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文明崩壊 上: 滅亡と存続の命運を分けるもの (草思社文庫)

感想・レビュー
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takeshi3017
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下巻にまとめて書きます
0255文字
スカーレット
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図書館から借りてばたばたと目を通したが、もっとじっくりゆっくり読まなければならない本。
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しも3
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種々の社会  アメリカのモンタナ、イースター等 ポリネシア、マヤ文明、バイキング、グリーンランドの崩壊にいたる経緯を種々の論拠でもって 魅力的に語られる。 興味深く読める。下巻にいくのも楽しみ。
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Jack Amano
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文明が崩壊する原因を一つに求めるのではなく、5つの要因が複数でしかも相互作用して崩壊に至らしめるというもの。先住民は正しい、移流民が問題だとする議論やその逆のケースなどの、価値判断を含めた議論とは一線を画すものとして面白い。専門家ではないので、著者の議論の確からしさは判断できないが、少なくとも価値判断を含んだナイーブなものよりははるかに説得力があるかなと思います。この議論に対して、価値判断を極力排除して科学的に反論する議論があるなら、とても興味が湧きそうです。
0255文字
おにぎり
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社会が崩壊する要因は五つ。環境被害、気候変動、近隣の敵対集団、交友的な取引相手、環境問題への対応と言われる。近隣集団の敵対とはテロや戦争、その反対の交友取引の減少は、景気の衰退。日本で考えるとバブル景気が落ち込み、収入が減少しついには破産に至る。先進国といえども廃墟が進行していく状況かもしれない。イースター島のモアイは、クレーンもなしに如何様にあの石像が積まれたのか謎めいている。
0255文字
qwer0987
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文明とタイトルにあるが、実質はある地域の生活圏に住み着いていた人がなぜそこから撤退したかを追っている。イースター島や太平洋の島嶼地区、マヤ文明、グリーンランドなど、そこから人々が撤収したのはいろいろな要因があるが、生活に必要な木々を伐採したことが大きいのだろう。それにより土地が痩せ、作物の栽培や家畜の育成が難しくなる。また交易や敵対勢力などの要素も絡んで、生活を維持できなくなりその地から人々は撤収する。その過程の描写が興味深い。下巻も楽しみだ
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とらひこ
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興味深い事が事細かに描かれているが、長過ぎて少しダレる。
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Nobu A
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ジャレド・ダイアモンド著書(前著「銃・病原菌・鉄」上下巻を2冊と数えるなら)3冊目。05年刊行。前著に続き余りにも壮大。メタ分析と犀利な考察は相変わらず。放射性炭素年代測定等によって数千年前まで遡り歴史のかなりの部分が解明されている点が驚異的だと感じる反面、全く瑕疵はないのかが素朴な疑問。若い頃はイースター島の石像は宇宙人の仕業だと言われていたからな。いずれにしろ学ぶこと多数。個人的にはイースター島とマヤ文明の崩壊が興味深かった。他方、グリーンランドのはやや複合的過ぎて認知負荷が高かった。下巻へと続く。
Nobu A

前著とは違う翻訳者。「トゥーソンのアリゾナシティ(p.230)→アリゾナ州トゥーソン市」や「カリフォルニア・ライオン(p.233)→バーバリライオン」と立て続けて気になったが、他にも結構ありそうな。英語原文が気になる。

01/28 05:47
0255文字
優希
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過去に隆盛を極めていた社会は何故滅びたのかを考古学アプローチで論じています。数々の文明崩壊から、滅びた運命を探ると、共通の原因があるようでした。古代、中世が辿った崩壊への道の解明が興味深かったです。ただ、古代文明にインカ帝国が取り上げられていないのが気になりました。
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王室付麻酔科医
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『銃・病原菌・鉄』のジャレド・ダイアモンド。「なぜある文明は栄える一方、滅びる文明もあるのか?」について。 『銃~』では"西洋文明がなぜ他文明より繁栄したか?"という興味深問いへの考察だったが、批判も多かったのは聞いた。今作は相当な文献だけでなく膨大なフィールドワークに裏打ちされており、銃~と比較してもかなりの説得力を感じる。 『国家はなぜ衰退するのか』と同じようなテーマだが、こちらのポリネシアとグリーンランドの章は心を打つ。 そして結局、文明崩壊の理由は複雑ということらしい。
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はる
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ネタバレ読み応えあり。環境被害、気候変動、敵対集団、友好的な取引相手、環境問題への社会の対応から過去の文明崩壊を解析。解析手法は発掘調査からの考古学、気候変動を知る同位体酸素比、土壌中の花粉種、年代期特定の炭素安定同位体比、地質変化の磁気比率、残された古文書分析と証拠固めが明晰。ロッキーの麓モンタナ1920年代のリバー・ランズ・スルー・イットから現在、入植、農業、鉱業、リゾートへの変化と問題点、ヴァイキングの入植したアイスランドとグリーンランド存続の明暗を分けたもの。→
はる

