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眠れなくなる夢十夜 (新潮文庫)

感想・レビュー
144

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れむ
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★★★☆☆
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かりかり
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☆☆☆
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ホウ
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ネタバレ元々、夏目漱石の夢十夜が好きなのでこの本も読んでみたかった。どろどろとした人間らしい感情が書かれていながらラストのシンプルな会話が潔い『厭だ厭だ』、個人的に好きな夏の良さが詰み込まれている『長い長い石段の先』、最も原作の読了感に近いと感じた『指』、悲しくも幸福感のある『輝子の恋』あたりが好き。しかし、題名にある眠れなくなる、という言葉はあまりよろしくないのではないか。そう考えてしまうくらいふわふわとしたロマンチックな話が多かった印象。
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でっこいみちゃぴん
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大荒れの天気の日に読んだ。最初の阿刀田高『夢一夜』は漱石の夢十夜、最後の小路幸也『輝子の恋』はこゝろを下敷きに書いてあり、漱石の作品の雰囲気を大事に写しとっている感じがした。 他はあまり好きな作品は無かった。不思議な雰囲気のままふわっと終わる話が多く、個人的にもう少し片づけて終わってほしい☹️西加奈子と谷村志穂は意味がわからなかった。荻原浩は5ちゃんねるの洒落怖に沢山載っていそうな話だった。
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ヘンリーメル
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ネタバレ夏目漱石の夢十夜の名文句「こんな夢を見た」から始まるゾッとする話を集めたアンソロジー。怖いというより夢みたいに幻想的で少しだけじわっとくる不気味さが漂ってる、意外にも感動する話が多くてかなり楽しめた。「翼」昼ドラみたいな流れからの、救いのない結末は高熱の時に見る夢みたいな嫌な感じがして好き「厭だ厭だ」と最後の「輝子の恋」は嫌なオチになるのではと心配しながら読んだけど、良い意味で意表を突いてくるのでかなり印象に残ってる。好きな作家さんが勢揃いしていて読み応えがあった。
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tsunamo7
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H21.6.1発行 「こんな夢を見た。」で始まる10篇。 夢一夜[阿刀田 高] 厭だ厭だ [あさの あつこ] 小鳥[西 加奈子] 長い長い石段の先[荻原 浩] 指[北村 薫] こっちへおいで[谷村 志穂] 柘榴のある風景[野中 柊] 盲蛾[道尾 秀介] 翼[小池 真理子] 輝子の恋[小路 幸也]  うなずける話、ゾクッとする話、不思議な話…それぞれ皆面白かった。あっという間に読めた。
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ウララ
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『夢十夜』に絡んで、現代の作家が夢を題材に書いた短編集。中には、夢の話にしなくても...と思うものもあった。一番夢らしく感じたのは、道尾秀介の「盲蛾」。小路幸也の「輝子の恋」もよかった。
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ブラウ1589
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★★★★ 「輝子の恋」が夏目漱石の「こころ」みたいでよかった。
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さゆう
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夏目漱石の作品すべてを読んでいないので、本企画の面白みをするっと逃してしまった感がある。まずは、原作読んでみます。
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ひとよひとよ
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ネタバレ夏目漱石の『夢十夜』でまともに読んだのは「もう死にます」の女の話と「もうじき蛇になる」の爺さんの話。 なのでちゃんと読んだとは言い難いものの、その上で原作臭を感じたのものは、阿刀田高「夢一夜」、道尾秀介「盲蛾」、北村薫「指」。個人的に好きなのは、萩原浩「長い長い石段の先」。読みやすいのは小路幸也「輝子の恋」でした。 ただ、眠れなくなるとは一体どういう観点からなのか?恐怖…ではないと思うけど、他の要素も思いつかない。 改題前の“新夢十夜”の方がネーミングとしては正しい気がする。
