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澪つくし 深川澪通り木戸番小屋 (講談社文庫)

感想・レビュー
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おか
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本当にお久しぶりのお捨さんと笑兵衛さん 会えて嬉しい。いつもながらの北原さん特有の繊細な言い回しを 堪能し、男と女の愛憎を見事に解決していく手腕は流石です❣ 今作は二人の始まりにも言及していた。もうしばらくこの世界に浸っていたくとも ついつい先を急いで読んでしまった。木戸番小屋シリーズの最後の一冊にいくとしますか、、、
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ソババッケ
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ネタバレシリーズ5作目。8つの連作。お捨と笑兵衛のような夫婦など存在するわけがないと思いながらもついつい手を出してしまう。何を心の支えに生きているのか。そんなことはどうでもいい。作者は読者の心の癒しの対象を設定しているだけなのだから。それにしてもこの夫婦、問題を抱える男女に絶妙のタイミングで働きかける。しかも接する姿勢がごく自然。決して正面から近づくことなく、進行方向の斜め後ろから、偶然に出会ったかのように振る舞えること。各物語も、ほんの少し登場人物の心の置き所が変わっただけという不思議な終り方をする。★3.4
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tengen
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シリーズ5。おゆうはやけどをおわせた彦太郎を許せるのか☆我儘な義父が居着いておちせは苦しむ☆若い頃に掛け違ったお才と雄之介☆中島町に舞い戻ったおときだが、素直に泣き言が言えずに苦悩する☆夫が亡くなり、おるいはかつて家出した息子を探しに江戸へ出る☆おはんは老いを感じながら虚しく針仕事で生計を立てる☆評判の嘉一がある日を境に母のおくにに暴力を振るうようになった☆仲良しが散りじりになりお俊は私だけが取り残されたと思いを募らせる。☆彡いま、ひとたびの/花柊/澪つくし/下り闇/ぐず豆腐/食べくらべ/初霜/ほころび
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しおり
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江戸は深川澪通りの木戸番小屋に住む笑兵衛とお捨夫婦の醸し出すふんわりとした雰囲気。江戸で生きていくには男も女も色々ある、が夫婦が優しく包み込むと心が癒える。そんなやんわりとした物語だった。お節介な隣近所の江戸人情もアクセントとなって良かった。
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カラテboy
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図書館本 ★★★★☆ だれもかれも優しい内容だった。この時代、みんなこんな風に暮らせたらうまくいくかもしれない
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さく
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優しい気持ちになる一冊。誰かの手を優しく包み込む、人とつながることを恐れない。そんな人になれたらいいのに。
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ぶんぶん
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相変わらず良い味を出している。 木戸番小屋シリーズも早五作目、笑兵衛、お捨の人となりもすっかり頭に入った。 日常で生きていくのが嫌になる、そんな日もあるよね。 そこにすっと寄り添う笑兵衛夫妻、出来る事と出来ない事がある、出来るだけ穏やかに・・・そんな日常も、ありだなぁと思う。 北原亜以子、深く思いやりのある女性かと思う。 そんな北原さんが亡くなっているのを、やっと気が付いた。 ああ、もういなかったんだ、惜別の念が心によぎる。 良い話をもう少し書いて欲しかったな。 一話、一話が心に沁みる連作短編集です。
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はなちゃん
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北原亞以子さんのお話は必ずしもめでたしめでたしではないけれど、だからこそ現実があり救いもある。人生どうしようもないことがあるけれど、そんな中での救いがきちんと描かれている。飽きない。
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さらちゃん
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なんか、ひねくれもんの愚痴物語っぽくなってきた。それを丸く治める木戸番夫婦。 次読むかどうか、悩む。 星二つ
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りつこ
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とある夫婦の温かさで、胸のほころびの端がそっと綴じられていく、そんなお話。
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ゆきまる
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人の世はうまくいかないことも多く、また気持ちのすれ違いもある。お捨さんはやさしいなあ。
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ryo2
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現代にも笑兵衛やお捨はいると思いたい。でも一人で生きていく覚悟も大事。今度深川中島町に出かけてみようかな!
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ShogoHirara
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相変わらずいいシリーズだ。人間ってこうやって生きてるよなぁ〜と思わせてくれる本。
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zuccalove
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ほのぼのといかず、切なさに涙が出そう。みんながみんな幸せになれるとは限らない。片意地を張らず素直に生きたいものです。
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キーにゃん@絶対ガラケー主義宣言
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実は「慶次郎」よりこっちのシリーズが好き。で4作目を入手できずに我慢していたが、耐えきれずに。やっぱりほっとするなぁ。二人の過去がやっと明らかに!!早く「夜の明けるまで」を見つけねば。
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ジグゾウファン
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ネタバレ笑兵衛さんは元関東雄藩の武士、お捨さんは藩から借金を申し込まれるような大商家の伯父夫婦が養い親、でした。ラストたからものを先に読んでいたのでこれでシリーズ終わりです。当時の暮らし、特に女性の生き方がいろいろ有り、生まれついた身分制度や女性の権利などまるでない、がんじがらめの生活を強いられていたと思っていたが、割と自由に生きていたのだなと思った次第。
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シルク
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間違えて2、3、4巻すっ飛ばして読んでしまった(汗)けど相変わらずの笑兵衛さんお捨さんがちゃんとそこにいてくれてて、ホッとする。なんとなく「いや〜、間違えて5巻買ってしまいました」と言って頭ポリポリ自分が入って行ったとしても、「あら、まあ…とりあえずひと休みしましょ。どうぞ座って。勝次さんの持って来てくだすったお饅頭もありますのよ、ほら。いかが」とか言われそうな気がする。そしてご近所の新しい住人を教えてもらえそう。…すっ飛ばした巻のどれかに話が入っているのだと思うが、豆腐屋の金兵衛さん家の母のない兄弟
シルク

