良かったので是非とも

01/15 14:52
みゆ

読みました~ヽ(^o^)丿 一部はふーん・。・な感じだったのですが、二部は良かったですね。名探偵の苦悩と業を堪能しました('∇^d)☆!!

01/24 18:56
3件のコメントを全て見る
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ぬりかべ
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ネタバレとてつもなかった…こんな高密度の事件が二本立てなんて 第一部だけで終わってもちゃんと面白いミステリーだと思ったのに、あんな第二部が 人を殺すつもりは無かった事件だったことは予想ついたけど、二重三重にカモフラージュされてて、しかもどれも納得しうる真相だったのは秀逸だった 今回の事件で瀬川さんは更にズタズタになり、それでも名探偵であることを続けるんだろうな。いつか幸せがあらんことを、と祈りたくなってしまう気持ちも『名探偵に薔薇を』というタイトルの一部なのかも。
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まんぷくまる
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ネタバレ二部構成になってるところが良かった。一部のメルヘン小人地獄という童話になぞらえた連続殺人事件は金田一を思い出させてくれた。探偵役は三橋なのかと思って読んでいたが結構後で文字通りの名探偵が登場したのは意外だった。そこからはあっという間に事件解決し、二部が始まる。二部も登場人物は同じなので集中したまま読めた。全体が読めたと思ったら覆されるのが3回くらいあってまだ整理できてない。御伽噺のくだりだけ好きじゃなかったな、例えずにそのまま語ってくれと思ってしまった。
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たけたけ
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第1部では「見立て殺人」によるオドロオドロしさ全開の展開で、かなり自分好みの内容でした。しかし、第2部では雰囲気が変わり、ちょっと法月倫太郎の「死刑囚パズル」を彷彿させる展開でした(第2部の「毒杯パズル」という題名も、何か意味深)。2転3転する展開も見事で、着地点も自分の想像を超えるもので大満足でした。
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いち.に.
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ネタバレグロテスクな製法で作られる便利な毒薬:小人地獄。それにまつわる逸話。ハンナをああして、ニコラスはこうして、フローラにはあんなことをする復讐譚。それらをなぞるような恐ろしい事件。まさかの2部構成だった。最後は登場人物達がいい雰囲気を出しているんだけど、細部を変えれば割と有名なサイコパス診断の動機だし、ネタを仕込まれているようで面白かった。
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なつ
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推理や、展開としては面白かったと思う。ただ、結末が……。救いようがないというのは仕方ないとしても、なんだか微妙な気持ちになった。バッドエンドが好きな人だとしても、この終わり方は微妙なのでは。前半だけでも十分物語として成立してるのに、二部構成にしたのは良かったと思う。
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シイカ
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救いって難しい、何をもって救われたというのか…終わり方には賛否両論ありそうな感じ。途中の真相が二転三転するのは良かったけど、いまいちオチにインパクトがなかった感は否めない。
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Kentarou Takeuchi
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2つの事件で完成する名探偵の物語。面白かった。1部のグロさ痛快さからこのやるせない結末は予想出来ない。物語の展開はスピーディーで飽きさせない。名探偵という自動装置の背負うアイロニーは読者に業を感じさせる。
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うずら
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城平京さん、初読み。 いや、なんとも重苦しい…冒頭出てくる「メルヘン小人地獄」や第1部の被害者の惨状がちょっとグロテスクで最初は「チョイス間違えたかな」と後悔しつつ読み進めましたが、結果、読んでよかった! そして名探偵の瀬川さん、ハードボイルドな感じ。 2部構成で、第1部が割とあっさり終わったので、こんなもの?と思いつつ2部を読み終わってそういうことだったのか!と気づく。 読み手も思考を巡らせつつ読んで、最後で解答に行き着くこの流れ、正しいミステリーという感じでよきでした。
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まさ
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素晴らしい!2部の展開がグルングルン変わる。 お前親友じゃなかったのかよ!その意味を知った時… 名探偵に薔薇を!
