english teaさん、この経はギャーテー・ギャーテーより前の部分はまじないがいかに効き目があるかという、薬で言えば薬効説明書とみることができると思います、つまり、否定しているのはお釈迦様が説いた薬は効かないよ、という事を「空なり」と言っているわけです。 その上で、この「ギャーテー・ギャーテー」をお勧めします、と言っているんだと思います。 祖いて最後の方で、お釈迦さまも「ギャーテー・ギャーテー」は効くよ、と後追いで認めた。 ということではないでしょうか。
つまり般若心経は、実体、薬そのもののである上記マントラ、とその取説で構成されている、というわけだ。 こんなことを言って、ご本尊のゴータマ・シッダールタは怒って、「お前は破門だ!」ってことにはならなかったのでしょうか? ご心配なく、大般若心経のほうにはここの所がちゃんと書いてあって、「それまで瞑想していた釈迦は、目を覚まし「その通り、観音様が言った事は全く正しい」と、お墨付きを与えた、と書いてある。
それにしても仏教が日本に入って来た時に、玄奘三蔵法師が孫悟空たちと苦労して中国に持ち帰り、中国語訳をしたこの経典を見てさぞびっくりした事だろう。 しかし、最終的には、この新説(大乗仏教)を受け入れている。 だから日本の宗派のほとんどが、仏陀の名前を唱えるのではなく「南無阿弥陀仏、ナンマイダー」などと、阿弥陀様の名前を唱えるのか。 日本の仏教宗派の大部分が現在もこのマントラを有効として唱えているのだから。
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