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モリー
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こんな夢を見た。眠れなくなる夢だ。眠れないのだから、自分が夢を見ている事すら判然としなくなり、やがて夢と現実が逆転する。現実だと思っていたことが本当は夢で、夢に見たと思っていたことが現実ではないなどと、とどうして言えるだろうか。▼夢の中の自分は、空を飛んだかと思えば、同じ試験に何度も落ちたりする。普段は気持ちの底に沈んでいる願望や恐れが浮かび上がるのが夢なのかもしれない。▼「こんな夢を見た」から始まる10編のうち、阿刀田高、あさのあつこ、小路幸也の作品が、今の私には響きました。
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sun
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ネタバレ文学とは読書とは…と考えるきっかけになった。久しぶりに読書をと思い手にとったが、読み考える楽しみがあった。受けてによって如何様にも解釈できる。曖昧さを残し読者に委ねられるものが好きな人にとっては好かれるもの。わかりやすい何かがあるわけではないからこそ、好みは分かれると思う。個人的には特に「夢一夜」と『リライブ』でもふれた「輝子の恋」が好みだった。
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オールド・ボリシェビク
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夏目漱石「夢十夜」からインスパイアされた10人の作家が10の作品を寄せる。でも、出来不出来の差が著しい、というか、何だかなあの作品ばかりだ。ちゃんと作品になっているのは北村薫ぐらいのもの。それだけ、オリジナルが優れているわけだ。人の夢の話など、面白いはずがないのだから。
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chiko
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ネタバレ図書館の特設コーナーにて発見。人気作家による「こんな夢を見た」で始まる短編集。さすがに皆さん、読ませます。夏目漱石を匂わせながら、無関係なのか?と思ったら最終話「輝子の恋」が…。あああ~!とアドレナリンが出て読了。良い本に出会えて司書さんに感謝。
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yutusbochan(yasuhiko.utsubo)
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ネタバレ10人の作家さんが書き連ねた現代の夢十夜の物語。ファンとして読み続けている荻原浩さんの「長い長い石段の先」は少年時代の夏休みに田舎で経験した不思議話と、小路幸也さんの「輝子の恋」は夢を食べる漠が今際の際で思い起こすかつての恋物語が、何時も通りの作風ですが楽しめました。
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名前はまだない
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「こんな夢を見た。」から始まる短編集。どの話もなんとも言えず不思議で面白かった。
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しゅてふぁん
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「こんな夢を見た。」で始まる、10人の作家による夢の話。漱石の夢十夜とは違って、明らかに異なった人たちの見た夢だと分かるのが楽しかった。一番夢っぽいなと思ったのは「柘榴のある風景/野中柊」、惹き込まれたのは「盲蛾/道尾秀介」、お気に入りは「輝子の恋/小路幸也」。私も夢は見るほうなので、こうやって物語が書けるかな。でも断片的にしか覚えてないから難しいかな。そんなことを考えながら読み終えた。今日はどんな夢を見るかしら。
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すももんが
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あさこあつこ「厭だ厭だ」。夢の中のようにほの暗くて輪郭がハッキリしない話だが、しっかりと人間の生臭さが漂ってくる。道尾秀介「盲蛾」2回読んでようやく意味が分かった。とても恐ろしくて不気味で、でも美しい。この作者、好きだな。他の作品も読んでみたい。
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naka ☆ naka
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『夢十夜』へのオマージュ作品世界。みんな「こんな夢を見た。」で始まります。阿刀田高さん、流石です。ピカイチです。萩原浩さん、「こんな夢を見た、と私には言えない。」は反則です(笑)。ちなみに、読んでもぐっすり眠れます。それから、『ビロウな話で恐縮です日記』(三浦しをん)は入っていませんが、「こんな夢を見た」で始まる爆笑エッセイがあります。お呼びじゃない?こりゃまた失礼!
naka ☆ naka

