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掌の中の小鳥 (創元推理文庫) (創元推理文庫 M か 3-3)

感想・レビュー
370

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masaru
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1995年頃の連作短編。 文章がねちっこくてクドイ感じで読みづらく疲れた。
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pao
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★★★☆☆ 日常の謎系ミステリと恋愛小説が融合した連作短編集。〈エッグ・スタンド〉というバーでカクテルを飲みながら繰り広げられる小さな事件の謎解き。読んでいてほんわか優しい気持ちになれる。白井作品で壊れた脳細胞も浄化されていくわ(笑)お気に入りは「自転車泥棒」で、自分の自転車を盗んだ泥棒を見つけて捕まえたが、その自転車は自分の物じゃなかった…?意外なラストには驚きの一言!
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みつ
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再読。初読の時のワクワク感が蘇る。とりわけ、そこまでは名前を出していないヒロインの名を推理する『桜月夜』は、季節と舞台が相まって、回想を差し挟む手の込んだ構造に二人の出会いが鮮やかに描かれる。別の短編で人物が再登場して物語が重層的になり、回想される時点も様々であるため安易に読みとばすことを許さないが、ミステリの枠にとどまらない(そもそも謎が提示されるのは、いずれも物語がかなり進んでから)充実感がある。主人公の推理の冴えもさることながら、ヒロインにとどまらず女性たちが彼を翻弄しているのも読んでいて楽しい。
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えむむ
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つながりのある短編集。最後もうひとひねりあるかと思ってたので、ちょっと拍子抜け。年代が少し古い小説のせいもあるかも。
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mirohi
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先日読んだアンソロジーをきっかけに十数年振りの再読です。当時は圭介も紗英も泉さんも魅力的な人だと思った記憶がありますが、今は…頭良すぎて隙がなさそうという感じです。
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真名
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ネタバレ蔵書整理で発掘、2003年2/28付4刷なので、ほぼ20年ぶりの再読。全然内容を覚えていない日常の謎系推理小説ほど時代を感じる作品はないなあ。叙述トリックが多用されているので、感想が全てネタバレになってしまいそう。/敢えてふんわり言及するとすれば、作品の初出が1993年~1995年なので、まだバブル経済の名残を感じる洒脱な描写が目立つし、キャラの性格もしかり。ただ、作者が一女性として感じていたであろう閉塞感は切実で、そこだけはリアルに【現在】に繋がっていると思った。好悪が別れそうなヒロイン、私は好きだ。
真名

短編それぞれのトリックは令和でも通用するかなと思うけれど、作品が書かれた時代に通底する社会の思想や雰囲気、常識を想定できない(=令和の感覚で読んでしまう)と、とても読みづらいかもしれない。この本においては、起きた事件の動機付けに必然を感じられるか?という推理小説の根幹に関わってくるので、普遍性て難しいなと改めて感じた次第です。