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スカイフォーク
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ネタバレある家族にふりかかった2つの殺人事件、1つはおとぎ話に見立てられた犯行計画を乗っ取り実行した殺人事件、もう1つはその2年後の毒殺事件の2部構成のミステリーに名探偵・瀬川が挑む。1部の話が2部の話の伏線にしっかりなっていました。ラストに明かされる犯行動機は前例のあるアイディアですがこの物語ではその犯人の犯行動機が名探偵・瀬川の真実を暴く苦悩、名探偵としての悲劇を更に鮮明にする効果があったと思うのでよかったです。
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げん
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ネタバレなんて辛い話だよ。凄かった。少女が思い人の名探偵に会うために事件を起こしたっていうラストに向かって全てが用意されてる。なのにそのフリ自体が面白くてよく出来てるってどういうこと?魅力的な青年三橋もとっつきにくい冷徹な瀬川も最後の真相を隠すためのキャラ設定になってる。世間知らずな少女が恋をするような「難事件」を鮮やかに解決する名探偵を用意するために一部が用意されている。いやー凄すぎました。脱帽です。
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駅前
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2部の登場人物一覧と最初の展開でそういう感じ?となった。二転三転からの結末、哀しいねぇ。三橋と名探偵瀬川、よいねぇ
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sai
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小人地獄の万能感が現代でいうところの特殊設定っぽさを感じた。 2部の動機は見抜けるものなのか?
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まり
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7
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私的読書メモ3328
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『処女作にはその作家のすべてが詰まっている』という妖しい格言がありますが、城平京の場合は、それが当てはまる作家といえるでしょう。後の作品にも通底するテーマや世界観、倫理規範がすでにあります。横溝正史からの本邦ミステリのクラシックを踏襲した第一部からの、メタミステリの極北的な第二部。文章や登場人物の情動が大仰に過ぎるところが大きな欠点になりえますが、傑作と言っていい作品だと思います。
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Zest1157
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ネタバレメルヘンチックなあらすじに惹かれて、思わず買ってしまった。ミステリー要素よりも、とある裕福な一家で起こった、恋とか愛などといった物をメルヘンに描いている。現代において、この様な暮らしや感情を理解するには、あまりにも時代が変わり過ぎているので、共感できない人は、とことん出来ないと思った。美しいと感じても、現実感は感じられない。正しくメルヘンなミステリー小説である。
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そらックマ
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ネタバレ小人地獄という毒薬を作った武林が起点のミステリー。はじめは藤田家の家庭教師を行っていた大学院生の壮一郎が事件に巻き込まれ、名探偵のみゆきに事件を依頼する。事件解決の2年後、小人地獄をつかった殺人が起きてしまうが、結果としては、みゆきを呼びたいがために起こした不幸な事故だった。探偵役が、最初は完璧に解決し、2回目は、ミスリードを2回するという発想が斬新ではあった。
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ʎ
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創元社フェアで知った作品。開幕で心を掴まれたにも関わらず、1Pの文量が多いからか読み進めるのにやや時間がかかった気はするが、斬新な2部構成が楽しくオチにも感嘆した。ミステリーに現実離れした要素をあまり求めていないためそこだけ若干マイナス点が入ったけど(小人地獄の効能)、全体的にかなり好きな小説。久々に読了後「面白かった…」となった。人のこころが交錯する悲しいミステリー大好き。
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ほぐか
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ネタバレどこまでも儚く、そして耽美な推理小説だった。【メルヘン小人地獄】という寓話に沿って行われる見立て殺人、グロテスクで艶やかな毒薬、その中で光る、心根の美しい登場人物たち…。ストーリー、キャラクター、どこをとっても仄暗い美しさが宿っている。また、あの壮絶な一部が二部に繋がるための序章でしかないという大胆な展開…一気に読み進めてしまった。名探偵は変人奇人である、といったイメージが定着してしまっているが、そのイメージすら逆手に取り、読者に他にない読後感をもたらしている。切なく苦しい、そして美しい小説だった。
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佐倉
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ネタバレ城平京のデビュー作。理と役割に縛られる探偵、そもそも虚構として構築されていく事件、自分の責任を小人地獄や名探偵という役割など理外の法に委ねてしまったことによっておこる悲劇……様々な部分に後の虚構推理(特にスリーピング・マーダー)へと繋がる要素が見られて興味深い。展開的に第一部は王道的なミステリの雰囲気があるが、第二部はジャンルのお約束に縛られた人々の悲劇を描く一種のアンチミステリのようにも感じられる。名探偵として擦り切れていく瀬川を主人公にした文体はハードボイルドみもあって独特の読み味だった。
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モルワイデ鮒