《inspiration創作話》こんな夢を見た。午前様の月曜日。告げた行き先と違うお菓子を買ってきた。ジムでもないのに石鹸臭が違ってた。いつもよりお喋りだった。眠れなくなる火曜日。嫌だ、嫌だ、もう嫌だの水曜日。ダンナ不倫のツジツマをようやく認める木曜日。目を覚ましなさいよ、火を噴く金曜日。薬って、楽にする草って書くんだと、『夢十夜』の頁が折れてる土曜日。そして、今日は恐らく日曜日。私たちが知らない日曜日。月曜を二度と迎えない日曜日。待てど暮らせど来ぬ人を 宵待草のやるせなさ 今宵は月も出ぬさうな。

10/09 20:09
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Ryo
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こんな夢を見た。という本家の始まり文と同じく始まる短編集。本家と同じくオチというオチはない不思議な短編集なので好き嫌いは分かれるだろうけど私は好き。あさのあつこの厭だ厭だ/萩原浩の長い長い石段の先/北村薫の指/道尾秀介の盲蛾/小池真理子の翼/圧倒的に好みで読後感も良かったのは最後の小路幸也の輝子の恋。おそらく初作家さんなので他の作品も読んでみたい。
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がるっち
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いや、軽く読めて不思議とロマンチックなものが多かったような。さらっと過ぎて実は残っていないのだけれども、よかった、というところだけ伝えておきたい。豪華な短編集です。読書のリハビリにはちょうどいい長さだった。
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ひなにゃんこ
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★3.5 夏目漱石『夢十夜』にちなみ、「こんな夢を見た。」から始まる、10人の作家による10の幻想譚。夢がテーマだけに、ストーリーがぼんやりとして何だかよく分からないまま終わる話も。人によってどの作品が好みかはっきり分かれそう。自分はある程度全体の筋や話のサゲはあってほしいので、荻原浩、道尾秀介、小路幸也の作品などが好みだった。設定や雰囲気は好きで読み進めたけど最終的にフワッとさせたまま終わるのとかは、宙ぶらりんにされたような気がしてしまう。 →
ひなにゃんこ

ただ漱石の夢十夜もぼんやりした話なのに、気にならなかった気がする。再読して確認したくなった。 【作品リスト】阿刀田高『夢一夜』/あさのあつこ『厭だ厭だ』/西加奈子『小鳥』/荻原浩『長い長い石段の先』/北村薫『指』/谷村志穂『こっちへおいで』/野中柊『石榴のある風景』/道尾秀介『盲蛾』/小池真理子『翼』/小路幸也『輝子の恋』

07/17 17:50
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ぼにー
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夏目漱石の夢十夜をモチーフに10名によるアンソロジー 夢と死は繋がりやすいのか、不可思議なお話いっぱい。 小路幸也さんのお話が設定も展開も好きだったなー
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水沢晶
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小説のアンソロジーというのは、どうにも中途半端で座りが悪い。それぞれが、物足りないまま終わっちゃってる感じ。
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縁栞
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★2 怖さで眠れなくなるはずが、夢だからなのかの訳の分からなさ、その支離滅裂な感じにモヤモヤして眠れなくなりそうですw 萩原、小路の2氏の作品は満足の内容。
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やどかり
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ネタバレ混乱しそうな収拾がつかないような不思議な短編集だった。実際、夢の中ってそんなものな気がする。荻原浩の「長い長い石段の先」は、本当に起こりそうでおもしろく読めた。阿刀田高の「夢一夜」も生死の合間を漂う雰囲気が不穏。小路幸也の「輝子の恋」もファンタジーっぽくっておもしろい。
Major

およそ十年前に読みました。「荻原浩の「長い長い石段の先」は、本当に起こりそうでおもしろく読めた。阿刀田高の「夢一夜」も生死の合間を漂う雰囲気が不穏。小路幸也の「輝子の恋」もファンタジーっぽくっておもしろい」-この三作品、僕も気に入りました。その中でも、僕はやはり阿刀田高の「夢一夜」に惹かれました。これに触発されて、その当時の読書会のそれぞれのメンバーが漱石の『夢十夜』の次に来る『十一夜』を創作することになり、それぞれ披露した思い出があります(笑)。長々しい漱石のレビューお読み頂きありがとうございました。