03/05 17:53
0255文字
大坪
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★★☆☆☆ いわゆる日常の謎系ミステリーで、読む人を選ぶのではないかと思います。
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ソラ
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【整理・再読】
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coco夏ko10角
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エッグ・スタンドというバーを訪れる人たち、日常ミステリー短編集。初出が90年代前半ということであちこちに時代を。話は『自転車泥棒』がよかった。他はセリフまわしとか謎の流れとかちょっとくどく感じてしまって。
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はこぶね
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大好きな加納朋子さんだけど本作は微妙というか、読む時期が遅すぎた。刊行が20年以上、初出は30年近く前という。 出てくるトリックが別の作家さんが似たような話を書いてるのをいくつか知っているために(おそらくはそういった作家さんが加納さんや先人たちのミステリーに影響されたんだろうけど)、なんか見たことある謎だなと思ってしまった。あとはみんな察しがよすぎる。みんなエスパーなのレベル。とはいえ自転車泥棒の話はできるだけみんなに迷惑をかけないようにと頑張った学生さんグッジョブと思える良い話だった。
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さんどぱん
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ネタバレミステリーにどうしても驚きを求めてしまうので、全編そうだろうな、と思った通りでちょっと物足りなさを感じてしまった。自転車泥棒は伏線も回収しつつ驚きもあったので好きな部類。 加納朋子、ミステリーとしてはあんまり私に合わないけどこの日常感と、展開はえぐいものもありながら優しい文体は時折読みたくなる。
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還暦院erk
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図書館本。全忘却してたのでトリックも含め新鮮に驚きつつ普通に面白がって読了。解説は盛大なネタバレ含むから先に読まない方が良いかも。p79:「ねえ、ボクを誘拐してくんない?」砂漠の真ん中で、飛行士に羊の絵を描いてくれとせがんだ星の王子様そっくりの無邪気さで、少年はもう一度繰り返した。←この下り、好き。何気ないシーンだけど言ってることが不穏で。
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さてさて
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『あなたがどんな人間なのか、決めるのはあなた自身なのよ』という考え方を導き出していく紗英。どこか不思議感のある紗英と抜群の推理を発揮していく圭介の深まっていく関係。各短編の謎解きの面白さと、紗英と圭介の恋の行方、そして舞台となるバー『EGG STAND』に流れるゆったりとした独特な空気感が魅力のこの作品。どこまでも優しい加納さんの眼差しをそこかしこに感じるこの作品。それは「ななつのこ」をベースに、ちょっと大人の味を入れてシェイクした、優しい感情の中に爽やかな味わいを残すカクテルのような、そんな作品でした。
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秀玉
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加納さんの作品はたくさん読みました。この作品、なんか読んだことがあるような出だし。短編連作でシーン1、2、3と続くが、交互に視点が変わる。1、2は良いとして3になっていきなり登場人物が変わり、あれ~と、私の気持ちはトーンダウン。しかも不倫内容、主人公は3番目の女性らしい、この女性は言う「わたしからは終わりに出来ない」と。私は女性作家さんが女性を描く作品は好きですが、女性作家さんが描く不倫は日常の感じで描かれており、なお好きではありません。(愛、恋にいろいろあると思いますが)と言うところで読了しました。
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tengen
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つまらない偶然とちょっとした作為で出会った二人。 冬城圭介と穂村紗英。 このカップルの繋がりがちょっとした謎を交えながら深まってゆく。 ☆彡 掌の中の小鳥/桜月夜/自転車泥棒/できない相談/エッグ・スタンド
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ねぎ
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なかなか手の込んだミステリ要素も面白く、⁡それを安楽椅子に座りながらにして鋭く⁡解明していく様は満足感がある。が、出てくる人が皆、あまりにも勘が鋭すぎて⁡油断ならない感じが疲れるというのもある。「不思議でしょー?」「不思議だねー」ぐらいで⁡終わらせるつもりの話題だったのに、いきなり⁡本気の推理で現実的に解決されて萎えちゃう感じ?⁡一筋縄ではいかない不思議な謎ばかりで、誰も⁡死んでないのに読み応えのある推理だった!と、⁡なんか知らんけど全体的にしゃらくせぇ!が⁡私の中でせめぎ合っておりますw
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noribei
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2話 桜。3話 ヒマワリ。4話 ススキ ガマの穂。5話 梅。季節ごとの風景描写とともに感じられる主人公の醒めたとも言える感覚が絶妙。
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たるき( ´ ▽ ` )ノ
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再読。かなり前に読んだのに、謎の答えをけっこう覚えていた。印象的だったのかな?加納朋子さんの本は一時期かなりハマったな♪ミモザが飲みたくなった!
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ひかぴか☆
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謎解き部分がちょっと強引かな。紗英は魅力的。
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Moo
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加納朋子さんの本を読むのは初めて。母が昔はまっていて読んで納得。コージーミステリーではじめに不思議な状況の説明をひと通りしてから謎解きが始まる。こういうミステリーが最近好きなので当たりでした。文章も情景描写が丁寧でおしゃれ。憎めないキャラばかりだけどミステリはしっかりどちらかと言うと重めな感じ。母はかなり売ってしまったみたいで本は売るもんじゃないって改めて。
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pio
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評価が高い「ななつのこ」が私には駄目だったので、これまた評価の高いこの作品はどうかな、と思って読んだのですが、やっぱり駄目でした。どうも私はこういう感じのは苦手みたいです。ネガティブな感想でごめんなさいという気持ちですが、本筋からいきなり脇道に逸れる文章が多くて苛つきました。少し大袈裟ですが、話題からちょくちょく外れる取り留めのないお喋りを聴いているみたいです。女性のしたたかさを強調するような部分が多いのも嫌でした。
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S_J
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ネタバレ20年も前に書かれたからなのか、どうも昭和の香りがする考え方が引っ掛かって、最後までずっと腑に落ちない感。男だから、女なのに、そんな話ばかりだった気がする。謎解きの内容もだけど、登場人物の言動にイライラ、もやもやした。
