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新装版 鬼平犯科帳 (19) (文春文庫) (文春文庫 い 4-70)

感想・レビュー
129

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おにけん
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ここ数冊は、密偵の殉職の話が多いなあと読んでいて感じる。後は、登場人物が結果的に報われない話などが多く、読んでいてなんか切ない気分になった。感想はこんなところです。
おにけん

佐治駿河様、W-G様、こも様、ロクシェ様、ひぬ様、としなり様、garakuta様、ヘイホー様>感想にナイスをつけていただきありがとうございます。

10/28 00:02
0255文字
オールド・ボリシェビク
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「霧の朝 」「妙義の團右衛門」「 おかね新五郎」「逃げた妻」「雪の果て」「引き込み女」の6作を収める。「妙義の-」では、鬼平が下手を打って、密偵の馬蕗の利平を死なせてしまう。ちょいと珍しいテイストの一篇である。馬蕗の、どこかいかりや長介を彷彿させる飄々とした元盗賊だったので、殉職は残念だ。しかしまあ、鬼平は強い。調子よすぎるほど強い。
0255文字
snowbird
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Audibleにて 霧の朝 妙義の團右衛門(みょうぎのだんえもん) おかね新五郎 逃げた妻 雪の果て 引き込み女◯
0255文字
ZUMISAN
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ネタバレ主な登場人物は、夜逃げをして間もなく亭主が病気になり女乞食になる決心をするおきね、火付盗賊改方の密偵馬蕗の利平治を殺害し盗賊改方にまんまと一泡吹かせた妙義の団右衛門
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おとん707
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6篇の短編を収録。ただ、「逃げた妻」と「雪の果て」は一つの流れになっており、合わせて一つの中編とも見做せる。それだけに本巻の中でもひときわ存在感がある。ここのところ干され気味だった木村忠吾も大役を果たすが些か辛い結末ではあった。印象に残ったのは「引き込み女」。密偵おまさが登場するとやはり女の感性みたいなものが物語を支配して話に深みが増す。密偵として平蔵に全てを捧げる一方で嘗ての仲間との縁もむげにはできない。その苦しみが滲み出ている。全編を通じて舞台となった場所が明確で、場所を思い浮かべられる楽しみがある。
0255文字
Ikenami
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霧の朝/妙義の團右衛門/おかね新五郎/逃げた妻/雪の果て/引き込み女
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ぺしみち
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二人して子供を置いていくなんて…。
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ko-sight
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「霧の朝」や「おかね新五郎」には夫婦の心根の優しさを感じる。一方、「逃げた妻」「雪の果て」の藤田彦七・りく夫婦に盗賊が絡むと負のスパイラルで悲惨な結果になってしまう。対照的な話だった。
0255文字
kuri8655
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〈手ぬぐい地の肌着の胸元から、おろくの、薄汗に光った風船玉のような乳房がはみこぼれそうになっている〉働き者の大女・おろくの養子・幸太郎誘拐事件『霧の朝』は好きな一篇。人情味溢れる落語のようだ。『妙義の團右衛門』〈この事件は、長谷川平蔵一代の失敗(しくじり)といってよい〉密偵としては新米の、馬蕗の利平治。役に立ちたいと思う気持ちが仇になる。やりきれない。〈わからない。私にはわからないよ、お元さん。どうしたら、お前さんのためにいいのか……〉昔なじみの苦境に悩むおまさ。『引き込み女』も読みごたえがあった。
0255文字
ペインター
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19冊目になった。うまく作品構成してある。
0255文字
ファンファン
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安定してるなぁ
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東森久利斗
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人は世につれ、世は人につれ、人の一生、余人には図ることの出来ない様々なことがあるもの。当事者にしか分からない、当事者ですら分かりかねないこと、男と女のこと。鬼平シリーズ中、屈指の最悪で救いがたい結末。池波作品にて時おり顔をだす、避けて通れない、理解し難い人間の業と理不尽さ。盗賊と火盗改方の化かし合いが面白い「妙義の團右衛門」がベスト。
0255文字
Jun1
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後半の「雪の果て」「引き込み女」の連作は長編のように楽しめた。藤田彦七は後妻をもらってからも先妻への想いが強かったのは仕方ないと思う。盗賊のお陰で彦七は不幸な結末になってしまった。きっと実の娘を粗末にしたからだろう。
0255文字
hitokoto
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池波正太郎 著「鬼平犯科帳 19」、2000.12発行。6話。第1話「霧の朝」はまずまず楽しめました。第3話「おかね新五郎」、これは良かったです! あとは盗みをどうするかとか、男と元妻が、後妻や子供をそっちのけで、ついたり離れたりのややこしい話でギブアップでした。
hitokoto

ナイス、有難うございます!