01/08 22:42
やどかり

いろんな作家さんの作品が読めるし、こういう企画本っておもしろいですよね。

01/09 11:33
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のたのた
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夢のような現実のような不思議な話。「眠れなくなる」とあるけど怖くて眠れないというわけじゃなさそう。よく分からない話も少々。最後の小路幸也、他のアンソロジーでもラストだったがこの本もラストにふさわしいほっとするような話だった。『向日葵の咲かない夏』がすごく合わなかった道尾秀介、また蜘蛛かよ!と思ったがこの本の中で一番印象に残る話だった。☆3
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スリーピージーン
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哀しくてせつないアンソロジ―。「眠れなくなる」というのは「怖くて」という意味かと早合点したが、そうではなかった。どれもよかったけど道尾作品、小池作品、荻原作品がとくに好き。小路作品は「こころ」を想起させ、しゃれた短篇ですばらしい。現世はゆめ、夢こそまこと。それなら楽しい夢ばかり見たい!
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ヒロくま
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ビックリした。何がビックリって自分の記憶力の衰えよう。一度読んだ話のはずなのに道尾先生の物語以外はスッポリ記憶から欠落してしまっていた。そのおかげで本書をまた充分に堪能出来たのだけれど。読後やや複雑な気持ちに。棚やダンボールに詰まっている本達をもう一度ひっくり返してみようかな。そう考えたら、ちょっと楽しくなってきた。本書は文豪夏目先生の夢十夜にトリビュートしたアンソロジー。不思議で不気味な夢の世界感がそれぞれの作者様の独特なカラーで楽しめた。
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yoko**
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驚いたことになんと再々読。全体的に夢の話と言うか、夢を見た物語だったので、漱石の夢十夜とはちょっと違うかな。中でも道尾さんの「盲蛾」は秀逸。さすがです。
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ジャム
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夏目漱石の「夢十夜」になぞらえた妖しくも悲しい世界が横溢する幻想ホラーアンソロジー。特に阿刀田高「夢一夜」、北村薫「指」、小池真理子「翼」が幻想的でいい味を出していたかな。
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ともち
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読メで知り図書館に予約し、受け取って見て「あれ?表紙が違う?」これはH21年発行版だった。でも中身は同じなのかな?「世にも奇妙な物語」的な10編。小路幸也さんのだけ既読だった。そうか『リライブ』で以前に読んだのね。読メの感想を読ませていただくと、わからないことや忘れていたことを教わるのでスッキリする。自分も少しでもお役に立てるようにせっせと努力(読書)します m(__)m
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さんげ
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本屋に新刊で並んでいるのを見て、はて?これすごい昔に読んだ記憶が。と思い漁ったところ、21年出版本が実家にあった。本屋のは新装版なのかな。現代版夢十夜という感じで、8年経っても存在を覚えている程度にはおもしろい本です。
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まゆ
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大丈夫。眠れるよ!
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にのこ
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最後の小路さんのがよかった。あれが最後でよかった。
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さるる
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何とも不思議な雰囲気に馴染めず戸惑ったが、漱石の夢十夜を読んでいないからかもしれない。本家もこんな感じなのだろうか。最後の「輝子の恋」がよかった。胸をざわつかせる話の、毒気にあてられ続けた後だから、ほっとした。奇妙でわからない話なのだが「指」には何故か魅かれる。ずっと昔に紡がれた、おとぎ話みたいだ。最後の二行は何度も反芻したくなる。
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セナ
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漱石の夢十夜が好きなので手に取った短編集。『眠れなくなる夢十夜』というより『現代版夢十夜』。夢十夜のオマージュ作品集なので、ホラーではなく幻想文学が好きな人向け。個人的に『こっちへおいで』はちょっと趣がずれていたように思う。『輝子の恋』は『こゝろ』のif版を描いていてとても面白かった。他の短編も、夢か現か、不思議で不気味な世界が描写されていて、甲乙つけがたい面白さだった。
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空猫
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[こんな夢を見た]で始まる漱石の名作へのトリビュートアンソロジー。小路サンの[輝子の恋]がお気に入り。北村薫サンの[指]はもう文章から貫禄充分。あさの敦子サン[厭だ厭だ]、西加奈子サン[小鳥]は女性ならではのお話かな。本家も奇妙でぼんやりとした作品だったので、それを踏襲しているような話ばかりだったかな。
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けん
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小路幸也の「輝子の恋」が良かった他は、「面白くない。意味不明。」な作品ばかりだったので、即ブックオフ行き物件に決定!ここまでひどい短編集も珍しいのではないかと思った。(小路氏の作品は「リライブ」という本に収録されているので、それを購入すればいいや!)
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