グリーンランドヴァイキングたちは辺境故の本国ノルウェー過剰な自意識とカトリックヨーロッパ文明への帰属意識からスクレーリング(愚劣な民)とイヌイットにスクレーリング(愚劣な民)と呼ぶ蔑視感情を乗り越えることができなかった。通婚もなくイヌイットの極寒に生きる術を学ぶこともせず消滅していった。 読みながら現在的な怖さも感じた。上巻で、サガが紹介されていた。それはグリーンランドに司教が初めて派遣された話しだった。

03/24 22:24
はる

お詫び スクレーリング(愚劣な民)とイヌイットにスクレーリング(愚劣な民)と 何度もヴァイキングは繰り返し罵倒しただろうが、最初のスクレーリング(愚劣な民)と は削除。スマホ入力は大変(^_^;)

03/24 23:12
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molysk
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危機に直面した時、存続する文明と、崩壊する文明。両者を分けるものは何なのか。筆者は潜在的な要因として、環境被害、気候変動、近隣の敵対集団、友好的な取引相手、そしてさまざまな問題への社会の対応を挙げる。過去の社会の例として、南太平洋の孤島、新大陸先住民の文明、ヴァイキングの入植地を取り上げて、崩壊を招く要因は文明ごとに異なるが、どの社会でも、社会の対応が重要な要素になると主張する。グリーンランドのヴァイキングは、変化する環境を前にしても、過去の慣習を変えることを拒んだ。全滅は自ら選んだ道ともいえるだろう。
0255文字
ゼブラ
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ボリュームはものすごいんですけど、文句無く面白い。 学びの多い1冊と思いました。 過去に滅び去った文明が、どんな要因で崩壊したのかを丹念に科学的エビデンスを積み上げて、及ばない所は現代社会との照らし合わせも含めて推測を行なって、ストーリーを紡ぐ。 下巻も読みたい!
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ゼロ投資大学
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古代より生まれては滅びて行った数々の文明が崩壊するまでの過程を明らかにし、文明が滅亡か存続かを分かつ要因を考察する。
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MasaruQ21
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過去の文明崩壊の原因を5つに類型化していて、そのいずれもが現代にも当てはまるな、と思った。「愚者は経験に学び、賢者は歴史に学ぶ」だったでしょうか、どう学んで(「このままでは地球が危ない」みたいな警告があるので、学んではいるのか?)活かしていくか、が大事だと再認識。射程の長い、痛みのある変革となりそうなので、「窮すれば鈍する」のとおり余裕があるうちに考えて巻き込む必要があるなぁと。
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レオにゃん
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衝撃の事実の連続だ。正しい考察であろう、納得する。過去も現代もほとんど学んでいない、文明崩壊の理由は共通しているように感じる。知らないうちに、再生ができないほど森林などの環境を破壊してしまう。そして、生き延びるためにはどうでもいい支配者層だけの自己満足のために浪費され、崩壊への道を加速する。ここにある例はいずれも限定された地域内で起きたことだ。当然のことながら、地球全体も限られた世界だ、自分自身もっと物事を知り、いろいろと考えなければならない。
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Satoshi
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感想は下巻で
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トナク
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環境問題の啓蒙の書。イースター島の歴史は興味深いです。
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まいこ
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ネタバレイースター島、奴隷狩りにあったり感染症を持ち込まれる前に既に自分たちで文明崩壊していたという。著者さんはポリネシア人贔屓なのかと思っていたので意外。モアイ等石像を運ぶため、生活のため樹木を伐採し、伐採しすぎて薪など燃料もなくなり、縄や布も作れなくなり、鳥類もいなくなり、生態系が壊れて人間だけになり、カヌーも作れなくなって漁にも出られなくなって人肉食していたという。ピトケアン諸島も同じだが島の間で交易があった。イースター島は交易していなかったから、ひたすらモアイを作ることに集中し、それが森林破壊と文明崩壊に
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ぐっち2525
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上巻では文明崩壊の原因を5つの枠組み、1.環境破壊、2.気候変動、3.近隣の敵対集団、4.近隣の友好集団、5.種々の問題に対する社会の対応、に分けられるとし、モンタナの現状、イースター社会の崩壊、ピトケアン島とヘンダーソン島の終焉、アナサジ族の衰退、マヤの崩壊、グリーンランドの終焉のそれぞれについて、上記の5つの枠組みで議論がなされている。 著者は、(他の著作でも同様に)圧倒的な情報量で仮説を補強していくため、読破にはかなりの労力を要するが、そのぶん強い説得力がある。次巻が楽しみである。