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『メルヘン小人地獄』というワードと毒薬の製法の非日常感で『名探偵』もすんなり受け入れてしまう。第二部は名探偵の内側がまとわりついて重い展開。毒杯パズルに翻弄される。タイトルをどういうふうに心に置いたらいいか考え中。
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ピアス
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2部のための1部とな。それぞれも素晴らしいが、全体として一つとなるとより完成される。名探偵に幸あれ。
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Simon
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何とも気味の悪い一章が終わったと思ったら、それを活かした二章が展開される構造が面白い。名探偵としての苦悩も描かれる。事件の展開・トリックは割とシンプル。読みやすい。
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たつや
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創元社フェアで知り、図書館で借りてきました。小人地獄という童話から始まる構成で、二部構成である小人地獄事件が連続殺人として始まる。もっと、臭く書いてくれたら、江戸川乱歩っぽかったのになあ~と思う。総じて面白かったです。
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チューリップ
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城平さんは原作している漫画は読んだ事あるけど小説は初めて読む。2部構成の話なんだけど2部が先に書かれていてそこに向かうための話が1部という感じ。1部は被害者の描写とかがグロかった。少量で証拠を残さずに人を殺す事が出来る小人地獄という毒がキーではあるんだけど、その特徴を活かした殺人事件が起こるわけではないのが予想外だった。2部の方、三橋が気持ち悪いしうさん臭い感じしたからやっぱりか!と思っていたので見事に騙されたー!となった。
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ネタバレ第二部の真相凄いな。まず見破れない。第一部で鈴花が顔を赤らめる描写があったから想像は出来るけれど、ミスリードに見事に翻弄された。鈴花が犯人だから最後は絶対に自殺だろうなぁとは予想してたけど、病気なのは見抜けなかった。瀬川は自分の因果や運命から逃れようと必死なのに、それを認めてしまったらもう二度と苦しみからは逃れられないのだから、これから先もずっと名探偵として生きていくしかないんだろうな。
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アッキー
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物証が残らない、そしてある一定以上を接種すると味がして気づくという「小人地獄」なる毒薬。第1部でそれは都合がいいと感じたが、第2部になってその意味がわかってくる。そういった性質だからこそのミステリーというのがよくわかった。1部がよくある話でそれほどの内容とは思えなかったがその分、2部で見事な推理、パズル、心理で読ませてくれるたという読み終わりだった。
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さる太閤
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ネタバレ小人地獄から全てが始まる物語。内容は結構グロい。名探偵の瀬川みゆき。有能であるが故に自らを苦しめてしまう。 「人は運命、因果など決められた道にくくられ、そらに争うことができないのか、自分で運命を決めることができないのか?そんな事は認めない。名探偵を続けるのはそんな運命や因果を超えるため」 瀬川みゆきのファンになりました
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ベッシー
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作者一応初読み。二部構成のミステリ長編。どちらも同じ関係者、そして同じ毒がテーマとなっている。思っていたよりも読みやすさがあるが、ややホラーより。虚構を与える側じゃないのがなんとなく新鮮だった。虚構推理は後で読む。悲しくも面白かったが、与える花は薔薇ではない方だろうなと思った。
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yupaki
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完璧な毒は相続者をも殺す。「小人地獄」といううまく扱えば完璧な犯罪ができる稀有の猛毒。その製法はおぞましく、狂乱の中生産された。小人地獄を揶揄したような怪物語をベースに死体ができ始める。それを解決するために呼ばれた名探偵瀬川。鮮やかに解決するが事件は終わらない。猛毒が絡んだ殺人事件二部構成。【感想】帯の「タイトルはこれ以外ありえない!」の文字につられ読み進めたが結局最後まで理解できず。調べてやっとわかったとさ。とはいえ話はおもしろかった。二部の二転三転は目を見張る物があった。
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りん
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ネタバレ「まあ面白かったけどこんな感じか。第二部も同じ感じの中篇集かな」と、第一部を読み終わった時はそんな感想でした。しかし、第二部の登場人物一覧で見た名前ばかりが出てきた瞬間、おや?と思います。そこまででは、また藤田家で事件が起こるのかな、くらいのテンション。しかし、読み進めればその考えがいかに浅はかだったかが分かります。まさかこの結末に持っていくための下準備がそこから、、?強引な感じもありますが、それも解説を読んでみれば納得できます。関係ないですが、バイオリンソロのクラシック聴きながら読んだら没頭感すごいです
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さくらしめじ
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ネタバレ二部構成になっていて、前半はこんな追い詰められてどうやって解決するんかと思ったら探偵が出て来てあっさり解決。後編は泥沼展開で、何とも言えない感じ。三橋は最初から怪しいと思ってて、やっぱり三橋が犯人やったんや!と思ったらやっぱりミスリード。笑
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名探偵に薔薇を (創元推理文庫) (創元推理文庫 M し 1-1)評価86感想・レビュー1172