形式:文庫
出版社:講談社
形式:単行本
形式:Kindle版
達が愛しい。親孝行で背伸びしてて、いじらしいったらありゃしない。本シリーズ1話目で登場した勝次、おけいの2人が、仲睦まじい平凡な夫婦として時折顔を出すのも嬉しい。「赤ん坊が始終むずかって、おけいは立ったり坐ったりしていたし、勝次は、干物となまりときゅうりの酢のものに味噌汁という夕飯を『お粗末だ』と恥ずかしがっていたが、おはんは、ひさしぶりにうまい夕飯を食べたような気がした。」(220頁)
残念なことに作者の北原亞以子氏がお亡くなりになってしまった☆次作の単行本が発売され、『慶次郎縁側日記』も次いで単行本化された☆大切に読み継いでいきたいと思う☆
屋シリーズはおそらくこれが最後だろう。長生きして執筆を続けて欲しかったのに、と今でも残念に思う。
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