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バカボンパパ
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イースター島のモアイ像は宇宙人が作ったとか話がありますが、昔の人が作った根拠がしっかりと書かれていました。
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omomo1
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【感想】よくこのままだと地球住めなくなると聞くが、具体的にどう文明が崩壊していくのかイメージできなかったので読んでみた。読んだ結果、実際の事例を知ることでリアルにイメージできた(飛ばしながら読んだ)【要約】過去に滅んだ文明の要因をまとめると「環境被害、気候変動、近隣の敵対集団、友好的な取引相手、環境問題への社会的対応」がある。多くの文明は人口が増え栄えているタイミングで、気候変動により作物が育たなくなるなどがトリガーとなり人口を支えられず一気に崩壊に向かう。ただ人の判断で崩壊を回避した文明もあり希望はある
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サボテン
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環境問題はそう簡単に解決は難しい。初めて入植した国で、今までと同じやり方が通用しないこともある。経済が好調な時は良いが、悪くなった途端に後戻りできなかったりする。 権力者が短期的な問題に関心を注ぎ、社会全体の利益という大きな問題は後回しにする。
0255文字
さと
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なぜ文明が崩壊するのか?辺境地だから、要因も限られてるので文明が崩壊したのかわかりやすい。限られた資源と知らず、環境破壊をしていたことが印象的。
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おせきはん
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イースター島、マヤ、ノルウェー領グリーンランドなどが崩壊した原因について、環境被害、気候変動、近隣の敵対集団、友好的な取引相手、環境問題への社会の対応の5つの要因から分析しています。他の文明から遠く離れたところの事例が多く、現代ならば技術の進歩により克服できたこともあるでしょう。それでも、経済を優先して環境を破壊する、自らの文化に固執して異文化を排除するといった姿勢は、程度の差こそあれ現代にも見られます。本書で取り上げられた事例は、決して特殊なところの昔話ではなく、重要な教訓を示唆していると思います。
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okaryo
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ひとつの社会の崩壊を、環境被害・気候変動・近隣の敵対集団・友好的な取引相手・環境問題への社会の対応という5つの枠組みから検討する。上巻では現代のモンタナを導入として、イースター島、マヤ、ヴァイキング、グリーンランドなどの過去の社会の生活のあり方やその崩壊の過程を読み解いていく。社会が崩壊に向かう過程はその都度現在の世界が頭をよぎりドキドキする一方で、当時の社会の文化や暮らし方などの解説は文化史としても面白かった。
0255文字
タキモト
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かつては栄えていた地域がなぜ滅んでしまったか、というテーマでさまざまな文明を取り上げる。が、いわゆるxx文明としてよく耳にする文明に対する解説ではなく、いっちゃなんだが、今の我々からすればあまり気にもしないような僻地においての衰退についての内容となっている。そのためか、名著である「銃・病原菌・鉄」に比べると訴求力は弱い。
0255文字
のん
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過去の文明がいかにして滅びていったか、衰退していったかを描く。登場する文明は他の世界から地理的に隔離された地域が多く、人口に対して資源が足りなくなり滅亡していったケースが多い。現在の我々の文明は崩壊とは無縁のようにも思えるが、世界各国が経済的に強く結びついた現在では、我々の生きる地球が外から隔離された大きな一つの文明である。我々の文明も知らぬ間に蝕まれ滅亡に向かっている可能性もあると考えさせられた。
0255文字
まよ
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最近のコロナに振り回されてる世界の状況を見ると、『長期的には社会全体の不利益になることは明らかなのに、短期的な利益に捉われて崩壊を招いてしまった』先人たちの社会の事が、ひとごとには思えなくなってしまった。
0255文字
roughfractus02
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どうすれば文明は崩壊するか?という問いはどうしなければ文明は存続するか?という問いと命題的には裏関係にある。著者は後者の問いを念頭に前者から始め、さらに文明が存続するにはどうすればよいか?という対偶的な問いを読者に突きつける。これら問いを発するためには、人間の日常の時間を超えた長期スパンの思考が必要だが、本書はこの思考を栄枯盛衰の物語でなく、崩壊の5つの条件(環境被害、気候変動、近隣の敵対集団、友好な取引相手、環境問題に対する社会の対応)の充足の度合いで示す。モンタナの恵まれた環境にはその全てが含まれる。