01/31 03:38
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nabe2511
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ネタバレ義理人情に厚いおなごには弱かった平蔵さん。が、しかし「不義理を通すおなごには厳しかった」の巻でしたね。【備忘録】霧の朝「富。幸坊が攫われたと・・・(仙台掘の政七)」。妙義の團右衛門「この御役宅に、妙義一味の物が潜んでいるのでございますよ(利兵治)」。おかね新五郎「わが子の敵を討つ(原口新五郎)」。逃げた妻「ははあ・・・で、その前の御妻女から、どのような手紙が?(忠吾)」。雪の果て「前の御妻女は、いま、どこに?(忠吾)」。引き込み女「おまささんの肥えたこと(お元)」。
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ぶんぶん
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【図書館】図書館の休館も終わり順調に読み進める。 今回の目玉は「逃げた妻」と「雪の果て」の連作。 女の生き様もあると思うが、亭主・藤田の優柔不断が、イライラする。 先妻と別れ(逃げられ)後妻と暮らすが、また先妻に戻る。 魅力があるので、さもありなんと思うが、物語としてどうかな。 池波さんの考えに偏りがあるのでは・・・また一人、密偵が死んだ。 殺すために登場させるのは酷だなぁとしみじみ思う。 ハイライトの為に死を用意するのは物語としては成立するも、人情的に割り切れません。 ・・・利平治!
ぶんぶん

