形式:新書
出版社:角川マガジンズ(角川グループパブリッシング)
私を思ってというより「自分のため」だったんだ、といまさらながら気づきました。子供と夫自慢する女性とか・・。ああ、なるほど、と思いました。自分=心ではなく、心は四頭立ての馬車で自分は御者なのだ、という一文にもなるほど、と思いました。でもこの本のことを本当に実感し実践するのはなかなか難しい。
日本人が、実践そして継続というところまで動こうとしないという、最低の3つの条件は、①方法、②論理、③エピソード(感動)→これで、3割から4割くらいの人が動くかな,プラスの「何か」としては、「リスク」。3プラス1、この4つが揃ってやっと動く人が多いとか。(164-167頁より、抜粋)。
※1の野口さんについては、名越の『毎日トクしている人の秘密』(PHP文庫)をグーグルブックスで検索をかけたところ、結構お名前が出てきたので、其方の本を読むとより、理解出来るかと思われます。
常に私は乱れっぱなしです(*_*)
・「祈り」とはペシミスティックな行為でも弱者の行為でも諦めの行為でもない。きちんとやれば副作用がない持続性のある心のカンフル剤。祈る時はオリンピックの代表選手になったつもりで、国を背負っている気構えで。(精神科医にとっては祈る対象は重要ではない。)・より多くの時間を過ごしているものが自分だという思い込み。たとえ99%が暗く疲れたベータで、さわやかなアルファの状態が全体の1%だけであってもそれがめざすべき本来。
・「内発感覚」は身体の感覚として実感できる。個人差はあるが腹部~胸部に出やすい。横隔膜や空腹感などから心理的な状態を自覚する。
まさに武蔵が最終章で書いている空の境地ですね、これは。“迷いの雲の晴れたるところこそ空なり”それがこの本のタイトルに表れています。
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