達が愛しい。親孝行で背伸びしてて、いじらしいったらありゃしない。本シリーズ1話目で登場した勝次、おけいの2人が、仲睦まじい平凡な夫婦として時折顔を出すのも嬉しい。「赤ん坊が始終むずかって、おけいは立ったり坐ったりしていたし、勝次は、干物となまりときゅうりの酢のものに味噌汁という夕飯を『お粗末だ』と恥ずかしがっていたが、おはんは、ひさしぶりにうまい夕飯を食べたような気がした。」(220頁)

10/03 04:43
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支祇
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この方独特の味があってよいですね。いろいろと勉強にもなります。
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mikipon
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お馴染の登場人物もいるけど、毎回別の人が主人公。なので、暇をみて気軽に読める反面もうちょっとその後が知りたいなぁとか、もうちょっと他の話でも顔を出して緩やかに繋がっていればいいなぁとか思ったりもする。このあっさりとした終わり方が良いところでもあるんだろうけど・・・お捨と笑兵衛は、いつも変わらずにそこにいるというのが、住民にも読者にも安心感をあたえてくれるようだ。
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ぺしみち
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面白い
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大和桜289
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お捨てさんと笑兵衛さんの温かなまなざしが心にしみるシリーズ第五作。TVドラマ化されたとき主人公は池上季実子さんと神田正輝さんのお二人だった由。ふっくらと太り色艶美しく上品だが転げるように笑うお捨てさんの笑顔を思うと少しイメージが違うかな。まぁドラマ見ていたわけでもないので僕のイメージを膨らませていくのが一番。p249以降に二人の運命的な京都での出会いと駆け落ちをして江戸へ下った経緯の記載があり、そのような苦難を経たうえでの深川澪通りの二人の心ばえがなお一層味わい深い。人の想いは昔も今も変わらないようだ。
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タテヨコ
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料理人の話の本かな?と思ったんだけど間違えたようだ。 これはこれでいい話。木戸番小屋のおかみさんがステキで、こんな包み込むようなおっかさんになりたいなーと思った。 まだ、恋も知らないような若い娘さんがよくわからないままに結婚する話が印象に残った。
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noconoco
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木戸番小屋5作目。お捨てさんと笑兵衛さんの周りには相変わらず沢山の人が集まってくる。この夫婦はそこにいてくれるだけでいいのだろう。自分を気にかけてくれている、そう感じられるだけで人は生きていけるのかもしれない。「ほころび」のラスト、胸をそっと押さえるお俊の姿にそう感じた。
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doya_book
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江戸の庶民の日常生活で起きた、事件とも言えない情景を描いていて、何となくほんわかしてきます。でも、少し物足りましかな。時間をおいてシリーズを読み続けるつもりです。
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FrozenSky
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単行本で読了済。あれっ?あんまり覚えてないな〜(;>_<;)笑さんとお捨はあいかわらずですが、8編の短篇集だけど、短編か?っていうくらい濃いですね(^ー^)一度読んでるからとあと回しにして、ちょっと時間かかってしまった(-_-#)
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☆ 緑   茶   桜 ☆
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深川の木戸番小屋に住むお捨・笑兵衛夫婦の周りで起こる些細な日常を描いていく☆前作が出てからどのくらい待ったことか…☆お捨の転げるように笑うふくよかな笑顔に皆が救われていく☆決して最終的な解決に至ってはいないのだけれど、もうすぐそこに穏やかな日常が戻ることを想像することができる☆本当に穏やかなどこにでもある日常を、何とも言えない人を包み込むようなお捨ての所作と笑兵衛の無口ではあるが思慮深い判断力により皆が少しずつ優しく少しだけ強くなっていく☆読んでいるこちらも優しくあたたかくなれる人情味溢れるシリーズ☆
☆ 緑   茶   桜 ☆

残念なことに作者の北原亞以子氏がお亡くなりになってしまった☆次作の単行本が発売され、『慶次郎縁側日記』も次いで単行本化された☆大切に読み継いでいきたいと思う☆

11/10 10:33
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Kazz-A
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★★★★  大団円を迎える訳ではない。解決の糸口が見えたところで物語は終わる。その後どうなるか、は読者の想像に委ねられる。 北原亞以子の小説はいつもそんな風にこちらに問いかけて来る。  考える迄も無く、人々は小さな出来事や稀に大きな事件に遭遇して。それが決着したからといって、明日はまた来るのだ。当たり前過ぎるその日常を繋ぎ合わせた物語が北原亞以子の世界である。  大きな感動は無い。ただふと心に沁みてくるような幾つかのエピソードを今回も堪能した。慶次郎シリーズはまだ文庫化してない作品があるはずだが、木戸番小
Kazz-A

屋シリーズはおそらくこれが最後だろう。長生きして執筆を続けて欲しかったのに、と今でも残念に思う。

09/24 23:59
0255文字
ayu
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澪つくし 深川澪通り木戸番小屋 (講談社文庫)評価55感想・レビュー31