夲子さん、小説と現実の狭間で。 上手く行きませんね。

06/11 13:25
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Atsushi
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シリーズ19作目。畳針のとがった先が頭から離れなくなった一冊。六話収録も「逃げた妻」と「雪の果て」の連作が印象に残った。揺れる舟の上でもやはり鬼平は強かった。娘も懐く後妻より不倫の挙句家出した前妻に未練とはなんとも情けない。前巻に続き昔の仲間との関係に悩む密偵が不憫だ。
0255文字
flawless
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ネタバレ「妙義の團右衛門」用意周到な團右衛門に一旦は煮え煮を飲まされる鬼平、最後は團右衛門を生け捕りにし御礼返し。「仕事は準備が大切」「人の恨みは買うな」の現代でも基本とすべき事柄に基づいたストーリーだったのかも。しかし、頭がキレる鬼平が、密偵に、イヌになったとバレぬよう、獲物との接触後は役宅に直行しないよう伝えていない前提なのは(だから利平次が後をつけられ、いずれ殺された)、設定が甘いような。 「逃げた妻」「叱りながら、叱られながら、平蔵と忠吾は打ち合わせをすまし」のくだり。忠吾さんのゆるキャラスパイス最高。
0255文字
aponchan
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あっと言う間の読了。 部下に任せて、判断させる鬼平のマネジメントがこの巻でも冴えた。上司としての鏡だなあと感じる。単なる時代小説が、ビジネス本に思え、楽しみつつ学べる物語だ。最終に近いので、少し間を置いてから次の巻に進もう。
0255文字
酔拳2
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池波正太郎先生は時代小説の本格派だが、結構偶然による事件が多い。本作収録の話は特にそう。そんな中でも直感で事件の本質を見抜く平蔵はさすが。「引き込み女」のお元は哀れだったなあ。その下手人は磯部の万吉らしいが、これはto be contenueという、鬼平では珍しい展開だな。
0255文字
りったー
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またまた一気読み
0255文字
のの
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情愛系の話が多かった。今も昔も人の心は変わらないなあと実感。平蔵の密偵に対する心遣いが素敵。「逃げた妻」「雪の果て」の連作が特に良かった。
0255文字
てんつく
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利平治が…。忠吾の細川に対する嫉妬はちょっと和む。
0255文字
只三郎
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第19巻は二組の駄目親が印象に残った。 何時の時代も子供の気持ちを考えないで、自分達の都合しか考えない親がいるものだ。
0255文字
tsuki2b
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ネタバレいつものように6編を収録。珍しい拐かしの話「霧の朝」。盗賊か盗賊改方か、どちらが上手なのか、手に汗握る「妙義の團右衛門」。ちょっと悲しい終わり方をする話が多いかも。そんな巻を和らげてくれるのは忠吾の存在だったり。
0255文字
たまぞうオヤジ
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この巻の旨いものは兎汁。「京橋の東詰を江戸城の方へ向って行くと、大根河岸になる。そこの北紺屋町の角地、(セントル・ザ・ベーカリーの一筋東京駅よりのあたり。)に〔万七〕という小体な料理屋があり、ここの名物は兎汁だ。-中略- 女中があらわれ、平蔵の前の火鉢へ、小ぶりの鉄鍋をかけ、出汁をそそいだ。〔万七〕では、客の前で兎汁をつくる。 淡白な兎の肉の脂肪が秘伝の出汁にとけあい、兎特有の臭みもない。」 おそらく骨を砕いた出汁に味付けは味噌だろう。冷凍技術もない時代、野兎は貴重な食材だったろうなあ、と思いを巡らす。
0255文字
だねふし
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ネタバレ夫婦のあり方や女性の生き様をテーマにした話が多かった。盗賊の話も女性に絡んだモノばかり。忠吾もまぁまぁ活躍している。「霧の朝」や「おかね新五郎」のように良い結末で終わる話と「雪の果て」や「引き込み女」のように後味の悪い話があり、気持ちの浮沈にやや疲れた。馬蕗の利平治が殺されたのは衝撃的で、この所密偵が死ぬ話が続くのにも疲れる。が、それだけはまって読んでいるということでもある。
0255文字
goodchoice
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やっぱり鬼平はいいなぁ〜
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saco
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ほっとする最期が印象的な『霧の朝』、今回ばかりは失態となってしまった平蔵の悔しさが伝わる『妙義の團右衛門』、意外な結末だった『逃げた妻』から繋がる『雪の果て』、お元の思いもおまさの切なさも感じられる『引き込み女』他、今回は哀しく切ない話が多かった。忠吾も以前のような元気さがないようで、年を取ったのね…と一人納得(笑)しかしこの巻はやはり、利平治さんがー!と叫ばずにはいられない。
0255文字
yoshisan48
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短編だけど話がつながっているので、人物などが整理しやすかった。平蔵のお疲れ感が人間的でいい。
0255文字
HANA
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忠吾の嫉妬や誘拐事件やら初期の頃とはなんか雰囲気が変わってきたような。終わりが近づいているのかどんどん減っていく密偵。次はどうなることか。
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kobayo
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忠吾周辺の話の伏線が細やか。利平治の最期が残念。
0255文字
taku
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忠吾の細川同心に対する嫉妬が可愛いらしいですよね~。しかし、何より義理を重んじる登場人物達の生き方には、善悪とは何かを改めて考えさせられますね。
0255文字
Kyo's
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ネタバレあぁ、また一人。。。この巻は、哀しい終わり方の話が多かった気がします。「逃げた妻」「雪の果て」は珍しい形の連作だなと思ったら、最後が、、、「引き込み女」も最後が、、、悼み、敵を取る平蔵の言動にホロッと来るんですけどね。でも続きも読む。
0255文字
miicha
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ネタバレ面白かったです。でもまた馴染みの方が亡くなられてしまいちょっと欝…。利平治さん残念。真面目な後妻より身持ちの悪い元妻を取る藤田さんに苦笑いしながら読んでたらすごいオチで驚きました。筋を通して今の奥さんに謝って詫び金を払うとかやりようあるのに子供を置いて逃げるとかやってるから…残された子供と今の奥様がお気の毒です。お元さんも死亡エンドだったし結構悲しい巻だったかも。「霧の朝」と「おかね新五郎」救いがあって本当に良かったです。
0255文字
タカシ
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「霧の朝」はストーリーが良かったです。「妙義の團右衛門」は平蔵が裏をかかれて利平治が殺られた屈辱の話で印象的でした。そして「逃げた妻」「雪の果て」では藤田彦七ご可哀想でした。次巻も期待。
0255文字
KAZOO
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これは短編が6つ収められています。今回は、鬼平が裏を書かれて密偵が殺されたり、あるいは子供の絡んだ話や、女のサガのようなものを書いている作品が多く様々な味わいを楽しめました。
0255文字
ポチ
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忠吾の登場は嬉しかったが、内容は悲しかった。女性の哀しい話が多かった巻でした。そしてまた密偵が1人死んでしまった…。
0255文字
TakaUP48
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ネタバレ霧の朝、妙義の団右衛門、おかね新五郎、逃げた妻、雪の果て、引き込み女の六篇を収録。「霧の朝」の幼児誘拐は、犯科帳としてははじめて話(?)。桶屋のおろくが何とも逞しく、そしてかわいい。「逃げた妻」と「雪の果て」は連作物だが、最後がチト辛かった。「妙義の団右衛門」そういえば、現代でもケイタイの電話番号を教えただけで1万円くれるおじいさんもいたっけ…。高額の貴重品を持ち逃げされたと話題になった人。この手は、時代に関係ないようですね。
0255文字
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