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達ちゃん
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ほっこりミステリーという感じでしょうか。ほんわかと読了です。
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ちょこ
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日常の謎を描いた連作短編集。ヒロインは紗英だけど私は泉さんのが好きかな。最後に泉さんの出番が多くてよかった。まだまだ若かった頃の加納さんの作品だがここからより洗練されて今に至ってるんだなあと感じる。
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ベッシー
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なんとなく本棚に置いたまま後回しにしてしまっていた。もっと早く読めばよかった。久しぶりに良い本に出会った。主人公もヒロインもすきだ。
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ミャロ
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大人の青春を描いた日常の謎。伏線回収と人の内面が綺麗に書かれている。短編の連作で有りながら一つの物語として読めてしまう。
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A3
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ネタバレKindleにて再読。エッグスタンドにいってみたくなるな。
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こまち
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おどろおどろしくなく、微笑ましくさえあるミステリー小説。 作中に出てくるバー『エッグスタンド』の由来が素敵。
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tjZero
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つき合い始めのカップル、圭介と紗英は出逢いの場でもあるカクテルバーで、日常の謎を解くための推理をめぐらす…。その店名は”エッグスタンド”。立たないはずの卵を立たせてしまうスタンドのように、解けないはずの難題を解いてしまう推理が生まれる不思議なバー。ふたりにとっての”エッグスタンド”が、読者にとってのこの作品。店主の泉さんは、作者の加納さんの分身に違いない。
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曖昧模糊の蒙昧無知
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とても心満たされる小説でした。2人の恋愛という軸に沿って展開されるミステリとしては一番好きかもしれません。登場人物がみんなよいです。
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tomato
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短編が繋がっていくの好き。武史と泉さんが良かった。
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swingswimmer
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「日常の謎」を扱った連作短編集。ヒロインの紗英が男勝りな小学生時代から葛藤を経て「自分の着たい服を着る」「自分の信念を貫く」形で自己を肯定・表現できるようになる過程や、「自立した女性」としてのひとつの到達点である泉さんをはじめとした様々な女性との対比が面白く、「日常の謎」を通して社会における女性の在り方を問う構図も北村薫作品を踏襲していると感じた。都会の生活を鮮やかに描いた比喩も瀟洒で印象に残った。それだけに、「男性は論理的/女性は感覚的」といったステレオタイプな分類が最後に現れるのは少し残念だった。
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ミリ子
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★★★☆☆ 日常ミステリーの短編集。加納氏の作品が好きでいろいろ読んでいるが、これはだいぶ前の作品だったらしく、まだいまいちだな、と言う感想だ。登場人物に魅力が感じられず、なぞとトリックに終始していて、「ウミガメのスープ」のようななぞなぞ本を読んでいる感じだった。トリック自体も自分では解けないような難しいものもあったが、ちょっと現実離れしすぎていて、トリックを知る楽しみもそれほどではなかった。ミステリーと登場人物の魅力が融合していく後期作品の方がやはりよい。
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sweet november
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私にとっては、何故か少し読みにくい小説だった。回りくどいというか何というか。 お好きな方、ごめんなさい。
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そらまめ
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再読。日常の謎の連続短編小説。ヒロインはもちろんだが小説内に登場する女性たちが素敵だ。時にしたたかに賢く、可愛らしく、力強く生きている姿がまぶしい。「自転車泥棒」が特に好きでした。
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晴天
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☆☆☆☆
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ハシモ
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日常系ミステリーを久しぶりに読みました
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ももんが
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本作及び著者はいい評が多かったので初めて読みました。 日常のミステリというジャンルは好きで、よく読みますが・・・この作品の登場人物の振る舞いや台詞、文体は、それをお洒落という人は多いと思いますが、私にはくどくて気障で残念ながら好きになれなかった。一気に読むと胸焼けするのでぽつぽつと読んでいました。
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OHモリ
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●ちょっと屈折した傷を持つカップルが主人公で、女主人のいるエッグスタンドという店も絡んだ日常の謎小説。恋愛小説ではないけどちょっとそれっぽい?加納朋子テイストだろうか。 〇「掌の中の小鳥は死んでいるか、生きているか?」 ●地味なタイトルも何とかすればいいのにと思ったが、ラストまで読めばやっぱこれしかなかったのかなと納得させられた。 ●表紙の絵、卵の中で羽を閉じて丸まっている小鳥中心に青空や花や飛んでいる小鳥が絵画的に描かれている絵、これは第1話で出て来た「容子」の描いた絵をモチーフにしたもの?⇒つづく
OHモリ

⇒つづき●で感想はというと、正直なとことろイマイチだ。自分にとっては、作家「加納朋子」を知る作品としては意味があったと思うが、楽しむ作品としては物足りなかった。もしも、この作品やこれ以前の作品が初読みだったらファンにはならなかっただろうなと思う。ちなみに初読みは「カーテンコール」でハマるきっかけになったのは「七人の敵がいる」だ。ブルドーザー陽子最高!でもたぶん加納さんが本当に書きたいと思っているのは、どちらかというと「ななつのこ」からこの小説まで続いているロマンチックな日常の謎的作品なんだろうなとも思う。

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