形式:単行本
出版社:講談社
形式:文庫
形式:新書
形式:Kindle版
大好きなことを仕事に出来たら、どんなにいいだろう。 みなさんの中にも、そんな憧れを抱いている人がきっといると思います。 私も、そんなひとりでした。 子どもの頃から、たくさんの物語を夢中で読んできました。いつかこんな物語を、自分でも描けるようになりたい。どうしたらそれが出来るようになるのかもわからないまま、手探りで道を探していたのです。(本文「はじめに」より) 物語は、いずこから生まれるのか。『獣の奏者』、「守り人」シリーズなど、ベストセラーを生みつづける作家・上橋菜穂子が、原体験となった祖母の昔話から、自作の誕生秘話までを語る。読むことの喜び、書くことの喜び、そして生きることの喜びを教えてくれる一冊。
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【「わたし的には」の罠】<何かを「守ること」は、いかにもいいことのように称賛されます。反対に「あきらめること」「捨てること」は批判の対象にされがちですが、はたしてそうでしょうか/「わたし的には」という言葉が流行っていますが、私は、あの言葉がとても気になります。「わたし的には」という言葉が意味しているのは、つまり「わたしの考えていることは、あなたの考えていることとは違うと思いますが」と、先回りして前置きしているわけです。言葉のあたりが柔らかいせいで相手に対する配慮のような感じがするけれど、実のところは>、⇒
<「わたしはわたし」「あなたはあなた」と、あらかじめ一線を引いて、自分と他者を切り離そうとしている、ということでもある。それをあらかじめ言われてしまうと、返す言葉も限定されてしまいます。「わたし的には」と口にするとき、人は、おそらく他者からの否定も、肯定も、求めていないのでしょう。違いを認めたうえで、お互いをわかり合おうとする意図もあるのかもしれませんが、でも、自分が人と違っていることで傷つきたくないので、違いがあるのだからかまわないでほしい、放っておいてほしいと、あらかじめ距離をとってしまう>。確かに…
鹿の王も獣の奏者も面白いよ♪
二作は読みました~。本当に面白いですよね!本の世界にどっぷり漬かれる感じが大好きです。
鹿の王の人ですよね!その他の作品調べた事なかったので、参考になります!
はじめまして!私もこの本からサトクリフを読み、ハマりました。随所に上橋菜穂子さんの作風に重なるところがあり、鳥肌ものでした。物語が動くまではとっつきにくいんですが、、でも、オススメですよ。
巻末の上橋さんが読んだブックリストに、私のバイブル、次郎物語が入っていて舞い上がっちゃった。有名な割に読んでる人少ないイメージ(苦笑)なので。
それと、やはり遠野物語は読みたいと思うのですが、原文は頭に内容が入ってこないので、現代語訳を手に入れようと思うの…に、選べない。種類出すぎですよね…。
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