0255文字
ジュール
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過去の崩壊した文明の崩壊の理由を探る。その文明が他の文明から隔離されている例が多いが、現代では地球が一つの塊。過去の関係ない話とは思えない。下巻に続く。
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句点読点
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★★☆☆
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Hiroshi Kawai
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ノルウェー領グリーンランドなどの滅亡を主に地政的な観点から緻密に解析している。しかし、我々の直面している現代の危機とはやや乖離しているかな。そんな意味では、マルクス・ガブリエル、ニーアル・ファーガソンの方がふには落ちる。
0255文字
レイトン
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文明崩壊の原因を、シンプルに5つあげる。文明による環境破壊、気候変動、敵国の侵略、友好国の援助撤退、対応力の欠如の5つだと言う。その後マヤ文明やイースター島などの実例の検証かつづく。どれも、現代に通ずるところあり、ドキドキする。今読んでも、新しい。
0255文字
ゆうき
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人間の果てしない欲望だけが文明を崩壊させるのではない。人間の拡張したい欲望によって結果として環境を破壊し、果てしない富と権力によって文明を破壊させる。
0255文字
James Hayashi
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グリーンランドのノルウェー人、イースター島、マヤなどを見ると現代の日本と通じるものを感じる。ただ衰退するのを待つだけ。少子高齢化、地震などの天災、若者の無気力、中国や南北朝鮮の脅威、漁獲高減少、温暖化で台風被害増大、巨額な負債etc. お!すべて崩壊の5つの要因(p33)に当てはまるでないか?再読。
0255文字
すみけん
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ようやく読了。過去の文明が崩壊していく経緯を緻密な調査と独自の見解で解き明かしていく。PISAにイースター島の章から文章が出題されていたので関心を持った。大作だけに一気読みはできず、章ごとに少しずつ読んでいった。マヤ文明崩壊とグリーンランドのノルウェー人の全滅の話は大河小説のようで、ある意味面白かった。環境破壊と異文化と共存できない人類の愚かさは、現代に通じる。下巻にチャレンジ。
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とらやん
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上巻では、イースター島、太平洋の3島、古代アメリカ南西部のアナサジ族、マヤ、ヴァイキングがたどり着いたグリーンランドなどの繁栄と滅亡を追っていきます。
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やまはるか
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イースター島でモアイ像を作った人たちは、島の自然を破壊し尽くしたとき、太平洋の孤島で逃げる場所も助けを求める相手もいなかったために、巨大な石像を証として滅亡した。石像から滅亡の秘密が明かされる。宇宙の中の地球も逃げる場所も助けを求める相手もいない。著者は地球の未来をイースター島に重ねる。崩壊した文明に共通しているのは、支配者や人々が経済を追求して自ら滅亡に向かう姿だ。上下巻それぞれ400ページを超すこの本を続けて読むのは少し辛い。
0255文字
shikada
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「文明はなぜ滅ぶのか?」との問いに真っ向から答える一冊。過去に繁栄し、しかし滅びた文明(マヤ文明、イースター島、グリーンランドなど)を調査して、その滅んだ原因を説明する。主な原因は環境被害、気候変動、敵対集団など。本書で取り上げられた文明は、決して愚かな原始人の集まりだから滅んだわけじゃない。知性を持って必死に生活し、それでも滅んでいった。現代は技術が進歩しているから、過去の事例をそのまま適用できるわけではないけれど、現代にも通じる普遍的な問題を扱っていると感じる。
shikada

考古学の力ってすごい。1000年前の孤島で住んでいた人の食事や家や戦争や道具がどんなものだったか、かなりの部分を正確に解明することができている。考古学なしには、本書のような論文は成り立たない。考古学の手法も興味深い。花粉、樹木の年輪、貝塚、ネズミの巣など、意外な証拠をもとに、どの年代になにがあったかを突き止める。

01/29 22:15
shikada

・「銃・病原菌・鉄」は、各大陸ごとの発展の速さの違いが生まれた原因をテーマにしていた。本書は、発展ではなく崩壊に焦点をあてている。 ・「今日のわたしたちが鬱蒼たる樹林に覆われたマヤ文明の諸都市の古跡を眺めるように、いつか後世の旅人が、ニューヨークの摩天楼の朽ちゆく巨姿に見とれる日が来るのだろうか?」 ・本書で分析される文明の崩壊は、案外、もっとミクロなコミュニティの崩壊にも適用できるのでは、と感じた。現代日本の限界集落とか。

01/29 22:16
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